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第25話 蒼桜捜索作戦

「蒼桜が……」


「蒼桜がどうしたんだよ?」


「いないんだよ!」


「え?」


「はぐれたという可能性も考えられますわ……」


「うそだろ? あいつ何やってんだよ!」


「悠希弥! お前らも! 探しに行くしかないだろ!」


「……分かった」  


 楓真たちはクラスの列を外れて、今来た道を引き返す。


「柚花! 蒼桜がいないのに気づいたのはどこらへんだ?」


「えっとね……小さな橋があったでしょ? あのへんかな……」


「その前の大きい岩のところまでは見えてましたわ」


「大きい岩って……橋とだいふ離れてるじゃねーか……」


 楓真たちは走り出す。


「それ以降に確認してないのか?」


「ええ。私達も話をしていたもので……」


「でも……よく考えたら……ここまでの道って一本道じゃなかったか?」


 悠希弥が話し出す。


「一本道だと、いくらあいつだとはいえ、迷うことはないだろ……」


「そうですわね……。ということは、わざと道から外れたと……」


「そうなるが、そんな馬鹿なことやるか? 普通……」


 気が付くと楓真たちは、立夏の言っていた大きな岩の付近まで来ていた。


「悠希弥……だったらこの道から外れた所を探さなきゃいけないよな?」


「あぁ。そのほうが妥当だとは思うよ。まぁ、あくまで俺個人的な意見だけどな……」


「いや、そのほうが、良いだろう。けど、俺たちも戻れなくなる可能性も出てくるけどな」


「お前が決めろよ。この班のリーダーなんだから」


「…………じゃ、手分けして蒼桜を探そう」


「りょーかい!!」


 楓真たちは、楓真と悠希弥、みくと柚花と立夏の二手に分かれて蒼桜を探し始めた。


 しかし、ここで二手に分かれたことが、後々あんなことになろうとは、誰も思いもしなかった。  


 ーー数分後ーー


「あれっ? 悠希弥?」


 楓真は後ろを振り返って悠希弥がいないことを確認する。


「まじかよ……あいつもはぐれやがった」


「あーーそういえば悠希弥も、結構な方向音痴だったなぁ……」


「前を歩いてリードしてんのにはぐれるとか、もはや天才……」


(まぁ……いいや。俺1人で探そう。いざとなったらスマホで連絡が取れるだろ)


(てか、蒼桜もさっきから電話したりしてるけど、一向に出ないんだよな……。メッセージも既読つかないし……)


 楓真は1人でどんどん山を登っていく。


 ーー数分後ーー


(やべ……ここが、どこか分からなくなってきた。もしかしなくても……俺がはぐれたのか……?)

 

 楓真はだんだん自分に自信がなくなってきた。


「蒼桜……どこにいるんだよ……」


 ふと周りを見渡すと、青い何かが楓真の目に入った。


(ん? 青いの?)


 楓真がもう一度そこへ目をやると、青い髪色をした少女……


「蒼桜!!」


 楓真は反射的に叫んだ。


 すると、その青い髪色の少女が振り返る。


「あっ!? 楓真!?」


「蒼桜……良かった。見つけた」


 楓真は少し安心したが、


「てか、何してたんだ! ちゃんとクラスの列について来なきゃ駄目だろ! 山の危険度知ってんのか!?」


「ごめんなさい……」


「ったく……じゃ、悠希弥たちに連絡して、山登りに帰るか……」


 楓真はスマホを取り出す。


「あっ……楓真……それっ……」


「ん?」


 楓真は画面の右上を見た瞬間固まる。


 そこには、


『圏外』


 の二文字が表示されていた。


「うそだろぉーーーー!!」


 続く

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