⑪ST戦争4
遠藤がストームの本部に潜入!?
部南が必死の追跡。
旧神成組の最強格、岸田の異常な戦闘力が明らかに!
俺の名前は遠藤。千代田会の武闘派極道だ。
俺は今、あるところにいる。
それはストームのアジトの目の前のビルの屋上。
5階にデータ管理室があるはず。ヤツらには政治家との関連があるらしいから、それをリークすれば戦争に費やす戦力を減らすことができる。
…チャンスは一度のみ!
「カァアアアアッ!!」
このビルの高さは7階
俺はヤツらのアジトの外壁を滑る
そして、
「ここだぁあああ!」
俺は強烈な蹴りをいれた
バリィイイイン!!!
鉄板入りの靴で俺の蹴りだ。防弾ガラスだろうが蹴破れる
逃走用にロープを吊るしたあと、俺はコンピューターに次々とUSBを挿していく
「約5分の辛抱だ。今の音が外に聞こえていなければ良いが、」
そして5分が経った
よし、USBの回収も終わった。
「早くここから…」
そう思ったら、
「誰かそこにいるねぇええええ!!」
なんと部南が来やがった
「…てめぇ、今すぐぶち殺したいが今日はお預けだ。」
俺は逃走用のロープを掴んで一気に地上へ向かう
するとなんと!
「そうは問屋が卸さないねぇええ!!!」
なんとヤツはロープを使わずに壁を滑って降りてきた!「チッ、クソが」
ただ、俺は既に走り出している。
これでミッション完…おいおい、嘘だろ?
「逃がすかぁあ!」
なんとものすごいスピードで岸田が追ってきた
「チッ、どうなってやがる…」
俺の足の速さは陸上選手並みなのに…
俺は路地裏に入ると逃走のために待たせておいた牛久がバイクを吹かせて待っている
「速くしないとぉ、ヤバイんですねぇ、」
俺はすぐさま飛び乗った
「待つんだねぇ!」
ふん。もう遅い
「行け!」
そういった瞬間
岸田が「部南!こぉおい!!」と叫んだ
すると部南が岸田の方へ向かった
なんだ?もう追い付けるわけ
バイクはもう加速を始めた
そのつぎの瞬間
バァアアン!!
岸田が組んだ腕をバネにして部南が飛んだ
2人とも馬鹿力だ。
だが、さすがに追い付けない
そう思った次の瞬間
ドォオオオオオオン!
部南が鉄棒を振るった
「ぐぅううう!!」「…」
それは後輪を捉えた
俺らは激しく回転したがしっかり受け身を取った。
間髪いれずに俺らは走り出す
「うぉおおお!!」
路地裏を出たところで2手に別れる
「後で合流だ」「分かりましたぁ」
俺の方には部南が追ってきた。
ここには人気もない
好都合だ
俺は一気に振り返って正拳突きを繰り出した
「噴!」
「おっとおお!」
ヤツはそれを鉄棒で受ける
「とんでもないねぇ」
ヤツは後ろにずり下がる
そうして俺らは向き合う
「よくもうちの人間を次々に殺しやがって、ぶち殺してやる…」
「他人の家に土足で上がるとは行儀が成ってないねぇ。その腐った性根。叩き直してやるねぇ。」
「誰が腐った性根だぁ?他人の家に土足で踏み入れるなぁ?」
俺は完全に頭にきた
「全部てめぇらがやってきたことだろうが!!!」
もうだめだ。泣いて懇願しても殺す。
「うるさいねぇ、お前が死ぬだけの話だねぇ。」
俺はスタートを切る。落雷のような踏み込みだ
そこから壮絶な打ち合いが始まった
バンバンバンバンバンバン!!
「ここだっ!」
俺は隙をみてヤツの顔面に拳をねじ込んだ
だが、ヤツは額に合わせてきやがった。
だが問題ない
「あぁあん?なんで額にヒビが入るんだぁあ?」
そう。俺の手には皮膚の下に鉄板が入っている。だからナイフだろうがなんだろうが素手で受けれる。
するとヤツが踏み込む
「お前も一発貰うんだねぇ」
とんでもない袈裟が落ちてきた
だが見えてる
「破ぁあああ!!」
俺はヤツの腹に蹴りを突き刺した
だが、
「なんだこれ、」
「残念ながら蹴りは通用しないねぇ…」
なんと腹筋を固めただけで鉄板入りの靴で威力が強化されてるはずの俺の蹴りを受け止めやがった!
