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その32

急に緊張してきたリジーは、シュナイダーにどう切り出すべきか考えていた。

だってそうでしょ?

帰ってきたのは私の部屋。

シュナイダーも一緒にいる。

期待すべき?

何を?

いやだ私ったら…あれこれ考えてると顔が真っ赤になっていた。


「シュナイダー、あの、あのね?」

「なんだい?何か面白いこととか閃いたの?」

「ん〜ん、違うの。あの、…あのね?」

「今日はもう遅いから僕は帰ろうか?」

「か、帰らないで!あの、その…。」

リジーは顔を真っ赤にしていた。何が言いたかったのかをピンと来たシュナイダーは片手で自身の口を塞いだ。



【マジか?いいのか?いろいろなことがあったから気持ちは確かに高ぶっているが、ほんとにそれを求めてるのか?】



シュナイダーは脳内であれこれと考えたが、目の前にいるリジーは真剣な顔と妖艶さを見せている。


「いいのか?俺で。」

「あなたがいいの。でも待って。気持ちが追いつかない。」

「待つのはいいさ。だがよく考えて決めてくれ。俺の気持ちは君にある。リジー、君が好きだ。だからことを早く進めるつもりはない。ゆっくりでいいんだ。」

「ありがとう。シュナイダー、私もあなたの事が好きよ。だからいいの。」


お互いがお互いを好きという事に気が付き、2人はその場で固まってしまったが、真っ先に動いたのはシュナイダーだった。

そっとリジーに近づくとふわっと抱きしめたのだ。

その温かい抱擁にうっとりとしてしまったが、そこにシュナイダーはキスの雨を降らす。

リジーは唇を合わせるのだけで精一杯だった。

チュッと音がしたかと思うとシュナイダーは唇を離した。


お互い息が上がっていた。



「今日はやはりこれで帰るよ。君とはゆっくりと進めていきたいからね。」

「えっ?いいの?」

「がっつきたく無いしね。いい年をした大人がする事じゃない。俺はそれでいいと思っている。君は?」

「えっ?私?私もそれでいいと思うわ。ありがとう。気を遣わせちゃったかしら。」

「とんでもない。本当ならこれで終わらせるつもりはないんだけどね。」そう言いながらもシュナイダーの耳は真っ赤になっていた。また一つシュナイダーの事がわかった。それが嬉しかった。



玄関まででいいというシュナイダーを送り出し、リジーは彼といた今までの部屋の間取りを見ていた。

今までは広いと感じていたのになぜかさっきは狭いと感じていたのだ。

それはシュナイダーがいたから。

キスした唇にそっと指を当てるとまだ彼の感触が残っていた。

しちゃったんだ。

キス…。

急に恥ずかしくなったリジーは顔を真っ赤にしていた。



今日はもう寝ようとさっとシャワーを浴びてベットへダイブする。

寝られるかしら?

しかし日頃の疲れもあったせいかその日はぐっすりと眠る事ができた。

次の日は朝から昨日書いていた新たなラフスケッチを書き出していた。

モノにするためだ。

その間は何もかも忘れて入られたが、休憩になるとシュナイダーのことを思い出して真っ赤になってしまう。重症だ。

彼の事が頭から離れない。


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