第十一話 無双
俺が前に出るとざっと3000人程の兵士が向かっていた
後ろには骸骨兵達と配下にした魔物達が俺を見ている
「王の勇姿を目に焼き付けるのだ!」
「我らが王の戦いが見られるのか!」
「頑張ってくだせぇー」
「せーのっ!王、王、王、王」
「「「王!王!王!王!」」」
おい、貴様らこれは祭りじゃねえんだぞ
プレッシャーかけてんじゃねえよ
これからどうしたらいいかまだ考えてねぇんだぞ
こんなときは声さんにお願いだな
(あのさ、なんかこう、効率良くちゃちゃっと終わらせられないかなー、あ!でも殺さずにね)
了解しました、では敵に向けて口を開けて下さい
ん、こう?
はい、そして怨嗟の息吹きと念じて息を吐いて下さい
【怨嗟の息吹き】
俺がそれを使うと3000の兵達は一瞬にして混乱に陥った
何故なら俺の口から次々と魔物が現れたからである。毒ガスのようにも見えたその口から放たれたものは全て悪霊となり命あるものを狙う
兵士は剣を振り、倒そうとするが光系統の魔法を使用するものが少ないのか悪霊を祓うことも出来ず追い詰められ、そして少しの時間が経つと撤退し国へ帰っていった
(え、うわーすんげー何この技かなり使えんじゃん)
そして俺は自分の居場所に帰っていった