【第八区と鈴玉の正体であります!】
『おぢちゃん…契ってもよかったのに、鈴玉の準備は出来てました』
「さすがに嫁の妹へ手を出したら終わります!まして8歳だよ…だから朝になったら
パジャマ脱いでパンツ1丁で添い寝してたのか、ほら起きて朝ごはんだよ」
『…これも合格したわ、よかった』
「鈴玉何だって?」
『何でもない、ほらご飯食べに行くわよ』
グレートバゥム3階の寝室から2階の食堂へ行くと春燕が
朝食の仕度をしてくれていた、今日で視察が最後だから家で作ってきたらしい
『肉包と菜包です飲み物は豆漿も
用意しましたよ』
「肉まんと野菜まんと…豆乳か、こーゆーのもいいな」
『将主席のクチに合うか不安だったのじゃよ』
「汀洲さん、意外とこのような肉まんや餡まんは食べた事があるので
大丈夫なのです、豚角煮まんやピザまんなど変わり饅頭もありますよ」
『豚の角煮まで入れるのか…春燕今度やってほしいのじゃ』
『天佑の発想は凄いものがありますね、汁が出て困りますけど』
「実は豚の角煮を作って冷蔵して冷やすと汁が煮こごりになって固まるので
それも含めて包んで蒸すと聞いたことがあります」
『天佑、その作り方を親戚の店に教えていい?
前にみんなで集まった酒家なんだけど』
「うん、いいよ…小海老で海老のチリソースを作って同じように詰めても
面白いかなと思ったけど」
『味付けを変えればありね…それも言ってみよう、天佑って
底なしの発想を持ってるわね』
『将主席、第八区は宙夏国で一番北にある場所だが
島が2つある、一番近いのが大きい秋北島、距離がだいたい
東に6km離れていて大きさが48kmある、次にそこから8km、大陸から
15km離れた所に東北島がある、
ここは小さい、大きさが7kmだ』
「汀洲さん、まずは大陸側のほうへ行きましょう」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『遠いところわざわざ、本当に大きい乗り物ですねえ』
「鴻洞さん、空気が澄んでいるというか土地も広大だし
税金が高いとか作物とか精肉とかを献上させられていた以外は
問題ないような気がしてきました」
ここは、舞を連れて来たら泣いて喜ぶ場所かもしれん
温度や気候がまるで北海道そのものなんだから
『さすが7区全て回ってるだけあって把握してますねえ…何も問題ないと
言いたいですが、東北島だけ何かあるような気がして』
「わかりました、一緒に秋北島から順にグレートバゥムで回りましょう」
第八区出張所は大陸側に建てる場所が判っているので建築用ドロイドに任せ
島の方へ巡回に出る事にする、中継用カメラは出張所の近くに付けた。
秋北島は別に問題は無かった、島で漁業・農業・酪農と
全部が均等に回っているのが判る…港に防波堤を作って灯台も作るように
ドロイドに指示をしてから東北島に向かった
中継用カメラも秋北島の港が見える位置に取り付けた。
「島全部が邪気、いや混沌?なんだか判らんが淀んでいる…」
『秋北島から1週間、音沙汰が無いのでおかしいと思っていたのです』
「でも、原因が何だか掴めないと手の打ちようが」
『おぢちゃん、山の火口に何かがあるわよ…そこに行くおぢちゃんが見えるわ』
「鈴玉が言うなら、そこに原因があるんだろう…
黒騎士Lightで行って来ます【衣装変換】【テレポート】」
+++++++++++++++++++
火口か…【物体透視眼】休火山に見えてここは底は活火山か
お、原因の魔族か!いやそれ以上のハイクラスな何かだ
[そこの魔物!瘴気か混沌をバラ撒くのはやめてもらおう]
【ふふふ、止めれるものなら止めてみせよ!】
[魔力砲!100%発射!…魔力が吸収されやがったあああ]
黒騎士で…バズーカが効くわけないわ!また雷のサイクロプス
ここで使ってみろ、火山が噴火するぞ!もう島ごとサイクロプス
ダメだ!住人に罪は無い!それでも主席か…あああどうしたら
あ、魔物なら魔物ならば…1匹だけなら!
初チャレンジになるけど、大丈夫だ
「…まずは平常心、とりあえず、おっぱいは忘れろ」
「оппаиwасюретакаражёюкамахою
жинсютюгенсеё!」
魔族か何だかわからないモノの下に魔方陣が現れた、とりあえず
第一段階は成功だ…ここからが掛け合わせだから
失敗したら最後かもしれん、度胸一発…突撃!
「жёюкакаиси,хонсикисямо,
омоwазюсёютен, хикарининаре!」
ハイクラス魔族のようなものが魔方陣からの白光に包まれて
浄化されていく
【くそう、この手があったとは…二次試験合格だ、おめでとう!】
[おめでとうってなんだコラ、待ちやがれ!]
