表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/153

第33話~失踪~










 はい。現在件の学園長室に向かっています。


 俺は走って。アリスは飛んで。


 ・・・・・・いや、コイツずるいわ。色々と。何さ、空飛ぶとかさ。別に羨ましくは無いが。


 



 ごめんなさい。嘘つきましたホントは羨ましいですハイ。


 


 まあそんなこんながありまして。



「だー着いたー」


「何疲れたような声を出してるの?まだ調査前よ」


 お前には分かるまい。空を飛ぶお前にはなっ!!













「さって・・・・・・家捜し家捜し」


『主・・・・・・その言葉を聞くと主が犯罪者のように思えます』


 いいじゃないか。実質そんなもんなんだし。


 学園長室と言えど、ちょっと大きな書斎と本棚がある以外特に何もない。


「探すだけならすぐ終わりそうだなー」


「何か罠があるかも知れないわよ?」


「そーなのかー」


「そーなのだっ・・・・・・!コホン。探してないところはまだあるかしら?」


「・・・・・・・・・・・・プッ」


「笑ったわね!?今明らかに笑ったわよね!?」


「いや・・・・・・そんな事は、プッ・・・・・・ない」


「もう隠しようがないわよ!!」


 この後、腹を抱えて大笑いしたら上から魔法が雨のように降ってきた。死ぬかと思った。












「大体は探し終わったが・・・・・・」


「証拠らしいものは何も無いわね」


 そう。ここで消える人がいるならワープ装置か何かでもあるんじゃね?と思ったが、結局何も無し。


「捜査はふりだし、かー」


「もしかしたらまだ探してないところが・・・・・・っ!!」


 アリスが何か呟いていたが、途中から聞こえなくなってしまった。


「アリスー何か分かったのけ?・・・・・・ん?」


 振り向いてアリスに問いかけるが、姿無し。


「あれ、アリスー?どーこ行ったださー?」


 そもそも学園長室の中に気配なし。


『主、これって・・・・・・!!』


「・・・・・・うむ。間違えようがない」


 一旦言葉を区切り、


「アリスも失踪者の仲間入り・・・・・・と」










 アリス


 失 踪



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