第四話 第四部 まるで犬みたい
シューーーー ギィイイン!
夕菜「ライト!!」
湯子「みちる!!」
絵里香「下がって! 意外と伸びるわよ!」
みちるがテクテクと犬のように走っている。そして落下点に入ると目をウルウルさせて餌を待っているかのような顔つきでグローブを構えた。って本当に犬に見えてしまう。
バシン! アウト!
みちる「とったよー!!」
みちるは嬉しそうに手をあげてベンチへと全力ダッシュで戻っていく。かわいらしいというか…やっぱり犬かもしれない。
監督「みちる、犬みたいだな。」
みちる「ちっ、ちがいますよ!!」
集合した瞬間に監督が口を開いて笑いをとった。皆がクスクスと笑っている。こ、こらえるんだ。衣世にいたっては大爆笑。そして…巴美羽はいつもの暇そうな顔になっていた。
監督「さて、三人で抑えたからこっちはどんどん塁にでていきましょう!」
皆「はいっ!」
バシューーーン!
ジャスミン「ヘェエエエエイイ!!!」
「うるさいジャスミン!」
なんだろうあの子、投げるたびに叫んでいる。しかも何を言っているのかと思っていたけど、ただ単にヘーイ! と叫んでいるだけだった。何があるのか全く…わからない。
夕菜「とにかく、いくつか情報もらっていくから。まっていてね。」
夕菜がバッターボックスに入った。いったいどんな投球を見せてくれるのだろうか。ジャスミンがウインドミル投法で投げる。
ジャスミン「ヘェイ!!」
シュバァア バシューン!
ストライクワン!!
夕菜「(なにこれ、速い。しかもただの速い球じゃない。ノビが尋常じゃない!)」




