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王宮侍女アンナの日常  作者: 腹黒兎


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92/92

特別編 王宮侍女ミリアムの裏事情

コミカライズ配信記念SS


長く寒い冬が去り、春がやってくる。

春の訪れを待って、領地に戻っていた貴族達が社交の為に王都へ集まってきていた。

王への謁見が一段落すれば春を祝うパーティーが開かれる。昼間のガーデンパーティーは花盛りの庭園で行われ、夜は王宮の『薔薇の間』で煌びやかな夜会となる。

先王が王妃の為に造った『薔薇の間』は装飾過多だった薔薇のモチーフを大幅に減らすなどの改装が行われ、スッキリとした空間に生花を飾ることで前よりも上品な雰囲気となっていた。

参加者はどこかに花を身に付けているが、大半の者が薔薇の飾りを付けている中で、彼女は白と赤のゼラニウムの花を胸元に咲かせていた。

金とサファイアで作られた蝶の髪飾りが、キッチリと結い上げた茶色の髪に止まっている。キラキラと輝く目にはくっきりとアイシャドウがひかれて大人びた印象を与えていた。朱色に塗られた唇は薄く、下唇のすぐ下にある黒子がなんとも色っぽい。

流行りのハイネックのドレスは深い青色で、ゼラニウムに似た布の花が縫い付けられている。その青の中に咲く赤と白の生花が胸元で鮮やかに存在を主張していた。

妙に色っぽい彼女の首元や肩を覆うレースからちらりと覗く肌に釘付けになっていた令息と目があった。若草のような緑の瞳を細めて微笑まられ、令息の心臓は高鳴る。

ドキドキしながら彼女へも近寄れば、ふんわりと微笑まれて期待に小鼻も膨らんだ。

初めて見る顔だった。デビューの白い服ではないので、今まで出会わなかっただけなのだろうか。

自分が知らないのならば、地方の貴族か下位貴族の令嬢かもしれない。

世間知らずな令嬢に王都の遊びを教えてあげよう。そんな気持ちでウェイターから赤ワインの入ったグラスを受け取る。

人影に隠れた彼女を見失わないように近づくと、手に持ったグラスをすっと差し出した。

「お美しいレディ。よろしければこちらをどうぞ」

「まあ。ありがとうございます」

少し低めの声が耳に心地よい。

最近は高い声ばかり聞いていたので、こんな落ち着いた声も悪くない。普段と違う声も艶めいて聞こえるのではないだろうか。

「もしや王都は初めてですか?」

「はい。王都は洗練された方々ばかりですわね。鄙びた私など、恥ずかしゅうございます」

ほんのりと染まった頰を通り越して、女性の豊かな胸元を見る。布地で隠れている見事な谷間を想像してゴクリと喉が鳴った。

「そんなことはありませんよ。貴女はとてもお美しくて魅力的です」

にこりと微笑めば女性は恥ずかしがるように俯いた。

「お名前を伺っても?私はグレイアス・ジョルダンと申します」

お名前を名乗ると女性は目を見開いて驚いた。

「まぁ。ジョルダン伯爵家の方でしたのね。私はミリアム・ロットマンと申します」

ロットマンという家名は聞き覚えがなかったが、女性はしがない男爵家と話してくれたので田舎の地方貴族かとグレイアスは小さく鼻で笑った。