+++++++++++++++++++
グレートバゥムに戻ってみると東北島は普通の活気に戻っていた
島が小さいから漁業がメインで魚の加工品をやっているのが判った
東北島で歓迎してくれた際に出してくれた魚のひもの、美味いじゃないの
この東北島にも中継用カメラを付けた、第八区だけで3箇所か
『おぢちゃん、ちょっと話があるの…立って』
「なんだい鈴玉…あ、あああああ!」
立った瞬間、歓迎の席に居る鴻洞さんも汀洲さんも
春燕も島の人も全て動きが止まった…それも全て
色が白黒になっている、なんだこれは!
『驚く事ないわ、私とショウ以外の時間を止めたから』
「え、ショウって…将主席じゃなくそっちの呼び方かい」
『こっちのほうがいいでしょ、恋愛神や創造神様からショウ殿と呼ばれてるんだし』
「恋愛神や創造神様って、まさか…お前!」
『ふふふ、地上では鈴玉だけど…その実態は!時空神でぇーす』
光に包まれたと思ったら白っぽい金髪ウェーブで青い目の白い半袖ローブを着た
8歳児に見た目が変わっていた
「…何で、地上で8歳になってるんだよ!」
『天界でも8歳なんだってば!天気神でも5歳でしょ!だから仕事が8歳でも
ちゃんと出来るか地上で試験を受けてたの!わかったおぢちゃん』
「そーゆー事か、で結果はどうだったのよ?」
『ふっふっふ、創造神様から人の姿でショウのアシストがきちんと出来たので
合格が貰えたから無事に天界へ帰れる…ううう
これで勝手に魔王が時空の扉を開けないようにカギを掛けられるわ
本当は時空の扉を開けるのは許可制なのよ、それなのに魔王…あの野朗!』
「帰るって、突然妹が消えたら春燕とかはどうするんだ?」
『おぢちゃん、お姉ちゃんから私の昔話って聞いた事があった?』
「そういえば、1度も無い…」
『アレクターを持って両親を助けに来る寸前にみんなの記憶に私を割り込ませて
存在しているように見せかけておいたからバレないのよ、戻るときには記憶を
完全消去するから鈴玉は、おぢちゃんだけしか知らないわ』
「それは恐ろしい技だな…使い方を間違うと大変だ、それよりも自分の試験は
一体何だったんだ?」
『それも創造神様から結果を言っておけと、合格だと…クマとか火口の魔族とか
やっていたの全部創造神様だったのよ、おぢちゃんは半島を2回も全滅させて
大量殺戮をやってるわね』
「そういやそうだ、理由があるにしてもやりすぎたとは思う」
『だから天界でもちょっと問題になってしまって、地上が壊滅する前に一度ショウの
人格試験をしようと他の神様連中から意見が出てこうなったと』
「だから合同試験状態になったのか」
『ベットでパンツ1丁の8歳児に手を出さなかったから合格だと』
「誰だ、それを試験項目に入れたのは!」
『性事神に決まってるでしょ、私は契ってほしかったのに…ああん!』
「いや、結婚していない8歳とはご遠慮させていただきます…脱ロリコンですから!」
『大きい壊滅方法ではなく被害最小の方法も心得てるので
天界から逆にお誘いが来るかもしれませんよおおお、ふふふ』
「何ですかそれは!嫌な予感しかしませんが…」
『あ、ショウ殿…そろそろみんなの記憶を消去して天界に戻るけど
ちょっとこっちに来て』
「何ですか時空神様、しゃがみましたが…むぐううううう!」
がっちり両手両足でジャンピング抱きつきのままマウントポジションを取られ
押し倒されたままウルトラスーパー超ぶっちゅに持っていかれるとは、油断した!
『ぷっはぁあああ!契れなかった分、舌を入れて堪能させていただきましたっ!』
「くっそう、8歳児に思いっきりやられたああ…油断した!」
『今ので【時間停止】の特殊技能をぶっちゅー!と注ぎ込んだから
ショウの「時間停止」はこんなガッチリとした白黒固定じゃなくモノを動かせる
中途半端な色つきだから殴ってくる人を壁方向に動かして自爆とか出来るけど
ほどほどに…限度は5分までよ』
「そんなスキルまで付いてしまったのか…魔族の能力移動みたいだな」
『じゃあ、天界に戻るわね…今までありがとう、おぢちゃん』
「鈴玉が消えた、みんなの記憶から消えているんだろうな」
-------------------
『天佑、酔い覚ましに席を立つなら言って下さいよお』
「春燕ごめんね、そういえば自分の隣に誰か居たっけ?」
『天佑の隣は…隣は…誰だっけ?まぁいいわ、私がそこに行くー!』
「汀洲さん、春燕の家って何人家族でしたっけ?」
『娘の春燕1人だが…今更、何を聞いておる』
…見事だ鈴玉いや時空神、もう1人…常に見てたのが居たな
「イチナナ、ちょっと来て」
『マスター何でしょう?」
「鈴玉という名前に記憶はあるか?」
『はい、娘の春燕の妹8歳ですよ…動画も記録されています』
「やはり人に記憶操作が出来てもAIは無理なようだ…イチナナ、これより
鈴玉という名前を出すな、春燕もすでに存在が
記憶に無く知っているのは自分とイチナナ及びSAKURAシステムだけだ
データーは封印しておけ、シスター以下STERメンバーにも全員に通達してくれ」
『イエス、マスター』
「鈴玉は、もう…地上には居ない」




