【月光の訪問とアルミニウムであります!】
久しぶりに内務班、【機械作業室】で色々やってます。
前に魔族戦で「鳳凰」を作ったが…「月光」に搭載はデカすぎた
羽を折りたたんで離艦し折りたたまないと着艦できないのはおかしいと
操縦していた丈から、あの後ツッコまれたので大改造。
確かにウイングを折りたたんでも10mは大きいよなあ、伸ばしたら
幅30mは搭載機じゃない、コレは間違った素直に認めよう。
3人乗りにして機器を積み大型調査機にします…もう戦闘は無いだろう
搭載用のは別に作りました、前もってオーダースクリプトを入れておいたので
新型機「ガルーダ」が2機完成していました。
石鹸にブーメランを横から水平にブッ刺して垂直尾翼をV型に2本立てて
エンジンを左右に2機内蔵し上部へ半円形コックピットを設置の1人乗り
幅9m長さ13mの支援戦闘機、もちろんウイングは畳めて
黒宝結晶石コーティング済みだけど、もう使わないに越した事は無いなー
空間技能が使えるので色々と載せちゃったけど、まぁいいか。
あと舞にも言っていた輸送艦…というか輸送機もまもなく出来るし
こっそり作っているアレも順調だ、今日はこっそりバレないように
黒宝結晶石コーティングをやりに来たのが本当の目的です、では
「んぉほぉぉォォおぉぉおおほぁうっ!むっはーっ!」
うん、50mだと何とか倒れずに出来た…一緒にセットで付いてる付属品も出来たか
さすがに魔力の一気の放出は疲れる、ちょっと内務班のベットで休んでいこう
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2時間ぐらい寝てしまった、食堂で缶コーヒーでも飲むか
って、茜と舞が居る!もしかして自分の取り合いで殴り合いの喧嘩でもしてるのか?
『『そんなはずないでしょ!』』
『年齢が若くても1日でも早くそこへ入ったほうが先輩にあたるのは、この世界の常識ではないですか』
『舞さんにそう言われるとは、年齢じゃないのが…なんか泣けてきた、えぐっえぐっ』
「いま偶然に会って、今後の話し合いをしていたのか…腹が減ったから買い置きのカップ麺でも食おう」
『提督、カップ麺を持っていたんですか!』
『主、なんですかそれ』
お湯を沸かして割り箸とセットで出してやる
『提督、懐かしいです…演習場や内務班でよく食べました』
『主、お湯だけでこんな美味しいものを作れるなんて…凄いです!』
「紙パック型のカップだから食べ終わった入れ物を燃やせるけど、モノによっては燃やすと有毒ガスが出るタイプもあるんだよねー売っていたのは全部紙カップ型だけど…前にこっちの世界へ来た時は食い物がすぐ手に入らないだろうと思って買いすぎてさ」
『提督、いま何個ぐらいあるんですか?』
「あと200個以上はある!」
『『余ってるならください!』』
「特殊能力コンビがユニゾンするなぁ!」
舞はカレー味とノーマル味噌味を1箱ずつ、こっちに無いからねーと言いつつ
茜はシーフードと醤油味を2箱ずつ、村に持って行って非常食にしてもらうんだそうな
これで144個が消費できた、あと90個ぐらいかねー先が見えた
カップやきそばが食いたい…その前に渡すものがもう1個あった
「舞、ちょっといいか」
『はい、何でしょうか?』
「コレを渡しておく、…ワルサーP22の改良版だ、PXにガスガンが売っていたので分解してミスリル合金でグリップの木の部分から削って全部作り直してマイクロ魔道炉を設計しグリップ内部に入れバレル部分は内側を黒宝結晶石コーティングしてあるだけで後は普通のと変わりはないが、魔法力が無くても22口径の魔弾が弾切れ無しに発射できるから使ってくれ。」
『軽い…拳銃は幹部しか使えないから、あの岩場で練習します』
「あそこはテレポートの転移ポイントで抑えてるだろう、屋敷の裏でやったら母上にクッソ怒られるからな」
『確か裏で五月を1回振って木を大量に倒して練習禁止になったはず』
「茜…それを言うな、あの空き地はそうやって生まれたんだ」
『提督、黒歴史があったのですね…』
「黒歴史とか言うなああああ!」
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「というわけで、ウィンダーマ聖国に付き合えアカマイコンビ」
『『一体化させるな!』』
『主、月光で3人というのは何かあるのですか?』
「いや、アクア・ファル共和国に月光を見せて回るという事になっていたのだが
海賊騒ぎで舞が見つかって一時的に止まっていたからね」
『提督、それだけじゃないですよね…回る順番が違いますよ』
「舞は鋭いところを突くな、実は新しい鉱石が資源探査衛星 雅で発見されて、それの交渉と調査も兼ねてるから今回は特殊能力メンバーで固めてきた」
『そうですか、じゃあ制服を着て気合入れていきましょう』
「ドルフィン、また高度低下でよろしく」
『わかりました、ウィンルック城上空へ降りるコースを取ります』
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『これは…魔族を一気に殲滅できるのが理解できる』
フランクリン・ウィンダーマ聖王が月光を見上げて関心している