ひとしきり話してみるが、女性は一向にワインに口をつけない。

「失礼。もしや、ワインは苦手でしたか?」

「ええ。アルコールは少し、苦手で………せっかく頂いたのに、すみません」

「これは私が失礼しました」

舌打ちしたい思いで彼女からグラスを受け取り、テーブルに置く。アルコールに弱いのかもしれない。

近くのウェイターを呼び寄せカクテルを注文する。

甘くて口当たりは良いが度数の高いそれは一部でレディキラーとも呼ばれるカクテルだった。

程なくして届いたそれを受け取り、女性に差し出す。

「これは女性でも気軽に飲めるジュースのようなものですよ。ひと口だけ試してごらんなさい」

その言葉を信用して口をつけた女性は「美味しいですね」と顔を綻ばせた。

しばらく談笑していたが、くらりとふらついた女性を支えてあげる。

「人の多さに酔ったのかもしれませんね。休憩できるところまでご案内しましょう」

「ありがとうございます」

酔いが回ったのか、さっきよりも甘く聞こえる声にグレイアスは顔がニヤつきそうになった。

急ぎたくなる気持ちを抑えながら、休憩できる部屋へと女性を連れ込む。部屋に入る前に使用人にチップを払えば、物事を分かっている彼はにこりと笑って頷いた。

扉を閉めると同時に鍵を閉め、女性を介抱しながらベッドへと腰掛けさせる。

「横になれば楽になりますよ」

そう言って誘導しながら女性をベッドの上に寝かせた。

彼女からは緩慢な動きで横向きになるとグレイアスを見上げた。潤んだ目にドキリとする。

彼女は頰を赤く染めながらほぅと熱い息を吐いた。

「申しわけありません。少し、苦しくて、ボタンを外してくださいませんか?」

ボタンが並ぶ背中を見せつけられ、グレイアスの期待値は一気に高まった。血流が良くなり、パンパンに膨らんだそれは解放を求めて昂っている。

田舎令嬢だと思ったが、とんだアバズレだったらしい。こうやって、男を誘っているのか。

「もちろんですとも」

グレイアスは緊張で渇いた唇をひと舐めすると、身を乗り出して震える指でボタンに手をかけた。

逸る気持ちからか、ベッドに乗り上げた女性の足を跨ぐような格好で背中のボタンを外している。誰かが見れば情事の最中としか見えないが、幸いにも部屋には二人しかおらず扉の鍵もかかっている。

どこからどうしてやろうか。

様々な欲望を考えながら、半分以上のボタンを外した時、背後でガチャリと音がした。

反射的に振り返ると、見覚えのある令嬢が目を見張っていた。

「きゃあああああああ!!」

響き渡った悲鳴に驚いたグレイアスは慌てたせいかベッドから無様に落ちてしまった。

「誰かっ!誰かぁああ!」

「ち、違う。誤解だ、わた、わたしはなにも、誤解だぁ!!」

グレイアスの哀れな悲鳴は無視され、令嬢の悲鳴を聞きつけた近衛兵が数人部屋へと侵入してきた。

すぐさま取り押さえられたグレイアスは何度も「誤解だ」と繰り返すが、近衛兵は耳も貸さない。

「そうだ、彼女から聞いてくれ。私は介抱しただけなんだ。なぁ、そうだろう!君!」

背中のボタンが外れた為に、シーツを引き寄せてなんとか体を隠そうとしているミリアムに必死に呼びかける。だが、彼女は乱れた髪もそのままに泣きだしそうな顔で俯いている。

