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ハーレムは強力過ぎる

人数が多いものだから一辺に説明できなかった。だがこの手の説明は後になるほど破壊力が増すものだ。だから続きを始めよう。はぁ~っ、次のは強力だったぜ!


【スジャータ・アッサム お姫様担当】

「タケル、私はこの国の神話に興味があります。教えてください。」

放課後、相変わらず回りに人だかりを作っている5人の中からスジャータが僕に声をかけてくる。周りのみんながその動きに反応しないのが面白い。さすが妄想の産物だ、現実的じゃないぜ。


「神話かぁ、僕は人に神話を教えられるほど詳しくないなぁ。」

「タケルは自分の国の神話を知らないのですか?」

「いや、全然知らない訳じゃないけど・・、いや殆ど知らないのかな。あれっ、どっちだろう?」

う~んっ、この国ってあんまり神さまの話ってしないんだよね。でも正月には神社にお参りに行くなぁ。願掛けも神社だし・・。出雲大社や伊勢神宮なんか有名だけどどんな神様が祭られているのかまではみんな知らないんじゃないかな。やっぱり身近に仏様がいるから遠慮しているのかな。


「駄目ですね、タケルは。判りました、なら私の国の神様たちの事をタケルに教えてあげます。」

「神さまたち?ああっ、スジャータの国も多神教なんだ。」

「はい、頂点神はいらっしゃいますが、他にも神と名の付く方は沢山います。」

「成程、だから日本の神さまに興味を持ったんだね。」


「ええ、特に上位神を慰める為に踊りを披露した女神の話は、私の国にも似たものがあります。」

「ああっ、それは僕も聞いた事がある。いや、神様の名前までは覚えていないんだけど、確か洞窟に隠れちゃった女神様を踊りの喧騒で誘き出して無理やり引っ張り出した話だったかな。」

「無理やり引っ張ったんですか?乱暴ですね。」

「まぁ、昔のことだからね。もしかしたら途中で改ざんされているのかもしれないし。言葉や表現は時代と共に虚ろうからさ。なんせ昔は普通に生贄があったくらいだもの。」


「神に捧げる贄に神を捧げたのですか!」

「まあね、神さまにもランクがあったのさ。本当の下級底辺神あたりは人間と大差なかったらしいんだ。神さまのくせに普通に釣りなんかやるんだぜ。」


「ああ、それは判ります。私の国も上級神に仕える下級神という神様たちがいます。実は私はそんな下級神たちの寄り代として踊りを上級神へ捧げる事もあるのですよ。」

「えっ、凄いな。スジャータって巫女様だったんだ。」

「巫女?ああ、知っています。そうですね、近いものがあるかも知れません。そうだ、タケルにも踊りを見せてあげます。」

「えっ、いいの?神聖なものなんじゃないのか?」

「踊りにも色々あるんですよ。さすがに上級神へ奉納する踊りは駄目ですが、上級神から民へ下賜かしされるものは大丈夫です。」

「へぇ、そんなものもあるんだ。それなら是非見てみたいね。」

はい、これはトラップでした。やおら服を脱ぎ始めるスジャータ。僕は驚いて声をかける。


「なっ、なんで服を脱ぐの!あっ、なんか衣装に着替えるのかい?なら僕は別室へ・・。」

「いえ、この踊りは素肌に何も身に着けてはいけないのです。神は服などお召しになりませんから。」

でた~っ!問答無用のラッキースケベイベントっ!まさか神さまからの贈り物が裸踊りとは思わなかったよっ!ああっ、スジャータの国の神さまってなんていい神さまなんだっ!是非ともこの国の国教になって貰いたいもんだ。大丈夫、この国って宗教に関してはアバウトだから争いは起きません。それどころか1年で人口の半分は信者になるぜ!これは断言できるっ!


スジャータはシャツを脱ぎ、スカートも脱いだ。僕の目の前には褐色の肌をブラとパンツで隠しただけのスジャータがいる。あっ、くそっ!逆光で見えずらいぜ!いや、シルエットっていうのも中々そそるな。でも、僕は健全な男の子だからちょっと立ち位置を移動してベストボジションを確保する。


おおっ、スジャータがブラを取ったよ!生おっぱいなんて初めて見たかも知れない。ああっ、なんて柔らかそうなんだ!おっぱいってブラを外すとあんなに揺れるんだね。くっ、その柔らかな頂の頂点にあるのはもしかして乳首というやつですかっ!見たいっ!もっと近くで見たいぞっ!


いや、我慢だ!これはストリップじゃないんだ。スジャータは僕に踊りを見せてくれる為に準備しているんだ。これは神聖なものなんだぞ!邪な目で見てはいかん!


だがスジャータは僕の心の葛藤を知らないようで最終オプションの取り外しに掛かる。その秘密の花園を覆っている天使のベールにそっと手を掛け、やさしくずり降ろそうとしているのだ。当然、その為には前かがみにならなくちゃならない。僕の目の前には二つの双頂がゆらゆらと揺れている。


くっ、これは判断に迷うところだ。上の母なる揺り篭を堪能すべきか、はたまた下で未知との遭遇に備えるべきか。いや、アングルを広角に切り替えて両方を拝むべきなんじゃないか?

だがエロの神は厳しかった。無料で見れるのはここまでだそうだ。


その時、無常にもスジャータのスマホがメッセージを音声で伝えた。

『時間だよ、もうすぐ迎えが来る時間だよ。』

「あら、もうそんな時間ですか。ごめんなさい、タケル。私はこの後、約束が入っていました。だからこの続きはまた今度としましょう。」

スジャータはそう言って手早く身だしなみを整える。

そうか、これが全年齢対象の限界なんだな。望みが叶うことはないんだ・・。


うん、この落ちは2度目だな。でも今回はおっぱいを見れたからよしとしよう。スジャータ、5人の中では君が一番素敵だよ!・・いや、まだ二人残っていたな。ごめん、今の発言は保留にさせて下さい。なんせ、これは実証実験だからね。見切り判断はできないんだ。本当だよ。でも今のところ、君が一番なのは本当さ!

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