『黒い輝きが…鎧とは違って綺麗』
アイリス・ウィンダーマ王妃は視点が違うようだ
上空に月光を停泊させたまま謁見の間へ行く
3人が同じ色の制服で居るのはある意味圧巻かもしれない。
『今日はわざわざご苦労さまでした、空中戦艦は凄いですね』
「実は月光をウィンダーマ聖国へ見せに行くのと別にもう一つお願いがありまして、この国の西側山麓の地中390mに他には無い新しい鉱物をうちで発見したので、それの掘削許可を頂きたいと思いまして」
『それはどのような鉱物なんですか?』
「アイリス王妃、鎧にしたら強度は全くありません…柔らかくて軽いですし錆びません、鉄とは逆の鉱物ですが貴重です」
『わかりました、何人で掘削作業をやるかわかりませんが許可しましょう』
「ありがとうございます…何人かと言われても穴は開けませんし必要な時だけここまで取りに来ますので、今回は精錬して板に加工して魚の缶用に切り替えるので」
『え!1人で…それも魚の缶といえばシマリーン国の魚のフレーク、あの缶が鉄ではなくその鉱物に変わるのですか』
「はい、では早速掘ってきますか
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『主、ここですか…山ですね』
『提督…岩場ですよ、どうやって?』
「2人で一緒に鉱物で【サーチ検索】やってみな」
『『【サーチ検索】』』
『主、ありました!デカいです』
『提督…こうやって能力を使うのですね』
「まぁな、ここからは念動力に制限付けられていて無理だろうけど【物体透視眼】深度…大きさ、カット、【テレポート】」
『『きゃあああああ!』』
「気合い入れすぎたか?50mは越えてるな」
『主、銀色…きれい』
『提督、この金属は見たことがあります…まさか電気精錬無しで!』
「舞、知ってたか…アルミニウムだよ」
『こんな高純度の鉱物型アルミニウムなんて、見たことが無いです』
「よし、持って帰って精錬だ!」
『御意!』
『了解!』
「アカマイコンビはいいかもしれない」
『『特殊能力セットにされた…』』
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コブシ大のアルミニウムの固まりを戻る前に
ウィンルック城へ持参して来ました
『これが…話していた鉱物、確かに綺麗だがモロい、小刀でいくらでも削れるぞ』
「フランクリン聖王、熱で溶けますし削れやすいし加工はしやすいですが、そのままでは柔らかいので他の金属と合金化して少し硬くします」
『ショウ殿、これは飾っておくのにはいいですね」』
「アイリス王妃、飾っておくにはいいものです、純金属は貴重ですから」
後は…缶詰本体アルミ合金用のマンガンとアルミ蓋合金用マグネシウム探しかと
思ったら、両方とも意外とあっさり見つかりました、クアドラツェルの山にあったとは…
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マンガンとアルミニウム合金(MA1)と
マグネシウムとアルミニウム合金(GS2)のインゴットが出来た
もちろん純粋なアルミニウムのインゴットも作って在庫として置いておく
MA1とGS2をプレート化してシマリーン国の「RA2-i 缶詰工場・冷凍倉庫」の
鉄板と入れ替えて作業を急がせる、あと純粋なアルミニウムで…アルミホイルを作って
屋敷のキッチンでどんなものか使ってもらおう。
後はGS2を切ったインゴットを3Dモデリングで淵から底まで内側に空間を作るよう
真空実験室の観察窓を見ながらひたすら念動力でタンブラーを作っている。
30個ほど作った時点で実験室を真空状態から空気を入れて通常状態にする。
後は空間収納で全部仕舞ってから内務班の食堂に並べて熱湯を入れて冷めないかテスト
タンブラーを触って熱くなければ合格だ…全部問題なし
そろそろ機械作業室で特殊合成樹脂作製機と袋梱包機が出来てるはずだ
ジャガイモ洗浄器と皮むき機と選別機とスライサーの一体型はすでに完成して
置いてあるし自動フライヤーと回転式塩振りドラムも倉庫の奥に置いてあるが
建物を建ててないわ…その前に、月光の訪問は終わらせなければ。
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プリティーム魔法国とシマリーン国とウィンダーマ聖国にはすでに行っているので
ゴルゴゾール教国(ゴーズメガ城)へ行き、エストリーズ国(コネクト城)を
回ってからロリアマーナ国(エストリア城)へ向かう、ゴーズメガ城が結構大変だった
高層物の中に降りるのは垂直降下しか無いとは…
あと、アルミニウム合金(GS2)で作った保温性のある特製マグカップを
2個ずつ化粧箱に入れて進呈した、【スクラッチ】で磨き加工をしてあるから
光り輝いている、これが軽くて錆びないんだからみんなびっくりしていた。
すでに回っていたプリティーム魔法国とシマリーン国とウィンダーマ聖国には移動中に
テレポートをして進呈した、ウィンダーマ聖国のフランクリン聖王は
あれだけ柔らかいのがこんなに硬くなるのかと驚いていた。
ウィンダーマ聖国のウィンルック城から月光へ戻る時に、ふと目に入った鎧があった
