DAY80(月)12月18日(ドリーム耐久テスト)
DAY80(月)12月18日
トモミの事を学校に行かせた後にシジマ所長に連絡をして、いつ頃行っても良いのかを確認を取る。
そしたら、今日明日と暇な為来たければ来ると良いということなので、全てのドリームエッグと五号のみを持って研究所へと向かった。
研究所へと行くと、シジマ所長のところの研究員が忙しそうに走り回っていて、まさかと思って聞いてみたら、耐久度チェックはしてあげるそうだが、ファッションショーに参加した後の後片づけを手伝ってくれとのことだった。
ホイホイ来てしまった手前、断ることはできないため手伝うことにする、洋服の仕分けやらなんやら、まるで新規開店でもする衣類店のような戦場だったが、なんとか片付けてから耐久度テストをしてもらうことにする。
その前に、昼になったため自分で作ってきたご飯を食べることにする、ドリームエッグ全て分と五号、私の分のご飯を作ってきたため重箱に作ってくることになってしまった。
それらを全て食べている最中に、シジマ所長が私が与えているご飯を見て興味深そうな顔をする。
料理について、それらの内容を伝えた後に耐久度テストを行うことにした、その際にエキシビションとしてシジマ所長のドリームエッグも参加するらしい。
耐久度テストは、簡単に言えば攻撃を受けた際にどれほどの衝撃を吸収するかだ、捨て卵でなければ破壊されるほどの攻撃は加えられることはないが、それでも大破までは行かないこともあるが、少なくとも傷つくのはある、傷付いた後のケアが大変ではあるが、耐久度テストでは言葉通りどれほどの衝撃を耐えられるのかを検査しなければならないのだ。
ドリームエッグ本体には攻撃を仕掛けずに、変身させた衣類に攻撃を当てるため、卵自体には攻撃はあまりいかないだろう。
というわけで耐久度テストが始まる、斬撃、衝撃、防塵、防水、防火以外もある、複数の項目で検査をするのだが、個人的には衝撃テストが一番嫌いだ。
検査するドリームエッグがマネキンを変身させ、そのマネキンに様々な攻撃を当てる、マネキンにダメージがいかないか調べるものだが、銃弾などの衝撃テストは多少めり込むくらいで済むのだが、全身を当てるタイプの衝撃テストは、一言でいえば鉄球のような硬質で重量のあるものをぶつけてどれほど耐えられるかを見る、みたいなテストなのだ。
マネキンが見るも無残に吹き飛ばされるが、それでも中身のマネキンは無事だ、ただ、衝撃を吸収するためのマスコット型のドリームエッグ本体である個体が同じように吹き飛ばされて、壁に激突して崩れ落ちるのを見ることになるので、研究のための検査ではあるが、それが痛々しくて私は進んでやろうとは基本思わない。
家でやる衝撃テストはワンダーエッグと共に行う遊びみたいなものだから、それほど辛さはない、怪我を負うのも擦り傷や切り傷など、手加減をしているとしか思えない加減でやるため、必要最低限の治療だけで済むのだ。
それでも、全ての検査項目の最低限の性能はクリアするため検査としては大丈夫だが、しっかりと調査する為にはこういった研究施設でやる方が、結果の確実性は確かだ。
他の研究所でも何回も見てきたけど、他の検査項目はあまり視覚的な衝撃はないが、検査項目の一つである、この衝撃テストがどうしても異様に見えてしまうのは、一応は見慣れているつもりではいるが、いつも可愛がっている個体がこのような仕打ちを受けるのを見るのが辛いという気持ちからなのだろう。
それらのテストを全て見届けて、飛行用の帰るための卵以外の全ての卵がボロボロになった後に検査結果が出た。
今回のファッションショーに出ていた服は全て、既存で読み込ませていたものよりも耐久度があり、見てくれは実践向きではなさそうだが、着ると防御力が高くなるのが立証されたらしい。
シジマ所長の卵も同時に検査を受けていたが、私の卵のように、思いっきり吹き飛ばされることは基本なく、レストランで見たその重量に見合ったどっしりとした構えで耐えていた。
検査結果を貰い、それを家に帰ってパソコンに入力することにして、カバンに入れた卵を労わるようにその場を後にした。
空を飛ぶ用のドリームエッグには被害が少ないようにしていたため、今回の検査は飛行用の当該エッグには完全にではないが、ほとんど検査をしていない。
