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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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277/304

彷徨う出来事No.137~闇への加担と煽動(続章、その2)

帰国を余儀なくされた筆者は、

まずは国内の取材で足元を固めようと

ありとあらゆるツテを使い、

精力的に日々動いていった。

数日後、別件の取材でとある

施設の場所に向かい到着した

そこはかつて、神村氏が出演した

ドラマが撮影された場所であり

今でいうと聖地巡礼と言われる

ファンの方々が賑やかにしていた

その施設では監視カメラの付け替え

工事が行われていた。

その場所では、これまで撮影された

映像や会話の記録は

全て録画されているという事で

もしかしたら何かあるのかもと思い

施設関係者に事情を説明して

念のために全て見せてもらった

そんな中で筆者が香港で見かけた

とある人物が映像の中に

適度に姿を表していた。

聖地巡礼している人達に

話を伺うと神村氏を推している人で

ファンの中では有名な人である

ちなみに香港でイベントの際にも

いらしたのですか?と聞いていくと

いらっしゃいましたよとの事

名前も教えてもらったが

皆それぞれニックネームで

呼びあっているため本名は分からない

逆に何のためにこちらへと

聞かれたので神村氏の

起こしたとされる事件の顛末について調べていると

そもそも、この事件自体の真相が違う可能性があるとだけ伝えて

挨拶をしてその場を後にした。

その翌日、デスクワークをしていると

以前とある事でお世話になった

伊丹弁護士から連絡があり

少し相談があると言う事で

とある所で待ち合わせしていると

そこには以前にとある出来事で

お会いした稲生志織さんと伊丹弁護士と今回の神村氏が同席していた

稲生志織さんからは神村氏の問題

やはり調べてもらえないだろうかと

いう話であり、伊丹弁護士からも

罪なら罪でそれなら仕方ない、

しかし、やってもいない罪を着せられ

それで全てを失うのはどうかと

私の方でも調べたが限界もあるので

津雲さんならばと伺った次第だと

筆者の方からは別件で伺った時に

とある人物が気になって調べていたら

神村氏の案件があり、それを取材していくと香港警察から取調を受けた

挙げ句に政府から入国禁止の措置を

効じられている事を話した。

ただ、逆に言えばそれだけ

触れてはならないものなので

それならばと少しずつ足場を固めて

いる事を話した上で幾つかの写真を

それぞれに見せていく

そこに写っている人達が

もしかしたら知っているかもと

確認していくと女性の方は

神村氏は知っている人であった

自分の熱烈な推しであり

あらゆるイベントに来ていたというが

名前は分からないという

それを聞いてしまうと

アイドルとファンとの境界線の

一線を越えてしまうからと

ただ、その時の表情は

何か腹に一物を抱えたような

雰囲気を醸し出していたので

これ以上は何も聞いては

いけないのか、それとも言えないのかと筆者は感じとっていた

ちなみにこの女性は

普段何をされているのかは

伺った事はあるのかと質問すると

神村氏は確か区役所で働いていると

聞いた事があると思い出していた

そこから筆者はその区役所に

連絡して確認すると

その職員は確かに在籍していたが

今は退職しているという。

退職時期を伺うと

神村氏が起こした事件の3カ月後だと

筆者は何か分かり次第連絡すると

3人には伝えてから、

その場をあとにしたが

ここまで人探しで八方塞がりとは

真実を知るためには

まさに千里の道も一歩からだなと

感じていた所にとある人物から連絡が

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