第28回 #書き出し祭り ふりかえり
泥濘湾猫夏大橋ふりかえり。
第28回書き出し祭り、皆様お疲れ様で御座いました。
2-18.泥濘湾猫夏大橋少年記
で参加いたしました佐野和哉と申します。
覚えてってね。
有難いことに、今回も上位3つの中に投票してくださった方がいらっしゃいました。
10名の方、本当にありがとうございます。
そして感想を述べてくださった方、ありがとうございます。
参加作品と言うことで目を通してくださった方にも御礼申し上げます。
毎回驚かされるのが頭から尻尾まで全部ちゃんとご覧になって、感想まで書いて下さるツワモノが少なからずいらっしゃることです。その熱量で読んでもらえる作品は幸せだし、その仲間に入れてもらえることはとても有難いことだなと改めて感じている次第です。
書き出し祭りの醍醐味は「普段なら読まない作品に触れる」ということだなと思います。私は私で好みが偏っていますし、読むのも書くのも自分の好きな分野が多いです。なので、私も普段なら選ばない作品に触れて勉強になったり楽しませていただけるし、皆様も普段なら猫跨ぎするようなジャンルでも〝書き出し祭りだし〟くらいの折角加減で手に取ってくださればいいな、と思っています。
言い換えれば、普段なら目に留めてもらえない人たちにもお客さんが見つかるかもしれない、という希望があります。
ああ書き出し祭りに参加してよかった、
書き出し祭りには希望のにおいがする(あの鐘でも鳴らすつもりかお前は)
さて自作品について。
様々なご意見を頂きまして、とてもうれしいです。
先ず読んでもらえて、そのうえ何か感想を頂けるというのが書き手にとって無上の喜びであることは言うまでもありませんが、褒めてもらえるのに越したことはありません。
何しろポスト・アポカリプスとか言われても全然さっぱりで…私はホラーのなかでもモキュメンタリと呼ばれる書き方で作家デビューをしましたが、デビューが決まったときに担当の編集者さんから
「佐野さんのモキュメンタリ的な作風が」
と言われたとき、知ったかぶりすることも出来ず
「モキュメンタリって、なんですか?」
とおずおず訪ねたぐらい専門用語には疎くって。モキュメンタリ。
モロキュウとメンタイコと、タリは…吉井和哉のソロかな?
でポスト・アポカリプス。
郵便受けにスポーツドリンクを注ぐ新手の嫌がらせかな?
ポストにアクエリアス…?
ポスト・アポカリプスという言葉を用いて感想を述べてくださった皆様には大変心苦しい限りですが正直よくわかっていません。
ただ、こういう「何かがすっかり壊れて終わった後の世界に突然ぽいっと置き去りにされて物語が始まる」というやり方は大好きで、子供の頃から慣れ親しんだものでした。
私の物書きとしての本籍地は椎名誠さんの描くシーナワールドにあると思っておりまして、この作品も下敷きにあるのは武装島田倉庫やアド・バード、ひとつ目女など、椎名さんが送り出したSFの、北政府なる存在が示されている作品群です。
なんだかよくわからないけどとにかく漢字がズラズラズラっと並び、基本的に人も世界も壊れてて、意味不明の生き物が跋扈する。急に〝その世界〟にポンと放り込まれて、そのまま彷徨うように読み進めて、急に終わる。シーナSFってそういうの多くって。
で、その後どうなったの?
と聞かれてもシーナさんはフフフフなどとフクミ笑いを残したまま可及的加速度的確定的に新宿駅東口方面へと歩を進め本日の業務終了及び麦酒摂取における燃える闘魂的臨戦体勢へと移行していってしまうのである。
ほらこういうの。昭和軽薄体を令和に持ち出すくらいには椎名さんが好きで、椎名さんに憧れて小説を書き始めた私にとって、この
泥濘湾猫夏大橋少年記
と言う作品は、いわばシーナワールドへの里帰りみたいなもので。
泥濘湾っていう言葉自体が武装島田倉庫にあることを知っていたり突き止めてくれたりした人も居て。
猫夏は電気グルーヴの楽曲で私が好きなやつ。
で、そこに少年がポツンと居るから泥濘湾猫夏大橋少年記。
夏すみれ、青希という言葉は好きなプロレスラーの夏すみれ選手、青木いつ希選手からそれぞれとりました。
他にも元ネタのあるフレーズや表現は幾つかあるので、わかった人は是非そっと教えてください。
お礼のご挨拶が遅れてすみません、何かしら書いて下さった方には必ずお返事をさせていただきますが、何分遅れますことをご容赦ください。
取り急ぎ、全体を通して皆様に御礼申し上げます。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
次回参加出来たら書きたい作品、もう準備してます。
また沢山の人に見てもらえますように。