次の刹那
「隙アリだねぇえ!!」
「ぐぅううう!!」
ヤツの裏拳が顔面に衝突した
俺は激しく吹き飛ばされた
「グォオオオ…」
今ので鼻が折れたか…
そして俺らは再び向き合う
「何がなんでもお前を殺す…」
「やってみるんだねぇ。やれるものなら…」
そしてこの戦いは思わぬ結末を迎える
***
俺の名前は部南。鉄棒を振り回すストームの武闘派だ。
今俺は千代田会の遠藤と向き合っている。
コイツの打突はとんでもない。受けるのはやむを得ないときだけだねぇ…
するとヤツはとんでもない速さの踏み込みをしてきた
「噴!」
またしても激しい打ち合いが始まる
バンバンバンバンバンバン!!!
「いい加減に死ぬんだねぇえええ!!!」
俺は袈裟を落とした。だが、
「この俺に2度も同じ攻撃とはな。失望だ。」
ドンッ!!
なんとヤツは手刀で鉄棒を弾いた
「懐ががら空きだ」
まずい!入られた!
次の刹那…
「破ぁあああああ!!!」
ドォオオオオオオン!
「ぐぅううううう!!!」
ヤツの発勁が俺の腹を捉えた
だがなぁ…
「お前の目の前にいるのは…伝説の喧嘩師、部南颯なんだねぇ!!」
俺はその場に踏ん張った
発勁は威力が高い分隙が多い
「お前隙だらけだねぇ…」
俺は鉄棒を振りかぶる
「死ねぇええ!遠藤ぉおおお!!」
「ぐぅううううう!!!」
しかし、
「へっへっへ…俺の拳は金剛石よりも固い」
なんとそれを拳で耐えやがった
「お前こそ隙アリだ」
ヤツの蹴りが俺の腹に飛んでくる
だが…
「そうは行かないねぇええ!!!」
俺はそれを膝蹴りで返す
すると
「うぉっ!」
ヤツは若干後ろにバランスが行った
そして間髪いれずヤツの延びている足を掴んで肩にのせた
そして…
「背負い投げぇえええ!!!」
「うぉおおおお?!」
ゴォオオオンン!!
ヤツはコンクリに派手に頭をぶつけた。
それはコンクリが砕ける威力
「グハッ…」
《バケモンが…だが!!》
「うぉおおおお!!」
なんとそこから回転して蹴りを繰り出してきた
それが無情にも
「ぐっ!」
俺の脇腹に衝突した
くそッ…肋骨がなん本か折れたねぇ
俺は一旦距離を取る
「しッ…」
そして再び向き合う
《頭のダメージがすごい…早く決着をつけなければ!》
ヤツは一気に加速してそのまま打ち合いが始まった!
バンバンバンバンバンバン!!
そのなかでヤツの拳が俺の顔面にぶつかる
ゴォオオオンン!!
「チィイイイ!!」
だが、腕が伸びた!
「悪いお手手はナイナイするんだねぇえええ!!!」
グキッ!
「グォオオオ?!」
ヤツの右腕はへし折れた
そして、ヤツの蹴りが飛んできた
「離せ!」
「グッ!」
俺はその手を離してしまった
だがもう一度距離を詰めるのみだねぇ
俺は落雷のような踏み込みで一気に加速した
するとヤツの蹴り突きが飛んできた
「ハッ!」
俺はそれを避けた。が…
「なに!?」
まさか2段か…
「それも見えるねぇ!」
それも避けれた。と、思ったが…
「3段だ。阿保が。」
無情にもそれが胸に突き刺さった
「グハッ…」
吐血だねぇ…折れた肋骨が内臓に刺さったねぇ…
だけど引けないねぇ!!
