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異世界おひとり様自衛官  作者: 柊真琴
◆その7:出張・帰還編
99/189

【療養と実験農場であります!】

寝る前に大きい箱に入って3ボタン式の超空間通信チップ内蔵の携帯端末が

転送されてきた、番号が001Zになっている、1を押せば自分に繋がり

2を押せば棚に入ったリビングの000Aへ繋がるようになっている…3を押せば

CICへ直接繋がるようにしてある。


超空間仕様だからボディ色は普通のと同じホワイトだがボタンのあるパネル色は白文字にガンメタリックである、今までのは白文字にパネル色が青だったけど少し変えてある。


もう1つパネルがガンメタリックの端末が入ってる、発注かけた覚えが無いぞ…

ダイヤルがAとZキーまで付いているテンキー型だ、電源を入れてZキーの長押しで自分の番号が出るが、0000って何ですか!


この番号だけ、ある番号を入れるとCICに繋がる仕様になっている、AAAAと…



『はい、シスターです…無事に届きましたか』


「届きましたかじゃないよ、頼んでいないのに1台増えていたからびっくりしたわ」


『位置はセブンが居るから正確な座標点もミリ単位で判りますので大丈夫でした、今後もそこへ行くのでしょうから端末情報も更新しておきました…屋敷からの着信も超空間通信で届くから大丈夫でしょう』


「うわー先を見られてる… RA2-i 本社から例のモノは一緒に入って届いてる、一美に礼を言っておいてくれ」


『どうするんですか、それ?』


「練習と実験と…上手くいっても趣味だな」



+++++++++++++++++++



『ショウ様、おはようございます!』


「エルヴィーラ、おはよう…今日も可愛いね」


『そ…そんなショウ様、照れちゃいますううう』


『ショウ様、朝食の用意が出来ていますよ』


「フレドリカさん、すいません…あの服装じゃないんですね」


『あれは戦闘用の服装です、普段はこうやってスカートと上は布を巻いたドレスですよ…ショウ様は、私のおっぱいが好きなのを知っています、見られないのが悔しいのがわかりますが、これからは我慢しないでお好きな時に布の間から手を入れて揉んでいいですから!』


「だあああ!何故ここでそれを言いますか」


『だって…契ってる時に、ずっと手を離さず揉んでるか握ってるとかしてるじゃないですか…あれは私も一緒に気持ちが高ぶってきて、うふっ』


「ヘルマンさんの前でそこまで暴露したら流石に怒るだろ…ってヘルマンさん、エルフ茶を飲みながらVサインしないでくださああい」


『ショウ様…エルヴィーラもお母様の血を引いていますので期待してください!最近は成長が凄いですから私のも揉んで手伝ってねっ』


「もうこの親子は…そうだエルヴィーラにコレを渡しておくから何かあったら使ってくれ」


ガンメタ仕様の3ボタン式携帯端末機を渡して使い方を教える、畑に出来そうな空き地を少し借りられる事も出来た


-------------------


朝食を食べながらヘルマンさんは自分が破壊神代行で無い時は何をやっているのかを聞かれたので、王都の子爵でもあり別な所の公爵跡取りで共和国7番目の国王で宙夏そらなつ国の主席で会社の社長というのも教えた



『…ショウ殿、村長が霞んで見えたわ』


『共和国7番目に出来た国にようやくギルドが出来て、そこへギルドマスターとしてエルフ総合アカデミーからの友人、ユスティーナが配属になったのは手紙が来て知っていましたが…まさかショウ様がフリーダム国の国王だとは!』


『ショウ様…エルヴィーラが、ショウ様のような立派な人の愛人になっていいんですかあああ!』


「いいんだよ、うちの姫様ズから見て自分が公務とかが忙しくて倒れるぞと言ってる所へエルヴィーラが居てくれると、うちの本妻が健康のため愛人に認めると言うぐらいだし…今後は疲れたらここへ来そうな気がするよ」


