ミアッペ山脈-2
『ミアッペ山脈』で一番最初に出会ったモンスターは、『ミアッペラピッド』の群れだった。……………………ざっと20匹くらいの……だ。いや、それなりに詳しい報告が書かれているから沢山出てくるとは思っていたけどさ……………いきなりこの量は………まぁ、やれることはやっておこうと思う。
「…………職業を『居合い斬り師』に変えて…………どりゃぁぁぁぁ!」
最初は早速『殺戮魔法』を使ってみようとは思ったのだけど、雑魚モンスター相手には流石に『殺戮魔法』の試し撃ちには向いていないだろうと考えた私は、職業の変更がどれだけ影響するかを試してみた。………………その結果が、『ミアッペラピッド』20匹の群れの首が全て飛ぶというスプラッタになったのだった。
『スキル『抜刀術』のレベルが5に上がりました』
『職業・居合い斬り師のレベルが5に上がりました。特典としてスキル『瞬歩』を入手しました』
『スキル『解剖』のレベルが5に上がりました』
『討伐モンスターが10匹を超えた為、スキル『…ガチャ』に新機能が搭載されました。』
『称号『ラピッドキラー』を入手しました。特典として職業『スプラピッド』を入手しました。』
『称号『二十体斬り』を入手しました。特典として隠しステータスの敏捷が少し上がりました。』
………………………毎回思うのは、これ一回一回の戦闘でここまで流れる物なのか?という物である。……………まぁ、種族レベルは流石に上がらなかったから問題は無いけどさ…………と思いながら私は『解剖』を利用して『ミアッペラピッド』の能力を確認しておく。ここがダンジョンの為か個体差なんて無く、殆ど同じレベルなので一匹だけなんだけどね。
ミアッペラピッド 0(♂) 獣
・種族レベル Lv.8
・所持スキル 4個 『跳躍・5』『蹴術・2』『突進・2』『持久力・4』
・状態異常 死亡
ミアッペラピッドの毛玉尻尾
・価値 0G
・ラピッド系の討伐部位。血で赤く染まっていなければ耳かきの反対側に着いている毛玉として加工される。
ミアッペラピッドの耳
・価値 300G
・『ミアッペラピッド』のスタミナを上げる源になっている為か、持久力を僅かに高める効果のあるアクセサリーとして加工される。
ミアッペラピッドの皮
・価値 300G
・柔軟性がゴム並みにあるためか、色々な防具の補填に使われる事が多い。これ単体で鎧を作るには何十匹も倒さなければならない事となっている。
ミアッペラピッドの肉
・価値 800G
・野山を駆け回る事で締まりの効いた食べ応えのある肉となっている。唯一の短所は少々筋っぽさがあるところである。
……………………………『解体』し終えた後に私はこのガチャの新機能を試してみることになった。…………………まぁ、この新機能はグラボーでもグラガルでも同じように存在していたらしく、私はその機能を使うためにスマホを取り出したのだった。




