表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女 努力。親。思い。  作者: レザレナ
第三話 ソフトボール世界大会、初戦は韓国。
29/55

第三話 第六部 努力しない天才

巴美羽「うーん、なんか面白くないな。」

 巴美羽はだらんとした格好でバッターボックスに入った。なんて挑発的なんだろうか。いくらなんでも相手に失礼すぎないだろうか。

チョンジャ「(何この子、ふざけてるの…信じられない。)」

 ピッチャーは完全にバッターをにらみつけている。カンペキ本気モードに入ったようだった。

 シューーー バシン!

 ストライクワン!

巴美羽「なんだ、ヘボい球だな。」

チョンジャ「何…?」

 今ヘボいって言ったよね…そんなこと言っていいの? 私には分からない。巴美羽の頭の中で何が起こっているのか…もうついていけない。信じられない領域に入っている。お願いだからこれ以上人を馬鹿にするようなことはやめて…!

チョンジャ「(ふざける…なっ!!)」

 シューーー

 ものすごいストレートだ。いつも以上に速い球だ。

巴美羽「ひゅーー。(そうだよ、これだよこれ。)」

 巴美羽がいきなり打つ体勢に入った。そして…信じられないようなゴルフスイングをする。

挿絵(By みてみん)

 ギィイイイイイン!!!

 打球はピッチャーの頭上をかすめるかのように飛んでいった。しかもかなり伸びていく。この打球のノビならフェンスに当たるだろう。

チョンジャ「何っ!?」

 ガシャン!!

 打球がフェンスに当たった。それを確認するとゆっくり私はホームベースを踏んだ。これで先取点を取ることができた。しかも巴美羽はセカンドベースを蹴って三塁まで向かっていく。

「させるかよ!」

 センターから良い送球が返って来る。しかし巴美羽はどんどん加速していき、スライディングをした。

 ザザザザザザ セーフ!!

巴美羽「ふーん。」

 巴美羽はガッツポーズもとらなければ嬉しい顔もしていなかった。なんて人なんだ。

みちる「ナイスバッティングです。」

由紀「ありがとう。みちるもがんばって。」

 私はみちるとハイタッチしてベンチへと戻っていった。ツーアウトランナー三塁でみちるの出番がやってきた。

今回はだ~じりん。さんに描いていただきました!ありがとうございます!

だ~じりん。さんのpixivページ http://www.pixiv.net/member.php?id=905308

ツイッター https://twitter.com/kafeore1059

ホームページ http://kafeore1059.blog.fc2.com/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