第8話 新たな旅立ち①
泣き終わると、何故かおなかがすいてきてしまった。私はもともと小食なほうだったはずだ。が、目覚めてから少し体の具合がおかしい。考えてみれば、おじさんにもらった朝食も確実にいつもの私の三倍は食べていたし、水だって多分一リットルは飲んでいる。
これも休眠スキルに関係あるのだろうか。
とりあえずおじさんのステータスを確認してみたい。
ステータス
【名前】菅澤 良平
【種族レベル】猫族Lv.40/40(MAX)(進化条件を満たしていません)
【スキルセンス】(ユニーク) なし (ベター) 気配遮断 魔力増幅 進化への旅路
【称号センス】 猫王
【スキル】(ユニーク)異才の脚力
(ベター)キーボード操作Lv.10(MAX) 罠設置Lv.7 隠遁Lv.5
罠探知Lv.5 遁走Lv.10(MAX) 空腹耐性Lv.4 レム睡眠Lv.7 超音波探知Lv.1
掘削作業Lv.5土魔法Lv.3 思考加速Lv.1 並列思考Lv.2 忍び足Lv.2
食物探知Lv.3 世界の情報庫Lv.1
【称号】 転生者 ニート 放浪者 器用貧乏 近所のおじさん 発想の転換 食物連鎖 餓鬼道 神速の男 スピードスター
【総合戦闘能力】61
おじさんはなんと私よりも弱かった。(やった!)だけれども、おじさんは卑怯とか、罠設置Lv.7、隠遁Lv.5、遁走Lv.10などなど逃げたり、わなを仕掛けたりする方向に能力が向いている。餓鬼道とかはいまいちわからないけれど、その総合戦闘能力で、この魔族だらけの森で生きていくのはさぞ大変だっただろう。多分今この辺に魔族が少ないのは木がまばらで、太陽光がよく当たっているからだ。魔族は日光に弱いらしいし。