世界設定、これこそが大事だ!
さて、世界観は何とか創り上げた。とゆうか普通のテンプレをそのままパクった。後はこの世界観に合致するキャラクター、もとい登場人物、いや生命を持っているんだからこの言い方はまずいな。う~んっ、でも人間扱いするのも何か違う気もするんだが・・。まっ、いいか!どうせこれって僕の妄想だし。
テンプレだからまずは魔王だ。実は主人公たる勇者よりこっちの方をしっかり設定しておかないと物語に深みが出ないらしい。ぶっちゃけ勇者なんて最後は勝つのだからかっこさえ良ければ構わないのだ。その勇者を行動面でかっこよくさせる為の動機付けが魔王である。
しかし、魔王とて魚類や両生類相手に残虐非道な行いをしても読者は納得しない。何故なら共感できないから。現実世界でも牛や豚は食料としか見られていないし、魚類なんか海洋資源扱いだからね。所詮、人間は自分たちが全てなんだ。
という事で魔王に酷いことをされちゃう人間も必要になる。この人たちはやられ役なので強くちゃ駄目だ。だからと言って馬鹿では救いたいという気が起きない。所謂良い人たちでなくてはならないのだ。
魔王はそんな従順で素直な良い人たちをいじめて喜ぶロクデナシにしなくてはいけない。その行動のバックボーンはチカラだ。圧倒的なチカラでもって良い人たちを屈服させる。見た目も大事だから体は3倍くらい大きい事にするか。これで体力的には無双できるだろう。後は魔法だな。これはまぁ、適当でいいや。どうせ勇者とのバトルの時くらいしか使わないはずだし。
そして勇者の登場だ。本来なら僕がこの役をやるべきなんだろうけど今回は辞退する。前の妄想で僕は鉄砲をばかすか撃っていたけど、ここにはそんな武器もないからね。いや、作らせれば良いのか?でも僕にはそんな知識もないぞ?鉄砲を作れる職人という設定で生み出せば勝手に作ってくれるのだろうか?
いや、鉄砲はよそう。あれって便利すぎて争いの歯止めが利かなくなるからな。魔王は設定で銃弾を弾き飛ばせる事にしておけるけど、僕に当たったら事だしな。やっぱりここは剣と魔法にしておくのが無難だ。魔法なら僕には効果がないという設定にしておけば大丈夫だし。・・大丈夫だよね?
勇者はひとりってのは可哀想だから仲間が必要だよな。まぁ、これも大体でいいか。5人くらいいればいいだろう。あっ、魔王軍はどうしよう?いきなり勇者と魔王が戦っては話が終わっちゃうから前座が必要だよな。いや、この妄想を早く終わらせるにはその方がいいのか?
でもせっかくここまで創り上げたからなぁ。せめてアニメ1クール分くらいのエピソードは作った方がいいのだろうか?うんっ、まずは読者に勇者を気に入ってもらわなくちゃならないし、その当て馬に下っ端の悪役は必要だよな。でもこの世界の出来事って僕しか読まないよな?いや、戻った時に彼女に話さなくちゃならないかも知れないからここは手を抜かずにおこう。
さてここいらで産み出す役者を整理しておくか。まずは・・。
魔王と魔王軍。勇者と勇者の仲間。良い人たち。
あれっ、こんなもんなの?良い人たちってモブキャラだから実際に出てくるのは10人も居れば良いよね?魔王軍は勇者と戦って貰うから100人くらい?でも実際に戦うのは四天王だから4人以外はモブか。勇者の仲間が5人としたからメインとなるのは11人・・。こんなもんでいいんだろうか?