近衛兵の一人がいたわるようにマントをかけると、その腕に縋って泣き出してしまう。

「私、あの方から飲み物をもらった後から、思うように力が出ず、このような醜態をさらすことに………」

嗚咽の合間に語られるのは事実なのだが、泣きながら話されるとグレイアスだけが悪者に聞こえてしまう。

渡したのは多少度数が高いだけのお酒なのに、彼女の言い方ではまるで薬物のようではないか。

グレイアスは何度も首を振りながら「違う」「誤解だ」「あのアバズレが」などと喚きながら近衛兵に連行されて行った。

ひと昔ならばお咎めはなかったかもしれないが、今は同意のない行為は暴行と捉えられ厳しく罰せられるようになっている。

部屋を間違えて入室してしまった令嬢が問われるままに、自分が見たままを近衛兵へと話している中、ミリアムは医務官に診てもらうために近衛兵に抱き抱えられていた。

近衛兵が同僚に声をかけている時、令嬢がちらりとミリアムを見て目を細め、ミリアムは彼女にだけ見えるように手をひらりと振った。


パーティー会場から離れた空き部屋にそっと入ると、ミリアムは近衛兵の腕から元気よく下りて両手を上に伸ばして体をほぐした。

「背中、止めてくれ」

ミリアムは勢いよく近衛兵に背中を向ける。半分以上ボタンが外されたせいではだけたドレスの合間から下着が見えている。

近衛兵は欲情にかられることなく、むしろ呆れた表情でボタンをひとつひとつ止めていった。

「もう着替えればいいんじゃないか」

「着替えなんて持ってきてるわけないだろう」

「そういう準備もしておけよ。夜会のドレスとか面倒なんだよ。なんだよ、このボタンの小ささは」

「いざという時の練習だと思えばいいんじゃないか?」

「いざって………ほら、終わったぞ」

なんとかボタンを止め終えて軽く背中を叩く。

ミリアムは部屋にあった椅子に座ると、乱れた髪を整える為に髪に手を添えた。

「暇ならピン抜くの手伝え」

何を言っても無駄かとため息をひとつ吐いて髪を触るが、何がどうなっているのか分からない。モタモタしていると「もういいから触るな」と叱られる。

「理不尽だ」

「今更でしょう?」

近衛兵の呟きを拾ったのは、さっき居合わせた令嬢だった。

カツカツとヒールを鳴らしてミリアムの後ろに立つと流れるように髪を止めていたピンを抜いていく。

「お疲れさま」

「まったくだわ、嫁入り前の女性に何させるのよ」

「嫁入り先が決まってるんだからいいじゃんか」

「そういう問題じゃないわ」

文句を言いながらも慣れた手はピンを抜き、付け毛を外して行く。全部を外し終わったボサボサの髪をポケットから出したブラシで丁寧に櫛削れば、艶の出た茶色の髪は肩までの長さしかないことが分かった。

「その化粧したのアンナ様?相変わらず凄いわね」

「全くだ。とても十三には見えん。ディアナよりも年上に見えるぞ」

しかも色気もある。

と、近衛兵が口を滑らせたため、ディアナは持っていたブラシを即座に投げつけた。

「危ないな」

涼しい顔でブラシを片手で受け止めてディアナに返す。

「イーライ。貴方は一言余計なのよ」

「痴話喧嘩は後で仲良くやってくれる?」

ミリアムが揶揄えば、二人は息を合わせて否定するのでやっぱり仲良しだとミリアムは肩をすくめた。


翌日、ディアナは衣装の管理をしている最中に主人に呼ばれた。嫌な予感はしていたものの、当たるのはあまり嬉しくはなかった。

「お呼びでございますか?」

主人の部屋へ行けば、椅子に座った可憐な少女の前にして床に座り込んでいる人物が二人。

ひとりは近衛兵のイーライ。その隣には化粧を落として年相応となったミリアムがいた。

「ディアナ。貴女もそこに並びなさい」

生まれてから命令し慣れた声で告げられた言葉にディアナは唇を引き結んだ後にミリアムの隣に座った。床が硬いので足が痛いが、文句を言えるはずもない。

「昨夜、私の婚約者候補だったグレイアス・ジョルダン伯爵令息が捕縛されました。………三人とも身に覚えがありますね?」

問いかけてはいるが、それは断定に近かった。

イーライは片膝と片手を床についた騎士の礼をしたまま深く頭を下げ、ディアナも両膝をついてしょんぼりと肩を落としている。ディアナと同じように両膝をついていたミリアムだけが主人である王女を見上げてにっこりと笑った。

「前々から悪い噂のあったご令息です。婚約者と確定する前でようございましたね」

捕縛とはいえ、実際は未遂であったし被害者から訴えられているわけでもない。伯爵が保釈金を大目に払うことで表沙汰になることは無いが、王女の婚約者候補からは外れるし、耳聡い貴族からは距離を置かれるだろう。

