ゴブリンを狩ろう!
いよいよ黒田君が転生します。
真っ白い視界が回復し、周りの景色が見える。
「ーー森?」
周囲には鬱蒼とした木々が存在し、太陽の光を遮り、薄暗い。
「とりあえず、どうしようか?」
そう思ったら、手に女神様からもらった武器以外の何かを持っていることに気づく。それは一枚の紙切れだった。紙切れにはこう書かれていた。
『やっほー?ちゃんと転生できたみたいだね。多分今君は森の中にいると思う。実は君にお願いがあってね?今君のいる森には結構な数の魔物がいてさ、間引いて欲しいんだ。このままだとかなりの数の人間が死んでしまうんだ。どれくらい倒して欲しいかはステータスのメモ欄に追加したから、お願いね?もちろん手に入れた素材は自由に使っていいからね。』
こんな内容だった。
大量発生した魔物の間引き。
とりあえずステータスにあるらしいメモ欄を見る。ステータスは簡易鑑定でも自分限定で見れるようだ。便利。
倒して欲しい魔物
ゴブリン×100
ゴブリンジェネラル×10
ゴブリンキング×1
オーク×50
オーガ×30
ワイバーン×3
レッドドラゴン×1
こんなものだった。
「ふむふむ。」
当面の目標はできた。女神様には感謝だ。
じゃあ、最初はーーー
「ゴブリン、かなぁ?」
ゴブリン。ファンタジーでよくいる最弱の魔物。
悪知恵がよく働き、集団で行動しそうな魔物だ。
「早速、探しにいくかぁ」
僕は女神様の『お願い』を叶えるために歩き始めた。
歩くこと数十分。
「ーーーいた。」
案外早く目的のゴブリンを発見することに成功した。念のため簡易鑑定してみたら名前がしっかりゴブリンだった。数は三匹。
みんな「ぎゃっぎゃっ」と会話でもしているようだった。
その集団の最後尾の一匹に向けて、僕は武器の形状を変えて後ろから歩み寄り、口をふさいでーーー
ーーーサンッ
「グブッ」
喉を掻き切った。
ゴブリンは声を上げることもできずに絶命する。
残りの二匹は気づかない。
もう一匹も同じように殺し、残り一匹になってやっと異変に気づく。
「ぐぎゃっ!?」
慌てて辺りを見渡すが、僕は見えない。
特殊技能の認識不可の効果だ。
そしてそのまま、心臓を一突きにする。
「ガッ・・・」
最後の一匹は、口から血を流して倒れた。
「・・・」
僕は一応辺りの確認をする。
血の匂いで他の動物が集まってこないか少し不安になったのだ。認識出来なくてもそれはやった方がいい。
何もいないことを確認し、メモ欄のゴブリンのところを見てみる。
ーーーーゴブリン×97ーーーーー
どうやら討伐数も勝手に数えてくれるらしい。便利過ぎないか?
そんなことを思い、ステータスのレベルの部分を見る。
ーーーーーlv2ーーーーーー
レベルが、上がっていた。




