ミアッペ山脈-1
とりあえず周りに何もいない事を確認してから、私は受付嬢から渡されたミアッペ山脈に出るモンスターの種類を確認した。…………………書かれていたのは全部で20種類だが、これは山脈という特性上、ダンジョン全ての50分の1も回っていない冒険者達の持ってきた素材から分かった物らしい。
………………………まぁ、普通に考えれば重たい鎧を装備した戦士や軽装備過ぎて逆に別のことに体力を奪われていくシーフに加え、山中での狩りには向いているが冒険には向いていない狩人のパーティーなら1つ目の山すら越えるのは難しいよなぁ…………と思う。強さとかじゃ無くて装備の問題だったのだろうけどね………。
………………しかし、そんな狭い範囲でモンスターの種類が20種類を超えるという事は当然モンスターの密度が高いのだろう。『探知』を使えば山の中に満員電車並に詰まったモンスター達がいる事が分かるという程の恐ろしさがあるのもそのせいだと思いたい。
それで、この『ミアッペ山脈』に出てくるモンスターは以下の通りだ。一応見た目や特徴などの簡単な情報も入っているモンスターもいるが、それでも『鑑定』持ちで無くても分かるリストという事がコンセプトなのだろう。この世界には『鑑定』持ちがとても少ないし。
『ミアッペラピッド』 危険度 低
・普通のラピッドに見えるが、山脈を楽々登り切るほどのスタミナがある。その肉は少々筋っぽい。
『ミアッペバンクル』 危険度 中
・『ミアッペラピッド』の上位種。蹴りがかなり強化されており、低ランクの武器だと破損する可能性もある。
『ミアッペカーバンクル』 危険度 高
・『ミアッペバンクル』の変異種。格闘系のスキルを全て捨てて、統率力と魔法を覚えた。『ミアッペラピッド』や『ミアッペバンクル』を囮に大魔法を放つパターンが多い。
『ミアッペバット』 危険度 低
・群れとなって襲ってくる。量が多くて厄介だが、討伐部位の羽は漢方の材料になるらしい。効果は貧血予防。
『ウルフ』 危険度 低
・低レベルダンジョンにいる『ウルフ』よりもステータスが高いだけの普通の『ウルフ』。
『バジクー』 危険度 低
・リンゴに擬態した蟻地獄の魔物。核だけ破壊すれば砂まみれのリンゴが手に入る。砂つきの場合のリンゴはかなり不味い。
『ミアッペハムスター』 危険度 中
『ミミック』 危険度 中
『ミアッペゼリム』 危険度 中
『ゴブリンクラブ』 危険度 中
『ミアッペスコーピオン』 危険度 中
『ミアッペゴースト』 危険度 中
『ミアッペキャタピン』 危険度 小
『ミアッペバタフライ』 危険度 大
『ボマロック』 危険度 大
『ミアッペローパー』 危険度 中
『ゴーレム』 危険度 大
『ミアッペトレント』 危険度 中
『ミアッペバイオトレント』 危険度 大
『ミアッペ・キングゴーレム』 危険度 極大
………………………なんか最後にとても不安になる極大の文字が存在しているんですが…………まぁ、多分大丈夫のはずだと心の中で言い訳しながら、『ミアッペ山脈』を歩き始める私なのであった。