被害はジョルダン伯爵家ぐらいだが、それも伯爵がうまく乗り切れば痛手にはならないだろう。そう考えれば、被害を受けたのはグレイアスひとりとも言える。

甘すぎる処罰になった強運を感謝すべきだ。

なんて、ミリアムは考えていそうな表情だわ。

王女は諦めともとれるため息を吐き出し、ある意味忠臣ともいえる三人を見下ろした。ミリアムとディアナは王女の専属侍女だが、最近はディアナの婚約者でもあるイーライまで引っ張り出されている。王太子でもある兄からはイーライを正式に護衛にしないかと打診も受けている。

「殿下。ディアナとイーライは私に協力してくれただけですので、どうかお咎めがあるならば私だけにしてください」

それを聞いたディアナとイーライは目を丸くしてミリアムを見たあとで、王女に次々と訴えた。

「いいえ、殿下。私は私の信念に従って動いたのです。お咎めがあるならば私も同罪です」

「殿下。私も前々から、あのような男が殿下の婚約者候補になるなど腹立たしく思っていましたわ。ミリアムの発案に飛び乗ったのは私自身の考えです。それを罪というならば、私が負います」

二人の熱意に押された王女は、困ったように微笑むと三人をもう一度見回した。

「其方等の忠誠を嬉しく思いこそすれ、咎を問おうとは思いません。ですが、其方等が怪我でもしていたらと思うと、私は胸が痛くなります。危ないことはしないでくださいね」

王女の言葉にディアナとイーライは感激して喜び、益々忠誠を高めたのであった。


それぞれが仕事に戻り、ミリアムは昼から出かける王女の髪を梳っていた。

緩やかに波打つ金髪を丁寧にブラシで整え、器用に髪を結い上げていく。まだ十四才の王女に似合うように可愛らしく上だけを編み込みながら髪飾りをつけていく。

楽しそうな様子を鏡越しに見ていた王女は、部屋にいたもう一人の侍女にお茶の用意をお願いした。

侍女が出ていけば部屋の中にはミリアムと王女だけである。

「ジョルダン伯爵令息の件は貴方が発端でしょう?」

「その通りです、殿下。あんな愚物が殿下の婚約者候補だなんて許せるはずないではありませんか」

「それだけ?」

「ええ、もちろんです」

水を向けても穏やかな微笑みを浮かべ、仕上げに宝石の花が付いたピンを髪に差し込んでいく。

鏡越しに、ブラシを置いたミリアムをじぃっと見つめる。

日に当たると明るく見える茶色の髪をひとつにまとめているせいか、父親に似た顔立ちが良く見える。

少し垂れていて愛嬌がある目元は親しげで柔らかな雰囲気を醸し出しているが、ひとたび敵認定すれば非情に切り捨てる冷酷さがあることも知っている。

「背が、伸びたのではないの?」

そういえば、一緒に立っていてもミリアムが屈んで目線を合わせてきていた気がする。

ほんの少しとはいえ年下のくせに生意気な。

不貞腐れた気持ちでむぅと睨めば、照れながら「成長期ですから」とミリアムが微笑む。

いつもの澄ました顔をしているのに、照れ笑いするすの姿は年相応に可愛くて、なんだか無性に悔しくなってきた。

普段は王女然とした振る舞いができるのに、ミリアムを前にするとなぜか保てなくなってしまう。

苛立ちをぶつけるかのように「そろそろ解任しようかしら」と言えば、ミリアムは芝居がかった仕草で驚く振りをしてくる。

「あら。私がいなくなってもよろしいのですか?」

「構わないわ。ディアナもイーライもいるもの」

ミリアムがどう反応するのか見る勇気がなくて、俯いてしまう。返事がないまま、時間だけが過ぎていく。

呆れたかしら。それとも、失望させたかしら。

顔を上げることもできずに視界に映る自分の指を弄んでいると、そっと横から差し出された手が重ねられた。

驚いて手の先に視線を走らせた。

そこには、跪いて真摯に見つめるミリアムがいた。射貫くように見つめられることに耐えきれず、顔を背けようとしたが、その前にミリアムの左手が王女の頰に触れて阻止をする。

