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二十九話

 

 同、尚文露店主が「聖剣」フラガラッハを取り出した時間帯――――

 17地区と18地区の境線に流れている二級河川付近にて、鬼獣群との激戦が

 始まった。

 日本決死隊並び他地区の住民は、集結してまもなく渡河を開始した。

 そして、ほぼ同時に17地区の対岸から従来型鬼獣「ソルジャー」、中型鬼獣

「イントゥルーダー」、猟犬型鬼獣「インベイダー」の 3種類で構成した

 鬼獣群が甲高い奇声を発しながら来襲してきた




 増援部隊として派遣された日本決死隊並び他地区の完全武装の住民は、集結して

 まもなく渡河を開始するのとほぼ同時に、17地区の対岸から従来型鬼獣

「ソルジャー」、中型鬼獣「イントゥルーダー」、猟犬型鬼獣「インベイダー」の

 3種類で構成した鬼獣群が甲高い奇声を発しながら来襲してきた。

 戦慄すべき光景だが、この世界の人々は誰も臆することなく、雄叫びを

あげながら掃射を始める。




「 「ブラッティサーベル」へっ、インベイダーにプレッシャーをかけろっ!!

 架橋戦車をオシャカにされたら、全員泳いで渡る事になるぞっ!」

「大和魂」と書かれた白い鉢巻を頭に巻いていた日本決死隊の隊長らしき男性が

 無線機で怒鳴り散らした。

 しかし、たちまちのうちに1000匹(体?)以上の鬼獣群により架橋戦車及び

 架設橋は破壊された。




「 「ドラゴンスレイヤー」、こちら「ドラゴンフライ」っ、至急航空支援を

 要求する!! オーバー」

「大和魂」と書かれた白い鉢巻を頭に巻いていた日本決死隊の隊長らしき男性が

 破壊された架橋戦車及び架設橋の光景を一瞥すると、無線機を使いながら怒鳴るように告げる。




「( 「ドラゴンフライ」、こちら「ドラゴンスレイヤー」、了解、アウト)」

 無線機から雑音混じりの応答が返ってくる。

「「ドラゴンスレイヤー」、こちら、「ドラゴンフライ」、目標の座標

 **** **** 、鬼獣群、爆撃を希望するっ!!オーバー」

「大和魂」と書かれた白い鉢巻を頭に巻いていた日本決死隊の隊長らしき男性が

 目標座標を無線機を使いながら告げる。




「(「ドラゴンフライ」、こちら「ドラゴンスレイヤー」、確認する 

 座標 **** **** 、鬼獣群に爆撃を開始する、到着予定は三分後だ。

 更地にしてやるからまかせろ!! アウト)」

 まもなくして、二十機のF/A-18E/F スーパーホーネットが飛来した。

 その機体には、漫画・アニメ・ゲームなどに関連するキャラクターやメーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けている。




 二十機のF/A-18E/F スーパーホーネットは、17地区の対岸一帯にマーク84汎用爆弾を投下し、またM61 バルカンの銃弾を浴びせた。

 マーク84汎用爆弾にも、女性キャラクターのロゴをステッカーを貼り付けて

いた。

 その女性キャラクターは、狐耳と狐の尻尾を生やしたキャラクターであり、

 右手には、大盛りの油揚げを載せた皿を持っている。

 そして、その画の下には「戦闘機輸送会社扶桑狐」の会社名が小さく

 書かれている。




 しかし、鬼獣群は航空攻撃に怯む事もなく川を泳きながら進撃をしてくる。

 何処から沸いてきたのかと思うほど、鬼獣はいた。

 金切り声を発しながら、餓えた肉食獣の如く迫ってくる。

「畜生っ! いったいどれだけいやがるんだっ!?」

「大和魂」と書かれた白い鉢巻を頭に巻いていた日本決死隊の隊長らしき男性が

 呻く様に呟く。

 鬼獣群の渡河に気づいた対岸の国防軍砲兵陣地が155mm榴弾砲とM224 60mm

 迫撃砲などを撃ち始めた。

 轟音と共に吹き飛ばされていくが、従来型鬼獣「ソルジャー」、中型鬼獣

「イントゥルーダー」、猟犬型鬼獣「インベイダー」は後から後から続いてくる。

 この場所から17地区へと救援に向かうはずだった日本決死隊並び他地区の

 住民は、まったく予想出来なかった大混乱の中で交戦する事になった




 一方、その下流の渡河地点では別の召集された地区の住民達が、手持ちの重火

器類持ち、泳いで渡河していた。

 約九千名の一部は、その状況をネットの掲示板などに書き込んで、その不満をぶつけている。

 小休止もなく、ずぶ濡れのまま第一目標である17地区の中心部から大通り地帯に向けて前進した所で、従来型鬼獣「ソルジャー」、中型鬼獣「イントゥルーダー」で構成された鬼獣群と遭遇した。




 重火器類が吠えたて、空気が振動し、空薬莢がアスファルトの上を陽気に踊る。

 しかし、それでも撃ち倒しても撃ち倒しても後から後から現れ続ける。

「多すぎるだろ!? これじゃあ、 まるで「鬼獣の春」じゃないかっ!」

 M60機関銃をぶっ放している男性住民が叫ぶ。

「おいおい、それを経験した連中には絶対言うなよっ」

 手榴弾の安全ピンを抜いて、投擲した男性住民が応える。













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