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恨みの末路  作者: REI
14/24

⑬ST戦争6

千代田会傘下の組織が消える。

ストームについに裏切り者が出た…

俺の名前は辰巳。ストーム武田派に所属する剣士だ。

先日俺たちは千代田会の刀倉に襲撃を受けた

「貴様らは万死に値する…」

「チィイイイ!!」

一緒にいた島岡と久保が切り捨てられた。

そしてそれを五十嵐さんに報告したら…

「死んだ者のことを思い出すのはやめなさい。結局生き物はいつか死ぬ。それが今日あっただけだ。」

こんな言葉を叩きつけられた。

この人は人の命をなんだと思っている。

到底理解できない。そもそも入るときからあまり理解できなかった。しかし…

「辰巳ぃ。島岡ぁ。飲みに行こぉよぉ!」

「久保も島岡も未成年だろう…」

「えぇええ?、」

「仕方がないな…ジュース買ってきてやるから」

「やったぁああ!」「辰巳サイコ~!」

ストームに入ってこの2人と出会い俺の人生は大きく変わったと思う。五十嵐さんに声をかけてもらえなかったら今も里の老いぼれの護衛をしていたかもしれない。そして何より久保と島岡と過ごしていて楽しかった。それももう戻ってこない。刀倉も許せない。が…元はと言えば、無駄な戦争を無理矢理起こした五十嵐さんのせいでもあるだろう。

だが、五十嵐さんが居なければ2人と出会えなかったこともまた事実…。

本当にいつ来るかわからない死が今起きただけだったのか?

「わからない…」

それが俺の答え。

しかし、ここに居るようはもうない。それは確か。

だから今俺は腹をくくって五十嵐さんの事務室に来ている。

「…というわけで、ストームをやめさせてください。」

五十嵐さんに本音を言った。だが……

「………だめです。」

「え?」

「当時の目撃情報がありました。それを聞く限り島岡さんはダメだったかもですが、久保さんは助けられたんじゃないですか?あなたが戦っていれば…」

「…っ、、、」

なにも言い返せない。だが

「無駄な戦争を起こしたのも原因の1つでしょうでしょう?もうこの組織に用はありません。やめさせてください。」

この言葉に対して五十嵐さんの答えはとんでもないものだった。

「なるほど。それでは私もあなたに用はありません。生き物はいつか死ぬものです。」

これだった。

そしてその言葉からは少々だが殺気も感じられた。

そしてその横にいたリネイルが臨戦態勢に入る。

俺も漆黒の刀を構える

「あなた方は間違っている。生き物は殺されるものではない。病や寿命で死ぬものだ。」

するとリネイルがナイフを持って突進してきた。

「お前。死ね。」

巨体なのにとんでもない速さ。

そしてそのナイフで袈裟斬りをしようとする。

だが!

「見える。」

「あ?」

そして俺は剣を振り下ろす。しかし次の瞬間。

「お前。腹がら空き。」

ブァアアン!!

「ぬっ…!」

飛んできたのは見たこともない威力の蹴り

俺は間一髪それを躱す。

「ハァアアッッ!!!」

だが俺は少々体勢が崩れた。

そして奴の攻撃は綺麗に繋がる

「島岡のように。まっぷたつになれ。」

ブァアアアン!

「ぐぅうう、」

それは俺の胸を浅くだが捉えた。

だが次の瞬間!

「敵はリネイルだけではありませんよ?」

バン!

五十嵐さんが…いや、五十嵐が早打ちをしてきた

「チッ…」

鳩尾に飛んできた銃弾を躱した。はずだった…

「なに…?」

なんとコメカミが銃弾をかすっていたのだ!

まさか…打ったのは一発ではなく2発か?

しかし五十嵐はこう言う

「いや、3発ですよ?」

それは俺の思っていることを当てるように

それと同時に天井の証明が砕けちり、ガラス片が俺を襲いかかる!だが、そんなものこの俺には通用しない。

「当たらない!」

間一髪避けることができた。

そして俺は入り口に活路を見いだす。

「シュウウウ!!」

「どこに行くんですか?」

無論五十嵐が逃がしてくれる訳がない。

バンバンバンバンバンバン!!!

「ぐぅううう!」

正確無比な銃撃で俺を仕留めようとする

しかし、本気で集中すれば…

「ハァアアッッ!!!」

俺を捉えることなど不可能!

俺は一瞬で部屋を飛び出す

バンバンバンバンバンバン…!