ここは俺の間合いだ
「死ぬと良いねぇ!」
俺は鉄棒を振るった!
ドォオオオオオオン!
「うぉおおおお!」
ヤツはガードをするが吹き飛んだ
「あんまり好きじゃないが、六角だねぇ」
俺は六角を飛ばした
「はぁああ!」
無論それを転がって避ける。だが、それでいい。
俺はかかとで踏み潰しにかかる
「おぉおおお!」
しかし、それすらも避けられた
だが、もう避けられないねぇ
「部南の特大ホームラン!吹き飛ぶんだねぇえ!!!」
ドォオオオオオオン!
「グォオオオ!!!」
ヤツも激しく吐血した。
「グハッ…」
次で決着をつける
俺は特攻する
「ふん。こい。殺してやる。」
次の瞬間
「破!」
ヤツの正拳突きがくる
「俺が剛だけだと思ったら大間違いだねぇえ!」
俺はそれを左手でいなした
「なんと!?」
そしてヤツの足に震脚を叩きつけると同時に鉄棒を振りかぶる!
これでもう後ろに逃げられない
《この間合いは…まずい!》
「死ぬと良いねぇえ!!」
「当たるかぁあああ!!!」
ヤツはかがんで回避した。そして踏んでいる俺の足を薙ぎ払おうとする。
「せぇええいい!!!」
しかし…
「ぬぅ!?」
「俺が本気で踏ん張れば絶対に動かないねぇ!」
そして、ヤツの後頭部に拳をねじ込んだ
ゴンッ…
「うっ…」
《まずい…意識が…だが、まだだああ!!!》
「うぉおおおおお!!!」
ヤツは雄叫びを上げる
そして、強引に拳をねじ込む
「離れろ!」
しかし俺は逆に前に出た
するとヤツは体制を崩して後ろに倒れた!
《しまった!》
そしてすかさず
「ホールインワン!!これで俺の勝ちだねぇええ!!!」
ドォオオオオオオン!
ゴルフのフォームで打ったそれはもはや事故
ヤツは激しく吹き飛ぶ
「ぐぅううううう……」
《俺、こんなところで死ぬのか?》
その時。遠藤の頭にはあの日がよみがえる
「うぉおおおお!!なんだこれぇえええ!?」
変わり果てた姿の若頭宇佐美と七海たち。
そして、「俺が…俺が、先に行けと言ったから…」
自分の道場の前で倒れる舎弟
《こんな、こんなところで!!》
「死んでたまるかぁあああああ!!!!」
空気が歪むほどの咆哮。しかし、
《ダメだ、動けねぇ…》
起き上がろうとするがもう座り込むのがやっとだ
「キャプ◯ン翼もびっくり!タイガーショットォオオオ!!!完全試合だねぇえええ!!!」
ドォオオオオオオン!!!
「グハァ!!」
ヤツは思いっきり吹き飛んで雑居ビルの壁に全身叩きつけられた
バァアアン!
《グハッ…ダメだ、内臓も骨もお釈迦だ。もう助からない…》
「最後に何か言い残すことはあるかい?」
「……死ね。」
そうして千代田会の武闘派、遠藤は永遠にその目を閉じた。
「へっ、盗まれたデータもグシャグシャだねぇ。一石二鳥だねぇ。」
岸田の兄貴と合流しようか。いや…岸田の兄貴には牛久は勝てないねぇ…何てったって俺よりパワーがすごいからねぇ。それより闇医者に行かないとねぇ。
そうして俺は現場を立ち去った。
***
十数分前
「待ちやがれ!」
「待つヤツがどこにいるかぁ」
岸田の兄貴が牛久を追いかけていた
《待たないと見せかけて…》
「挨拶代わりだぁ」
牛久の野郎は投げナイフを3本、急所に性格に投げてきやがった。
だが岸田の兄貴は
「邪魔だ!」
バン!
日本刀2本を振って弾いた
「こっちも挨拶代わりだ…」
そういって袈裟を落とした
《これを受けてカウンター…》
だが、岸田の兄貴のパワーも規格外。
バァアン!!
