㉒龍神編3
龍神に旧千代田会傘下のリーダを勤めていた男が現る。
事務所の中で殺し合い…
俺の名前は辰巳。ストーム壊滅を悲願とする組織、龍神のボスだ。
今、事務所で集会をしているところだ。
「まずは武田と王虔を狙え!武田は速水、王虔は綾小路が殺れ!」
「承知しました」「分かりました」
すると何者かが事務所の会議室に入ってきた
「全くダメだ!」
紫ベースのスーツに紫メッシュがそう言った。そして隣には男と丸太のような図体をした男がいた。
そして紫の男を俺は知っていた
「…城島か」
「じょっ、城島さん?!」「城島さん!?」「ボス…」
紫の男は城島。旧千代田会傘下の組織のリーダーをしていて、さらにRIZINの創設者だ。
隣の男は木久島。大きな斧を剣のように扱う怪力の持ち主で、RIZIN叩き上げの男だ。
「この戦争の終盤に出すと言ったはずだ。なぜ今来た?」
「正岡が殺されたのにも関わらず、生ぬるい攻撃を続ける…もう戦争終盤だろ?」
「貴様…」
「それはこちらの台詞だ。こっちは我慢してトップ譲って引っ込んでんだ。舐めたことばかりされたらたまったもんじゃねえんだ。」
「じゃあお前はどうする?」
「まずは木久島を幹部にする。そして敵のヤサを見つけて爆弾で爆破する。そこで袋叩きだ。」
「まず、なぜ木久島を幹部に?」
「木久島は俺の右腕だ。下手な戦力よりよほど役立つ。」
「ヤサを見つけて爆弾?そんなことどうやるんだ。」
「金で者を言わすんだろ阿呆が。」
「龍神はできたばかり。財力なんて高が…」
「木久島!」「はい!」
すると権津川が持っていたケース2つを机の上にのせて開けた。
「4億円ある。これで全て揃えることができる」
「…そんな金どうやって?」
「俺は金を稼ぐ天才でね。そんなことよりトラック1台とダイナマイトを大量に発注しろ。周辺の情報屋も引き入れろ!」
「はい!」
城島が戻ってきたお陰で士気は上がった。しかし納得が行くわけがない。
「ふざけやがって。トップは俺だ。俺に従え。」
「お前にトップの器はあるのか?」
「なに?」
「力比べだ。お前の器を見てやる。」
「良いだろう。望み通り殺してやる。」
そして俺は黒塗りの剣を抜いた。
「フッフッフ…。木久島。手を出すな。」「はい」
そして奴は両手にナイフを持ち突進してきた!
だが、次の瞬間!
「誰がお前に近づきたがるんだ?」
奴がそういうと、なんとナイフの刃の部分が飛んできた!
「チッ…」
だが見える。それを当たり前のように躱す。
しかし城島が詰めてくる
「だが殺しあいは切りあいに限るよな!」
そうして壮絶な切りあいが始まった
バンバンバンバンバンバン!!!
互角。と思っていたが…
「死ね死ね死ね死ね死ね死ねぇえええ!!!」
奴のスピードと剣圧がどんどん上がっていく!
「チッ…一旦下がる」
「下がればナイフを飛ばす…」
そういってナイフの持ち手のボタンを押す動作をした。
しかし…
「同じことを何度もするわけ無いだろう!」
「ムッ…」
そして奴の袈裟斬りが落ちてくる!
「死ね!」
「シュッ!」
だがそれは避けた。と、思ったが…
「これに反応できるかな?」
なんと振ると同時に刃を飛ばしてきた
だが、俺の回避能力も高い
「ハッ!」
俺はそれをも避けて見せた。
「リーダーさんよ。ずいぶんと逃げ足が早いな。鉄火場でもそうするつもりか?」
そう言われたら脳裏にあの出来事が映し出された。
「辰巳!逃げて!」
あの日の久保だ。
俺はあの日逃げた。
そして今後のことを考えてと刀倉を龍神に入れてストームの強さからも逃げた。
俺は逃げてばかりだった。
しかしそんな運命を変えたい!変えて見せる!そのためにも俺は!!!!
「貴様には負けん!」
そして俺は落雷のような踏み込みをした!
「チャリャア!」
そして奴に袈裟を落とした
ブァアン!
「おっと…」
それは奴の胸を浅く切った
次の瞬間!奴が投げナイフを投げる!
それは正確無比だった。
だが!
「見える!」
フォンッ!
それは空を切った
すると城島が笑い出した。
「フフフ…流石だ。良いだろう。サブで我慢してやる」
「分かってくれたようだな」
「ただ、金と作戦は俺に任せろ。経験値の問題でそれは譲らん」
「分かった」
そうして奴の作戦で動くことになった。
***
あれから1週間
「木久島。敵のヤサはまだ見つからないのか?」
「すみません。まだ見つかりません。」
俺の名前は城島。敵のヤサが見つからず痺れを切らす龍神のサブリーダーだ。
うちの島は熱海が中心だが事務所は熱海の隣、神奈川にある。
だから恐らく奴らは神奈川にいる。
「…見つけ方を変えなければな」
どうやら作戦変更を余儀なくされているようだ。
敵の能力は相当に高いらしい。
そんなことをしていると同時に1本の電話が入った。
「設楽です。王虔を見つけました。追跡してヤサを発見次第殺します。」
「よくやった。無理はするんじゃないぞ?今は戦力を温存したい。」
「分かりました」
RIZINは皆優秀だ。特に設楽は元軍人。武闘派中の武闘派だ。しかし、王虔も暗殺一族の当主とも聞く。
「さぁ、どうなるか」
俺は笑みを浮かべ東に指示を出した。
「設楽の加勢に行け」
「分かりました。みんな射殺してきます」
東はチャカのプロだ。2丁拳銃で正確無比に射撃する。
「まずは王虔。リタイアだ…」
ここにでる人物は全てフィクションで現実とは関係ありません。
次回 ストーム編3 「全面戦争です」




