異世界の神JINの気持ち
前作JINside
理美さんは、少し変わったことをおっしゃっていました。
私は地球の神ほど長い年月、神をしているわけではありません。
それでも、この世界ができてから今日まで、ずっと見守ってきました。
生命が誕生するまでには、とても長い時間がかかりました。
生きとし生けるものが暮らせるように、一つ一つ環境を整えながら、その時を待ち続けてきたのです。
いろいろな生命が誕生し、暮らしていく姿を見守る中で、私は他の世界も参考にしながら学んできました。
他の世界の神々の在り方も、私は参考にしてきました。
中には、一人の人間を特別に愛し、深く干渉してしまう神もいました。
その結果、その世界の均衡が崩れてしまった例も見てきました。
そして、一つ気づいたことがあります。
神は、世界の人々に干渉しすぎてはいけないということです。
困っているからといって、何でも手を貸してしまえば、その世界は本来あるべき姿ではなくなってしまいます。
だからこそ、神にとって一番大切なのは、見守ることなのだと、私は自分なりに理解するようになりました。
それなのに、日本という国を好きになり、理美さんのことを知りました。
配信を見ているうちに、私は理美さんの配信が好きになり、そして理美さん自身のことも好きになっていました。
そんな理美さんが、私の世界へ来てくださったのです。
もちろん、理美さんは私の世界の住人ではありません。
私がこの世界へ招待した、特別なお客様です。
だからこそ、私は理美さんに対して、干渉しすぎることを悪いことだとは思っていません。
それでも理美さんは、いつも日本の理美さんのままで、私と接してくださいます。
私は今、この上ない喜びを感じています。
理美さんが、この世界で私と一緒に過ごしてくださっているからです。
ですが、人間の寿命は百年足らずです。
私たち神からすれば、本当にあっという間の時間です。
私は、この幸せな時間が少しでも長く続いてほしいと願っています。
それなのに理美さんは、「私が嫌になったら、この生活を終わらせてもいい」とおっしゃいました。
そんなことは、私にはあり得ないことなのです。
どうか理美さんが、この世界で、いつまでも幸せに、そして楽しみながら暮らしていただけますように。
JINの推し活フォーエバー(笑)