そして俺は廊下の窓から飛び降りた。

「ハァアアアアアアアアッッ!!!!!」

壁を滑って2階ぐらいの高さになったら…

「ここぉおお!!!」

俺は壁を一気に蹴った。

「ぐはぁあああ…」

俺は地面を激しく滑る。だが、脱出に成功した。

俺は気合いでそこを走り去る

「ここにはもう用は無い」

しかし、これで五十嵐と敵対することになる

千代田会も俺を殺害対象から外すことは無いだろう。

ならば…もう一度1からやり直して、復讐するのみ。

俺は闇に紛れ込んだ。

逃走に成功したんだ。


次の日

俺はとある人物と合流した。

「お待たせ。綾瀬。須藤。」

「大丈夫だよ。それより、2人が亡くなってから組織に対する考えが変わったのよ。まじでムカつく。」

綾瀬が言う。

「俺もだぁ。死んだらあっさり捨てゴマのように切り捨てやがってよ…初期メンバーなのによぉ、」

須藤も怒りを覚えていた。

ならばやることは1つのみ。

「組織が暴走するのを食い止める。力を貸してくれ。」

ストームを壊滅させることだ。

しかし、須藤が冷静に言う

「ストームを潰すって言ったってあんなにでかくなっちまった組織はもう簡単には止めらんねぇぞ?」

それは分かってる

「策がある。」

「なんだ?」

「千代田会傘下の武闘派3組織。Drago(ドラゴ)RIZIN(ライジン)。そして(サンダーズ)を吸収し、1つの組織を作る。」

「なるほどね。でも、そんなにうまく行くのか?」

「行くというか行った。」

「へ?」「あ?」

2人とも驚く。

「Dragoと雷とは話がついた。快諾だ。RIZINはアポがとれてるから来週会合するぞ。」

「流石辰巳だ。」「スリリングだなぁ。」

「ちなみに新組織名は…」

「新組織名は?…」

龍神(りゅうじん)だ。」

「おーなんか、中二っぽい。」

「良いじゃないか。かっこ良くて。」

「とにかく、これから組織を拡大させる。」

「拡大させるってどこに本拠地を置くんだ?」

「…新宿だ。」

「新宿ぅう?」

「ああ。あそこは意外と勢力があまりいなくてな。経済的にも良い場所だ。」

「なるほど。龍神、新宿発ね。」

「とにかく、RIZINも取り込んでストームを潰すぞ。」

「ああ。」「おお。」


一週間後

RIZIN本部にて。

「ようこそ。こちらにどうぞ。」

俺は応接間を通される。

ちなみに1人だ。

「それで、一体何のようで?」

「ストームと千代田会を潰し、関東を日本を統一する新しい組織を作ろうと思ってね。」

「あいにく俺らはストームに声が掛かってるんだ。よほどなメリットがない限り、そっちにはつかないし、生きては帰れないぞ?」

RIZINトップの城ノ内は頭がキレる。だからうちに欲しい。

「新宿を本拠地とする。Dragoも雷もこっちにつく。ちなみに傘下ではない。1つの組織だ。」

「なるほどな。…」

そして城ノ内はしばらく考えた。

結果はこれだ。

「良いだろう。」

これで千代田会傘下の組織は全てこっちに付けることができた。

「2週間後に会合を開く。必ず出席するように」

「わかった。」

そして俺は一本の電話をかける

「…綾瀬か?会議は成功だ。付けることができた。」

「おお。それはすごい。」

待ってろよストーム。五十嵐。必ず消し去ってやる…


***

私の名前は五十嵐。ストームの最高指揮官だ。

「…RIZINと一切連絡が取れない。それどころか雷やDragoともだ。…何かあるな」

私はあらゆる可能性を考える

「…綾瀬と須藤も連絡が付かない。まさか、新しい組織を作ってる…?」

おそらく、いや絶対そうだ。

だけど面白い。だんだんらしくなってきた。

「結月を呼んでください。」

そうしてしばらくすると事務室に結月がやってきた。

「何のご用でしょうか。」

「裏切り者の狩りをしてください。。」

「五十嵐さん。最高じゃないですか。絶対楽しそうですね。」

「辰巳。綾瀬。須藤。Drago。RIZIN。雷を消して来てください。」

「かしこまりました。今しばらくお待ちください。」

…さあ、結月が、ジョーカーがお前らを狙っているぞ?死へのカウントダウンだ!






ここに出る人物等は全てフィクションです。

次回。ST戦争7「手打ちに参りました」


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