「うぅうん?!」
牛久の剣を押し込む
「もう1本あるなぁ」
そういってヤツはもう一本の剣を振った
しかしそんなものが兄貴に通じる分けない
「兄ちゃんには俺が何本日本刀を持ってるようにみえる?」
バン!
「チィ!」
それもまた飛んでもないパワー。
牛久はほんの少し体勢が崩れた。
兄貴はさらに力をいれた
するとなんと!
ぎぃいいいい!
ヤツの剣に日本刀がめり込んだ!
「馬鹿力だなぁ…」
ヤツは受けではなく流した
しかし体勢の悪い状態でそれは良くなかった
「足元がお留守だ」
ドン!
「ぐぅう!!」
ヤツの足を薙ぎ払った
「チィイイイ!!」
そして兄貴の落雷のような打ち込みが炸裂する!
「薪になっとけ!!」
ドォオオオオオオン!!
「うぉおおおお!!!」
《これは避けれない、》
牛久はヒビの入っていない方の剣でガードしたが無論それもヒビが入った
「これで死んどけぇ」
ヤツは後ろに転がると同時にナイフを投げた
ビュン!
それは岸田の兄貴を捉えてしまった! …が
「こんなもの俺に深々と刺さるわけなかろう…」
なんと分厚い筋肉で先端しか刺さらなかった!
《どうなってやがる…この野郎…》
「逃げるんだなぁ!」
逃走なんて兄貴の前で出来るわけがない
「しゅ!」
ビュン!
「ぐぅう!!」
投げたのは六角!
それはヤツの太ももの裏に刺さった
《まずい、力が入らねぇ!》
「終わりだ!ウラァアア!!」
兄貴が強烈な横凪を繰り出す
バァアアン!!!
「ぬぅうううんんん!!」
それはヤツの剣2本折ると同時にヤツの腹も捉えた
しかしヤツは半身を引いたため内臓までは届いていない。
「しぃいい!!」
牛久は予備のロングナイフを取り出した
そしてそこから壮絶な打ち合い!!
バンバンバンバンバンバン!!
「ぐぅうううう!!」
牛久は1本、岸田の兄貴は2本。
パワーや手数では圧倒的に岸田の兄貴が上
牛久だけ血飛沫が舞う!
「だから足元ががら空きなんだよ」
「うっ!」
《まずい!》
兄貴は牛久の足を砕けんばかりに踏んだ。
そして
「死んどけ!牛久!」
バァアアン!!!
「ぐぁあああ!!!」
強烈な袈裟が牛久を切り裂いた
「グハッ……」
《俺、死ぬのか?去年ようやく最強カルテットに入れたのに…》
「あっさり過ぎる。千代田会の主力とはいえ、最近に成ったのか?」
《さすがお見通しだぁ…》
「最後に何か言い残すことはあるか?」
「言い残すことぉ?そうだなぁ……」
《だが、許せない!大切な仲間を無差別に殺しやがって!!》
「お前らが死ぬまで俺は戦うんだなぁぁあああああ!!!」
するとなんと牛久が起き上がった。それと同時に投げナイフを突き出して特攻してきた!
「ぬぅうう!!」
兄貴は完全に気を抜いていた
牛久のナイフが腹に刺さってしまった
「なにぃい?!」
なんと貫通したと思われたナイフはさっきのナイフよりかは刺さったものの、少ししか刺さってなかったのだ!
「言ったろう?そんなもの意味ないと。」
「なんなんだよぉおお!!」
牛久は絶望する
そして強烈な横薙ぎが牛久を捉えた
「フゥウウンン!!」
「カハァアアア!?!」
ヤツは上下分離されて死んだ。
「ふん。牛久、戦いがあと1、2年後だったら一筋縄では行かなかったろう。センスはあった。」
そういって岸田の兄貴もそこを立ち去った
この1日で千代田会は相当な戦力を失った
今回で⑪になりました。これからこの作品がどんどん面白い展開になっていくので、不定期ですが高評価いただけると嬉しいです。
ここに出る人物や場所等は全てフィクションで現実とは一切関係ありません。
次回 政治家の御前会議。黒岩が土下座。




