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二日目の夜-1

掲示板を見終わってから私はさらに米と肉を口の中に次々といれていくのだった。すると食べ終わる頃には当然のように口の周りがかなりギタギタにテカっていく。…………が、私はタオルを取り出してから、それを『清水の水差し』からでる水で湿らせて一気に拭うのだった。


そのタオルにはベッタリと肉の脂などで汚れが付くが、ウエストポーチに入れるとすぐに清潔な物となって出てくる為、このまま淑女らしく上品に食べるというレベルまで行かなくても文句は言われないだろうと思うのだった。


「……………………な~んか、面倒な事になりそうだったから掲示板から退散して正解だったかな。それに肉も食い終わったし……………って、ランタンはなぜ私をそんな目で見ているんだ?」

「………………いえ、マスターは女性らしくないですから正直女性用の服を着たことがあるのでしょうかというのと私はどの服装で寝れば良いかと言う事とそもそも私は眠って良いとかと考えていただけです!!け、けけけけ決してマスターが非難されているのを見てその人達にマスターの素晴らしさを教えそれでも分からない奴には裁きの鉄槌を与えてみようかなぁ~とか思ってませんから!!」

「………………まぁ、ネグリジェは1つしかないしなぁ………まぁ、今回はランタンに譲るよ。私はこの制服のまま寝るから。少なくともこの制服は寝やすい構造だしね。……………最悪下着にタオル1枚でも私は寝られるし。」


一人暮らし開始当初は洗濯と乾燥の時間配分をミスる事が多く着る物が無かったのでそうしたという事も良くあることだったのだが…………。


「いえそれは駄目ですというかマスターを差し置いてネグリジェを使わせて貰うのはどうかと思うというか、ととととととにかく私はこのままで寝ても構いませんしマスターを全裸にする位なら私が下着になってね………ま…………む、むむむむむむりです私は裸族ではありませんし!!」

「…………………仕方ないからもう一回ガチャ回そうか……………。パジャマでそうな奴で………………これがいいかな。『初回限定寝間着五連ガチャ』。」

「ぴ、ピンポイントすぎませんかまぁマスターならご都合主義でも強運も持っていそうですからなんの心配もいらないのですけど合法なスキルですしねそれというかそれが無ければ私はマスターの元に現れることが出来なかったので何の文句も言いませんよ。」


ランタンはピンポイントというが、このガチャはグラボー及びグラガルの中でも高評価だったガチャだ。このガチャは一応はプレミアムガチャとなっているが、初回限定で無料で五連ガチャとして回す事ができる、コスチューム違いのキャラ達が出てくるガチャなのだ。


……………まぁ、初回無料の時には流石に自重しているのか、レア以上スーパーレア以下までしか出ないという設定になっている。まぁ、そのおかげで私達は間違ってキャラが手に入りましたという事が起きずにパジャマを手に入れることが出来るのだけどね………。



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