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コミカル三国志(第一部)  作者: ダメ人間
第七章 江東の戦乱
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百三十八.襄陽の戦い その二

 上陸部隊による上陸作戦が失敗した孫堅は、大将船の会議室に家臣一同を集め、今後の対策を議論しようとしていた。


「作戦変更!!」


 孫堅は開口一番、そう叫んだ。

 この一声に対して、孫策及び家臣たちは反論をしなかった。

 皆、先の戦いで、このままでは上陸が不可能だと判断したからだ。


「上陸部隊による上陸作戦が失敗したのは先の通りだ。敵の鉄壁の守りを打ち崩すには奇策しかない・・・。今から私がその奇策を述べるので、皆、心して聞くがいい。」


「「はいっ!!」」


 返事する家臣たちを見渡した孫堅は軽く頷くと、自身が考えた奇策を述べ始めた。


「まず、無数の小舟を準備して、篝火(かがりび)をたかせる。そして、小舟には船頭(せんどう)(=船を操る人)だけを乗せて、夜中に敵のいる陸地に近づかせる。敵に夜襲だと見せかけるのだ。」


「敵は夜襲を仕掛けてきたと慌てふためくだろう。そして、散々に矢を放ち、矢と体力を消耗させるに違いない。これを毎夜毎夜繰り返す。」


「するとどうだろう?敵は矢を使い果し、体力を消耗させ、士気も下がるという見事な三連コンボが出来上がる。」


「そして、その時を狙い、全軍一斉攻撃を仕掛けて、敵陣に上陸する。・・・以上だ。何か質問はあるか?」


※孫堅の作戦整理

1.無数の小舟を使って、敵に夜襲作戦だと見せかける。

2.敵は慌てて対応する。

3.それを毎夜毎夜繰り返す。

4.敵は疲れてバタンキュー。

5.疲れた敵を一網打尽。

fin


 孫堅の策を聞いた家臣たちは「なるほど。それは名案です。」と、皆、口を揃えて賛同の意思を示した。


「よしっ!反論が無いようなので、この策で敵を倒す!皆、準備せよ!!」


「「イエッサーサーサー!!」」


 策を授かった家臣たちは、各々の大船に戻り、策の準備を始めたのであった。

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