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旅立ち
暑い暑い夏。
ぼくは大変な世界に足を踏み入れてしまった。
ミーン、ミーン•••
「うるさいなぁ…」
僕はその夏、母方の実家がある田舎の祖父母の元へ来ていた。
どうやら縁側でうとうとしていたらしい僕は蝉の鳴き声という鬱陶しい音で目が覚めた。
そんな僕に後ろから声が掛けられる
「あんれ〜陽太、こんなところで寝てたんか〜爺さんが探してたで行ってやんさい」
振り向くと畑から帰って来たばかりだと思われる婆ちゃんが大根片手に行ってやんさいの仕草
寝起きと言う事もあり体は怠かったが多分釣りをしている爺ちゃんの元に行く事にした
「よいしょっ!じゃあ婆ちゃん、ちょっと行ってくる。
でも婆ちゃん…大根振り回さない方がいいぜ、砂落ちてるぞ」
そう言って婆ちゃんを後に玄関を出た。