空を飛び車に戻ってから家へ帰る、家へ着いた後に全ての卵を慰めるために怪我の手当てをした後、ふわふわな保温機の中に入れて声をかける。
ストレス値を計測するためにパソコンの電源を入れたところで、帰ってきていたらしいトモミが扉を叩いてきた。
ドリームエッグが一体も玄関に出迎えてこなかったのが気になったらしく、今日何やったのかを聞かれたから、どう答えようか悩んだ末に、卵の検査をしてきたとだけ言って、ごまかしのための食事を作るため、一階へ降りて料理を始める。
今日も意味不明な何味なのかわからない、多分醤油味で栄養満点な上深みがあるだろうスープを、継ぎ足すようにしてから火を入れる。
トモミに複雑な顔をされつつもその料理を作り上げ、他の主菜を作る。
手伝うためにトモミが手を洗い、一緒になって台所に立つ、食べたいものがあるかを聞いたら、ハンバーグというため、明日ひき肉を買ってくることを約束する。
料理を全て作り終えてワンダーエッグを全て呼んでくる、その時にあまり怪我をしていない飛行用のドリームエッグであるフィーアとフュンフも来るが、それを見たトモミがなんていうかわからなかったから、保温機がある部屋に後で持っていくことにする。
私の行動に対してトモミから不審な顔を向けられるが、今日はみんな疲れているのだと説き伏せて食事をしてしまう。
食事が終わり、トモミがお風呂に入った隙を見てドリームエッグを労わり慰める為にご飯を持っていく、今日は咀嚼せずとも良い様におじやだ。
ドリームエッグを全て変身させ、文句を言われながらご飯を食べさせる、こちらを非難じみた目で見て来るのに謝りながら、卵にご飯を与えていく。
結果、みんなが私の寝床に寝たがった為、今日はファッションショーで沢山服を読み込んだ結果、かなりの検査をさせられたアインスを筆頭に、テリクス、イルル、ドライとも一緒に寝ることにする。
寝るときには卵にさせた上で、掛け布団と敷布団の間に置いてやることにする。
下敷きにする恐れもあるが、ふかふかの布団のため多分大丈夫だろうとあたりをつけて、このあと解析をかけてから寝かせることにする。
他の卵には明日以降一緒に寝ることを約束する、そんなことをしていたらトモミが出たらしい、風呂に入ってしまえと言われたため、入ることにする。
その時に人型のドリームエッグにねだられたため一緒にお風呂に入ることにする、脱衣所で素体になった人型のドリームエッグには生々しい傷跡があり、一緒にお風呂に入りながら頭を撫でて謝る。
それをまんざらでもなさそうな顔で受け入れるその姿を見て、申し訳ない気分になりながらも、研究者的な考えから、個体ごとに感情がある可能性が高いため扱いにくくはあると思いながらも、これがドリームエッグなのだと感じる。
お風呂から出てテリクスの髪の毛を乾かしていたらトモミがやってきたため、急いでその場に居た全てのドリームエッグ(人型しかいない)を卵にさせ隠す。
トモミに何か隠しているだろうといわれたが、素知らぬ顔で流す、その後はストレス値を計測するために研究室にあるパソコンへ向かい、ドリームエッグを機械にセットし数値化をしてグラフにを作る。
それぞれの卵のストレス値がかなり上がっているが、暴走するような数値ではないことはわかる、それどころかグラフには労わる前と労わった後の数値が出ていたため、それを確認する。
今日耐久度検査をしたドリームエッグはやはり、労わった後の方がストレス値が下がっているのを見て、何にだかは知らないが、少しホッとした。
そのあとの数値は明日にでも確認することにして、今日のところはこれで寝ることにする。
五号には今日のところは保温機の中で寝てもらうことにして、一緒に寝たいといったドリームエッグの中でも、優先的に寝ることにした個体と共に寝ることにする。
そろそろ組織に提出するための情報をまとめる作業をしなければならない時期が差し迫ってきた、一か月間色々とあったから、全てをまとめるのに時間がかかりそうだ。
とはいっても、組織の中に間者がいることを考えると、どこまで正確で詳細な情報を出していいのかを考えなければならないだろうか、とも考えたくなる。
そういったことを考えては組織に悪いだろうか、疑心暗鬼になるのは悪い事だろう、これも後日考えることにする。




