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第4話 非公式生徒会の実態

「神崎に勝てなかった紗千花は生徒会長を諦めるしかなかった……」


「けど、どうしても諦めたくなかった紗千花は、仲の良かった私達を誘って『非公式生徒会』を創部したの。反対する先生たちを無理矢理押しきってね」


「最初は学校周辺の掃除とか、ボランティア活動をすることが多かったんだけど、そのせいで本当の生徒会の活動の邪魔になってたみたいで……」


「遂に紗千花と神崎が衝突して……その時は大騒ぎになったわ。その時にね……神崎が非公式生徒会に対する変なデマを流したの。」


「例えば、非公式生徒会は、学校に残ってるだけで全然活動してないとか、ゴミを街中に捨ててるとかね」


 紗千花が詳しく話す。


「そんな……酷い……」


「こうして、学校のためにと頑張ってきた紗千花や私たちは冷たい目で見られるようになったのよ」


「そして、私たちがやってた活動を真似して、本当の生徒会は好感度を上げていったわ」


「これが非公式生徒会が全校生徒から嫌われている理由よ」


 楓乃がひと通り話し終わる。


「って! ちょっとまってください! じゃあそんなとこに俺たちが……」


 楓真が反論する。

 どうしても非公式生徒会に入りたくないようだ。


「楓真! しつこいよ!」


 楓真の言葉を遮るようにみくが言う。


「みく……」


「無理矢理誘っちゃったのは悪いとは思ってるよ。でも……私は楓真と、この非公式生徒会を変えていきたいの!」


「…………分かった……」


「大丈夫だよ! 楓真! 私たちもいるから!」


 蒼桜が楓真に声をかける。


「……お前は確か、生徒会室担当の……」


七星 蒼桜(ななせ あお)だよ!」


 七星蒼桜と言った少女はミディアムヘアーの青色の髪で、身長が低い。喋り方と性格が少し子供っぽいところがある。


「蒼桜か……よろしくな」


「私は一条みく。この楓真と同じ中学出身です。よろしくお願いします」


 みくは少し安心したような顔で挨拶をする。


「一条さんと、立華くんですね。私は永野 月乃(ながの つきの)と言います。よろしくお願いします」


 永野月乃。パッツンと切った横髪に黒髪ロング。誰に対しても、ですます調で話す。勉強も運動もできるが唯一の欠点は機械音痴。


「私が会長の藍井 柚花(あいい ゆずか)です。こっちは菊野立夏。私たちは同じ中学校出身です」


菊野 立夏(きくの りっか)ですの。あの菊野学園といえば分かりますわね?」


 藍井柚花。茶髪でボブヘアー。本人は自覚していないがかなりのドS。サイコパスでもあるらしい。


 菊野立夏。茶髪でハーフアップ。言わいるお嬢様ヘアー。菊野学園という日本でも屈指の学園の理事長を父に持つお嬢様。お嬢様口調で話す。


「私は今寺 彩葉(いまでら あやは)。副会長です」


 今寺彩葉。茶髪で軽めのストレートヘアー。勉強、運動どちらもこなし、中学校では生徒会を務めていた。学年一可愛いとの噂がある。


「えーと、上条 悠希弥(かみじょう ゆきや)です。楓真の親友やってます。よろしく」


 みんな、1言ずつ挨拶をしていく。


 しかしーー


「一条と、立華……だっけ?」


 突如ショートヘアーの少女が口を開く。


「出てってくんない?なんであんたらみたいなのがここにいんのよ?」


「えっ……えっと……どうして……」


 みくが困惑する。


「あたしは真剣に片谷先輩のことを考えてここにいるのよ。あんたらみたいに遊びでいるわけじゃないの!」


「私だって……真剣だよ?」


「ギャーギャーうるさいじゃない! 生徒会って知ってるの?」


「私だって生徒会経験者よ!」


 2人の口論はどんどんヒートアップしていく。


「……っ! なんで……みんなもその気になってんのよ!悠希弥くんはどうなの?」


「えっ? 俺は楓真の親友だし、みくとも知り合いだから……楽しくやっていけたらいいんじゃないかなって……」


 悠希弥も困惑しながら答える。


「なんで…………なんで……? あたしは……」


「風凛ちゃん……少し落ち着きなさい?」


「片谷先輩まで……」


「…………」


 しばらく沈黙が続いた後、風凛がいきなり席を立った。


 ガラガラガラーー


 ぱたん。 タッタッタッ……


「風凛……」



 続く








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次話投稿は明日です

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