「寂しいことをおっしゃる」

「っ!」

切なげに告げられた言葉にじわりと胸が締め付けられた。

頰が熱い。

振りほどけない力ではない。ただ添えられているだけの手は温かな体温と優しさを感じる。

いま口を開けば迂闊なことを口走ってしまうかもしれない。それでも何か話さなければと口を開きかけた時、ミリアムはガラリと表情を変えてニヤリと笑った。

「この姿でなければ、強がりな口を塞いで差し上げたのに」

「こ、この!不埒者っ!!」

王女は真っ赤な顔で勢いよく立ち上がったが、ミリアムの右手は王女の左手をしっかりと握っていた為に距離を取ることは出来なかった。王女が左手を引き抜こうとしても、離れてくれない。

「は、離しなさいっ!」

顔どころか首まで赤く染まっている姿に満足そうに微笑んだミリアムは掴んだ王女の指先にちゅっと音を立ててキスをした。

手を緩めれば即座に引き抜かれてしまった。残念に思いながら見上げれば、取り返した手を抱き込んでこちらを睨んでいる。

少し涙目なところが可愛く見えてときめいてしまった。

「そういうことは、元の姿になってからなさいっ」

王女はそう言い放つと隣の部屋へと足早に姿を消してしまった。開けた扉の向こうから侍女の声が聞こえたので、あちらでお茶を楽しむことにするのだろう。

呆気に取られて見送ったミリアムは片手で顔を覆うと肩を振るわせて笑い始めた。

「元の姿、だって…」

そうしたらやり直しさせてくれるらしい。早急に着替えたいところだが、そういうわけにもいかない。王女の側に男性が侍るには名目がいる。

「反則だろ…」

あんなの告白も同然じゃないか。

なに、あの可愛さ。

「あー、やべ。そろそろ限界かもなぁ」

ミリアムは立ち上がるとスカートの埃を手で払った。

王女の横に並び立つのならば爵位は必須だ。父の爵位を当てにするような無様なことはしたくない。

騎士として立つことが手っ取り早いが、あんな汗臭い筋肉ダルマの中に入るなど真平ごめんである。何より自分に向いていない。

「やっぱり文官かな。工部とか面白そうだし」

都市開発や産業開発はには興味があるし、なにより出張が少なそうだ。外務省も悪くないが、年に何度か死んだ目をしている父を見ると入省は考えてしまう。

どちらにせよ、成長し始めたこの体では、侍女として側にいることも今年が限界だろう。

変声期を終えてもそこまで声が低くならなかったのは幸いだったが、体はそうはいかない。

「仕方ないよな。出世しないと、婿にもらってはくれないだろうし」

頑張るしかないよな。とりあえず、父に相談して最短の道を考えよう。母は……怒るだろうか、呆れるだろうか。なんだかんだと、最終的には味方になってくれるだろう。

少しだけ離れることになるけれど、待っていてもらおう。邪魔な婚約者候補は外したし、しばらくは大丈夫だろう。

「……いや、もう二、三人って潰しとくか?」

物騒な策を幾つか考えつつ、そんなことはおくびにも出さずミリアムは王女を追って隣室へと向かった。



お読みくださりありがとうございます。


アンナとルカリオの子供のお話を書いてみました。

ミリアムの本当の名前はリアムです。出すタイミングが分からず後書きで発表となりました。

外見も中身もルカリオに似てます。

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― 新着の感想 ―
あら、男の子(娘)ですね
お子様! 何と何と!
投稿感謝です^^ 前話のローガンの続きかと思いきや??? 時代が少々飛んでいるせいで半ばあたりまで???状態で読み進んでいました^^; 両親の薫陶というか英才教育が行きわたり過ぎた末恐ろしいお子様で…
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