↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカル三国志(第一部)  作者: ダメ人間
第九章 奸雄の転戦
183/421

百八十三.素直に言うことを聞くこと

 場面は変わり、兗州(えんしゅう)にて。

 兗州は長安より遥か東の地にあり、この地を治めているのは、乱世の奸雄『曹孟徳』である。

 そして今、曹操は人材確保に力を入れていた。


『家柄や品行は問わぬ!優秀な奴は即採用!好待遇でアットホームな職場です!!』


 こう書かれた立札は各地に設置され、この立札を見た大勢の浪人たちは、


「誰でもいいのか!それはいい!応募しよう!テッテレレーーー!!」


 と兗州へ向かい駆けて行った。


 曹操が人材確保に力を入れ始めた背景には、先の長安の騒乱が原因にある。


(頭が死ねば、体は崩れる・・・今に天下は乱れるに違いない。)


 曹操は董卓が死んだことで世が再び乱れることを予見していた。

 そして、その事態に対抗するためには、今以上の力が必要だと彼は考えた。


(パワーだ!無限のパワーが必要だ!!全てを支配する無限のパワーを手中に収めるのだ!!!)


 曹操は来るべき時に備えて、準備を進めるのであった。



 それからほどなくして、曹操の予見は見事に的中した。

 東の地の青洲(せいしゅう)地方にて黄巾賊が暴れ始めたのだ。

 黄巾賊は中央の乱れに応じるようにすぐに各地で暴れだすのであった。


 この事態に対し、朝廷は曹操に黄巾賊を討伐するように命令を下した。

 曹操は内心では、


(はぁ~むかつくわ~!腐った朝廷の言うことなんか聞きたくなか~!)


 と腹を立てていたが、彼は命に服することにした。


『兵馬を動かすは、前進への一歩なり』


 曹操はこの言葉を胸に、朝廷の命令に素直に奉じることにしたのであった。


 そして、曹操はただちに兵を動かし、あっという間に黄巾賊を殲滅した。


 朝廷は彼の功績を称え、『鎮東(ちんとう)将軍』の名を彼に与えた。


 しかし、曹操はこんな名称よりも遥かに大きい実利を得ていた。


 降伏してきた賊軍30万、さらに領民のうちから屈強な若者を選んで兵に加えたことにより、彼の軍隊は総勢100万に近い数に膨れ上がったのである。


 曹操は着々とその力を蓄え始めたのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。