『ショウ様、何度でも来て下さい…回復と癒しを与えます!』


「エルヴィーラ、ありがとう…」


『ショウ様、何度でも来て下さい…おっぱいを揉ませて搾り取ってあげますよ、むふふ』


「フレドリカさん、それはちょっと疲れそうな予感もします」


『ショウ殿、何度でも来てもらって結構…そうすると私が寝られそうだ』


「ヘルマンさん…フレドリカさんのバイタリティが凄いから、なんかわかります」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



エルヴィーラに空き地まで連れて行ってもらって【念動力】で耕し持参した種や苗木を植える、水がある池へ連れて行ってもらい同じく念動力で浮かせて上まで持ってきて

少しずつ雨のように噴霧する…



「蔓が長いモノは横に棒も立てたし葡萄は上にも枠を作ったし、森林魔法も普通の魔法術と同じ感じでいいんだよな…【成育】」


畑にした土地に手を伸ばして念じたら一斉に成長し始めた…すげぇよ

ものの5分で完全に成熟した、でも実際はどうなのだろう?


===================


・葡萄→房の段階でバルサミコ酢のようなモノが出来上がっていた、果実は後で取れた奴も全部まとめて空間収納行きとする


・イチゴ→レモン状態になった、柔さそのままで超すっぱいわー


・メロン→苦い…何かの薬になったかも、後で調べよう


・西瓜→メロンに同じく、中身がドロっとしている、後で調べる


・トマト→唐辛子真っ青という辛さ、舌がしねる


・人参→砂糖かという甘さ!これは子供受けするわ


・大根→どこのフルーツよという美味さ…西瓜かと思った


・唐辛子→イチゴの味がします、これはありかも


・ピーマン→桃の味がします、歯ごたえとアンマッチか?


===================


「はっはっは、エルフの森以外の種などは全て逆作用で違う味になるのか…」


『ショウ様…1つだけ植物が残っていますけど』


「嫌な予感しかしないなあ…」



・とうもろこし→1本だけ取って皮を向いて重力結界を張ってから【念動力】で浮かせて

ファイアで下から回しつつ炙ると…1粒ずつ爆発しながらかなりの勢いで四方八方へ飛び散って悲惨な状況に



「熱を加えたらこうなるのか、爆弾とうもろこしだよこれじゃ」


『ショウ様あ、ボンボンいって怖かったですぅ』


「エルヴィーラ、よしよし…グルーディル村って結構大きいね」


『大きさだけはあります、歩いて回るのは大変ですよ』


「乗り物を出してあげるよ、それに乗って周るから案内してね」


73式小型トラック幌なしに【サイレンス】をかけて静かにしてから横にエルヴィーラを乗せグルーディル村を周る、村というか小さい街レベルの大きさはあるんだな

村の人たちも村長から通達があったのか、深々と礼をするか警備の人は直立不動だよ

エルヴィーラから言われるまま少し高くなっている丘に73式小型トラックで道路を登って行く…4WDだから余裕だ



『こんなに早くここまで来られるとは…倒したウッドゴーレムはアレですか、ショウ様よくご無事で』


「エルヴィーラ、ウッドゴーレムは魔力では動いていないんだろ?」


『はい、森の精霊にお願いして召喚してもらうのです』


「なるほど、魔法関係なしか…そりゃ動くわな、魔力が全く無しのまま5体も相手するのはキツかったな」


『ショウ様…あのですね』


「どうしたエルヴィーラ、むぐっ」


いきなりクビに手を回して舌入れ濃厚ぶっちゅを丘の頂上でやるとは

そのまま5分近く糸を引くまでずーっとやってました



『今までお母様やお父様が居て、ずっと言えなかった…でもここには2人しか居ないから言います…ショウ様、愛してます!大好きです!』


「エルヴィーラ、僕もだよ…もうずっと離さないよ!」


『ショウ様あああ…うわぁあああん!』


エルフの娘は泣いていても、ぎゅっと抱いてるだけで癒される…これも治療の一環か?