いや待てっ!物語ならストーリーに絡まない人たちは必要ないけど、この世界で実際に動く人たちを産み出すとなるとそこをはしょったら駄目だよな?勇者たちにだって家族が必要だし食べ物を生産して供給させるにしても10人じゃ無理だよ。
うわっ、何だか際限なく規模が大きくなるぞ!めっ、面倒くさいなぁ。くっ、物語だと後から幾らでも跡付け設定が出来るけど、僕がいるこの世界では初めからちゃんと設定しておかないと彼らが動けなくなっちゃうよ。やっぱり何もしない世界にしてひとりでサバイバルしようかなぁ。
いや、諦めちゃ駄目だ。全てを僕が取り仕切る必要はないんだ。それぞれに必要な設定さえしておけば勝手に動いてくれるはずだ。よしっ、良い人たちは人数が必要だからどんどん子供を産んで貰うことにしよう。そして成長速度は10倍だ。これならあっという間に増えて勝手に町や国を造ってくれるはずだ。
うん、これは僕も協力するよ。いやっほー!ハーレム設定が使えるじゃん!となると女の子たちの容姿設定は凝らないといけないな。これは大事だぞ、魔王や勇者の設定より重要だ。可愛く素直で働き者でしかも僕にベタ惚れっ!ああっ、これぞ創造者の特典なのかっ!
こうして僕は僕のハーレムの女の子たちの設定に1週間をかけた。あまりにも集中して考えたからご飯を食べるのも忘れていたよ。恐るべし、ハーレム。寝食を忘れるという経験を初めてしてしまった。
さて、役者は揃った。後はどんなストーリーにするかだ。魔王には残虐非道な事をしてもらうんだけど、やはりそれにも何かしらかの動機がほしい。ただ何となく嫌いだからいじめたなんて理由では小学生以下である。これじゃ嫌われる前に呆れられてしまう。
そこで魔王には僕のいた世界のいじめっ子たちの魂が地獄に落ちてこちらの魔王に吸収されたという設定にした。これならみんなもすんなり納得できるはずだ。何たっていじめっ子にいじめる正当な理由なんかないからね。いゃ~、便利だぜ、いじめっ子!
さていじめっ子の本能で良い人たちをイジメまくる魔王に対していじめられっ子役はひたすら耐えて貰う。決してSNSでもっと弱い子たちを狙ったりしない。いや、一部の村では隠れて行なわれている設定でもいいな。それを勇者が助けるところから話を始めて貰うか。・・いや、僕は産み出すだけだからそんなに詳細なところまで手を出せないか?
そもそもそこから始めたら僕のハーレム計画がそんなこともあったで終わってしまう。裏設定でもいいけど、これは絶対外せないイベントだ。出だしはもう少し考えよう。
勇者にはそんな村を幾つか回って貰って、そこで魔王軍の下っ端をやっつけて貰う。初めは下っ端の親玉辺りに苦戦するのもいいな。何たって連戦連勝では天狗になるからね。負けたという経験は武人を逆に強くするからこれは必要だろう。
仲間はどこで入れようか?初めからよりは途中で入った方がエピソードが増えて話数も稼げるよな?となると勇者が苦戦している時に助太刀として飛び入りさせるか。それとも旅の途中で仲間が魔王軍に苦戦しているところに勇者を引っ張り出すか?まぁ、どっちでもいいや。どうせ演じるのは僕じゃないし。
そして仲間が揃ったら四天王戦に突入だね。ここは仲間が5人もいるからひとりづづ四天王と相打ちになって貰おう。勇者の仲間はヒロインがひとりいればいいでしょう。それに仲間のために命を賭けるってぐっとくるものがあるしね。勇者は背負うものが多ければ多いほどチカラもでかくなるしな。
最後はラスボス戦だけどさすがにヒロインは殺せないからどうしよう?何か魔王にも弱点を用意しておかなくちゃならないな。いじめっ子の弱点ってなんだ?あ~っ、やっぱりあれか。仲間がいないと虚勢を張れないってとこか?実は魔王単体の実力は四天王と変わらないくらいにしちゃおうか?そして仲間を失ってビビりまくりで勇者に一撃の下にやられちゃう。うん、戦闘は四天王戦で堪能して貰って魔王にはころりとやられて貰おう。張子の虎って設定だな。
よ~っし、これで大体のあらすじも整った。この設定に基づく設定や情報を各人の遺伝子に組み込んで、次回は本番だぜ!うひょ~、ハーレム開始だ!
というかこの世界に来てから独り言が多くなったな。・・、ああっ、誰かとお喋りがしたいよ。




