~宿命の人~
女神様の締め技がまさかのご褒美で
ご褒美欲しさに色々やらかしてたとしたら、あの神様相当だな
少し魔法の練習もしてきました
練習場ありました、転職した人が試し打ちするところらしい
一通り唱えてみたけど、これは威力がエグいし駄目だなと思う物には二重線を引いておいた(使用、不使用と選択できたのだ)
久々にアヌビスさんにも会った
同じ地球の人なんで、親近感湧いてんのよね
相変わらずサンドイッチ食べてた
「いやー形が好きなんだよね~」
と言いながらモグモグ
三角形のコンビニのサンドイッチ確かに美味しいけどね
トイレから出てきた銀太郎は寝ているユーリを見て思った
この子の肩には沢山の人達の生活がそのままのっかているんだろうな
ユーリの近くで座ってみる
みんな笑って生きていく事が、人生の醍醐味だと思っていてよいだろう
人の為に生きていく事も幸せに繋がるだろうし
美味しいものを食べてもらうことも幸せだろう
この子は何の為に戦うんだろう
女神さまから聞いた話と、リストに記載のあった生立ちを見ていると
きっかけは、抜けてしまった聖剣のせいだということだ
これについては、女神様はノータッチらしい
前の勇者が突き立てたままの聖剣の周りに王都が出来ていき
そして時は流れ今の様に世界が各々発展し
前の勇者は、剣を残してどこかに消えてしまい行方を知るものはいないとの事
神様が言っていたが
この子はその勇者の子孫らしい
この子は生まれた時から一人だ
籠に入れられ一軒の家の軒先に置かれていた
たまたま、優しい家族に拾われて、幸せに育った
ただ100年に一度程の干ばつがあり食べることもままならないのに貴族からの厳しい取り立てもあり
その家族は殆どが病気で死んでしまったのだ
ユーリは思った
残った妹たちを助けなければと
今も村によく帰っている。
彼が使えるわけではなく仲間の紫の人が連れて行ってあげているみたいだ
ルー〇が使えるんだね
ユーリの髪をそっとなでつけた
まだ小さいのに
少しでも彼の旅が快適であるように善処していこう
「ん…」
ユーリが寝返りをうった
幼い彼の横顔を眺めながら
銀太郎は目を閉じた




