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あの神殿に遊びにいったら、急遽賢者に転職することになりました。  作者: 鴇田 孫
【第二の転職】~もしも賢者になって勇者と一緒に旅に出たら~賢者タイム

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21/22

~お手伝い終わったけどキナ臭いっす~

朝早くから薬草を炊いて冷やして瓶に詰めを繰り返し

かなりの数の回復薬が出来上がった


細かい作業は女性の方が向いていると思ったのか、サクラさんを連れてきたが瓶詰め作業は今はユーリがやっている


サクラさんこぼすのだ


ロートを使っているにも関わらずだ



流石に3本分位こぼしたときにチェンジをお願いされた

今は銀太郎の横で薪割りをしている


「......」


凄く何か言いたそうだけど

自分でもわかっているので何も言えないのだろう

ちょっぴり涙が出てる

でも、なかなかどうして薪割りお上手


「サクラ様、お上手ですね」

ニコニコしながら銀太郎も、斧を振り下ろす


ポクロンは、力が強いので森で良い感じの木材採取に行ってくれている


サクラはキッと、銀太郎を睨み付け言った

「何よ!言いたいことがあるんだったらはっきり言いなさいよ!」


「うーん、力仕事の方が適正が有るんだなって思っただけですよ」

ニコニコしながらまた斧を振り下ろす


「ぐぬぬぬぬ......」


話しかけたのは逆効果だったかな?


「それにしてもそのパンプスで痛くないんですか?」


「はん、これは舞踏会で履くような靴じゃないのよ、見ててごらんなさい」


そういって、サクラは脚を振り上げ銀太郎の薪を上から踏んづけた


バキバキバキとヒールが刺さったと思ったら薪が8つ程に割れた


「これでお分かりいただけたかしら」


ストレスが解消されたのか、足を戻しドレスの裾を撫で付け

薪割りに戻る



あのヒール怖い


銀太郎のニコニコが青くなっている





「サクラ、銀太郎お昼だよ、僕が作ったシチュー食べて。あ、ポクロンお帰りなさい丁度良かった!今シチューができたとこだよ!」



ドアが開きユーリがニコニコしながら話しかけてきた



「今日は薬草の臭いが強いからね外で食べようかね」


外でも食べれるようにこの家にはデッキがあるのだ

ちょっとお洒落なカフェっぽい

スープを入れた器をトレイに乗せてガガミラさんが出てきた

パンをいれた篭も腕にかけてたので銀太郎はトレイを持ち上げた


「お持ちしますよ」


銀太郎は、まだガガミラの腰を気遣っていた

回復呪文で完全回復したのにね


人数分のスープはなかなか重たかったので

手伝えて良かったなと思う銀太郎だった


ガガミラが、ポッと顔を赤らめていたのは誰も知らない





うわあ、美味しい


銀太郎はシチューをパンと一緒にモグモグしていた

鍋も美味しかったし、ユーリはご飯上手だ


対して銀太郎は適当料理なので味も適当である


これはこれで旅が楽しみになるな


ずずずっとシチューを啜るとサクラが睨み付けてきた

あれか?マナー違反だったか?許してくれ美味いのだ



「それにしてもこんなに回復薬を作らなくてはならないって、いつもこうなんですか?」


「いや、昨日見ただろう?あの広大な薬草畑が青々と繁っていたのが、葉を摘んだから寂しくなっていただろう?いつもは青々と繁っていて、1日50本作れば良いとこさ」


葉はどんどん出てくるので、すべては摘まず

色の濃い葉を摘んだのだ


かなり疲れたが半日ガガミラも一緒だったので3分の1程の薬草畑を採取出来た

今日と明日で依頼されている回復薬は納品できるだろうとのこと

どうやって納品するのか気になっていたが、ガガミラの家には小さな泉があった

そこにケースごと入れるだけらしい



察し




「戦争ですか?」

「いいや、わからん、だが単純に考えてそうだろうな。」


対人なのか対魔物なのかで意味は変わってくる


「被害が少なければ良いですね」



領土や宗教


何をもって争うのか

争いは業が深いなと感じる銀太郎だった

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