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



村長の家へ戻ってきて満面の笑みで右腕にしがみつくエルヴィーラを見て

フレドリカさんは大きく頷き、ヘルマンさんは全力サムズアップだった…

この村が平和な理由もわかる


-------------------


昼食を終えて村の医者に見てもらう、順調にアバラ骨は回復へ向かっているそうだ

あと9日から7日間ぐらいで治りそうだと言う、貼り替えてるのは「回復草」という薬草を加工したモノだそうな…自分自身に回復魔法は効かないからなぁ


まてよ、いま気が付いたが神直伝の古い携帯電話TZ-802なら結界を無視して通話が可能かもしれないと【空間収納】から取り出してダメモトで創造神に電話してみる



『おー生きておったかあー』


「…魔力が効かない所へ放り込んで殺す気かクソジジイ!おかげでしばらくダークエルフの村から動けず療養モード真っ最中だよ!」


『いやースマン、まさかアーティファクトとは予想していなかったからのう…お願いだからクソジジイはやめろと何度言わせるんじゃ!』


「特殊能力も固定能力も使用不能になるからテレポートも念動力も使えないし、今回はここで死んだと思いましたよ」


『あのストールボックスのせいでこっちでも断片的にしかそっちを見ることが出来なくて本当に大変だったのじゃぞ、恋愛神はマトモに映らないから頭抱えてるし今回は時空神が一番ひどかったぞ…お前が悪いとギャン泣きしながら破壊神を蹴りまくるから薬神が駆け寄って背後から泣き叫ぶ時空神を抑えたんだぞい』


「時空神…本当に自分と契る気なんだろうか」


『あのアーティファクトは破壊してくれて助かったぞ、こっちで与えた能力まで影響するとなればエルフの森の全てが破壊対象待ったなしだろうから』


「しかし、ハイエルフに加護が全てバレるとは思いませんでした」


『ハイエルフが一番こっちに近い存在かもしれんからのう、ゲルマノヴナの奴に宜しく言っておいてくれ…ワシと3日に1回の石版を使ったやりとりしか出来ないが、知らない間柄じゃないぞい』


「あ、わかりました…後で行ってみます」



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



場所さえ判っていれば、あっさり真ん中の城までテレポート出来るものだな

【衣装変換】で真面目に制服へ変更してあるけど



『お前は何者だ!人族が何故ハイエルフの場所に!』


「あ…囲まれた、身分証です」


『うわっ!ハイエルフSSSスリーエス、あの勇者ショウ様!失礼しました、ひらにご容赦を』


「マイスター ゲルマノヴナさん、居ますか?」


『いまお呼びしますのでお待ちください!』


「いつの間にか勇者扱いにされてるよ…」


-------------------


『ショウ様、どうしたのですか…何か御用で』


「いや、忘れたら困るので先に伝言を伝えておこうと…創造神から宜しくと伝えておいてくれと」


『いま、何と言いました?』


「いや、さっき創造神と話していてゲルマノヴナさんとは石版で3日に1回連絡しているから宜しく言っておいてくれというので」


『ショウ様…貴方は創造神と話す事が出来るのですか!』


「いや…好きな時に呼び出したり呼び出されたりしてますが、いつもは創造のジッチャンと呼んでますが、うっかりジッチャンだけになるとジッチャン言うなと怒られますが、今回はちょっとヤバかったので殺す気かクソジジイと言ってしまいクソジジイはやめろと何度言わせるんだと怒られました、はっはっは…ってゲルマノヴナさんどうしました?」


『…いま一瞬気を失ってた、創造神をジッチャンとかクソジジイよばわり出来るショウ様には逆らえないと思いました』


ゲルマノヴナさんがダークエルフの森を守った勇者ショウは人族でも

ダークエルフの森に居住権を持つ者であり、ハイエルフSSSスリーエス所持者なので間違っても囲んで捕まえないようにと各所に通達を出してくれるそうです


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