これは…大きすぎて動かないだろう、脚も「ふくらはぎ」部分が下へ少し太い。
背中に剣を背負わせて、絶対に重くて歩けないわコレは。
『これは、バルナバーシュという腕のいい鎧職人が酒に酔った勢いで作った鎧で本当は納品を断ろうかと思ったが…今後の付き合いがあるから、隣のが普通に作った鎧だが、全然違うんですよ』
「確かに横のはスリムですね、まるで違う…でも重そうなのを元にして空を飛ぶ鎧が作れる気がしてきた、月光と同じ加工をして」
『ショウ殿、この鎧をお持ちください…貴殿なら職人バルナバーシュが腰を抜かすような凄いモノを作ってきそうな気がします』
「ありがとうございます、魔族戦で隙があったらしく魔族に機動型鎧青竜を溶かされ
消失してしまい形が再生できなくて困っていたのですよ」
最後のロリアマーナ国はエストリア城に降下侵入していく
今回はアリスと茜という魔族戦で活躍した2人を連れてきている。
「パスカル国王、スメリア王妃…これが月光です」
『…これが空中に浮いてるのだけでも、驚きだ』
『上の大砲で魔族を倒したのですね、上の大きい箱は何なのですか?』
「あの箱は多連装砲と言って、42個の魔道エンジンと直結の小型砲が内臓されていて連続で発射する事が出来る今回の切り札かもしれません」
『もう、これが使われる事がなければいいですね…』
「ええ、王都で国王へ言えませんが…アクア・ファル共和国に何か未曾有の危機があった場合、月光は出動させます」
『あ…ありがとうございます!』
「国王から何か言われたら、嫁のエリカの故郷だからと言いますよ」
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そのまま206騎士団宿舎に寄って行く、いきなり真っ直ぐ月光で上空侵入したら
ビビっていたが、魔族戦の噂はここにも伝わっていたようでコレが!と
見物する団員が多かった。
『久しぶりだね、大活躍だったそうじゃないか…月光の現物が見られるとは私もツイてるよ、騎士団でもかなり話題になっていて、勝てるわけがないと』
「バルトロメウス団長、お久しぶりです…月光を全ての国に見せて回ると約束したものでエストリア城から戻る途中なのですよ」
『エリカが子爵の妾から公爵第3夫人になったと女性隊員の間で話が持ちきりで私もあの時一緒にヤってればと悔しがってるのが何人も居たぞ』
「ははは、大変ですよーうちの母上は結構厳しいから…そういやあれからワイバーンはどうなりました?」
『巣を潰してくれたおかげで激減したよ、今はそれまでの2割以下だね』
「それはよかった…」
廊下を走ってくる音がしてきた、何だ!
『団長!西側の158騎士団管轄でワイバーンが出まして応援要請が来ています!3匹同時発生で手に負えない状態で被害増大だそうです!』
『なに!騎士団員へ集合をかけろ!』
「バルトロメウス団長、位置はどのあたりですか?」
『ここから西へ…地図の通り結構距離があるな、間に合うかどうか』
「Red pepper Connection」
「ドルフィン、ガルーダ1号スタンバイ!発艦ゲート開け」
『了解、ガルーダ1号エンジン始動…ゲートオープン』
「団長、ちょっと試運転がてらワイバーンを潰してきます【テレポート】」
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「コクピット搭乗よし、操縦スティック確認…スロットル問題なし、ガルーダ1号、出るぞ!」
爆音と共に月光の開いた右側のクチから何から飛び出したから
206騎士団宿舎から何だアレはという声が上がっていた
「地上レーダー確認、あれか…3匹はきついなー騎士団後方から誘導弾1発ずつでやるか、スコープグラス!」
デカいガラスの板が1枚出てきてワイバーンに▲マークが出て
ピッ!ピッ!と音を立てて赤く光っていく
「ロック確認、魔弾炸裂誘導弾…発射」
左側のスロットルにある操縦桿と同じようなレバーのボタンを3回押すと
下のハッチが開きミサイルが3発、発射されてワイバーンの腹へ綺麗に当たったと
同時に爆裂して墜落した。
そして黒い飛行体が158騎士団の上を去って行く謎の光景が
3匹の後ろに大きいのが1匹居たが、機体の中心に設置された魔弾機銃で撃墜された
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206騎士団へ戻ってきた、月光を置きっぱなしだし
アリスと茜を待たせたままだった。
「対ワイバーン兵器が必要かもしれませんね」
『それは言える、毎度のように犠牲者が多すぎる』
「何か考えてみます、あまり強力だと王都の国王に文句を言われそうだけど」
『バランス取りが難しいのはわかるわ』
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『旦那様、お疲れさまでした』
『主、テストお疲れさまでした』
「待たせてすまなかったね、今回の主役たち」
『主、まっすぐ帰るのですか?』
「いや、最後に1箇所…水平侵入したい所がある!」
『『まさか!』』
「王都に全速前進!高度そのまま!」




