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魔改造開始

 一年間でどれだけ改造できるかだが、そこはかなり進んだ工業力の異世界日本。空いているドックは既に確保してあり、すぐに空きそうなドックは進水まで特急で工事をさせて空きを作った。工事開始前のドックは一年間延期をさせた。もちろん補償はする。

 そして第一遊撃部隊全部の調査開始から改造完了まで余裕を見て九ヶ月という見積もりであった。もしずれ込めば一部の艦は訓練期間が二ヶ月強しかない。

 改造期間は設計開始からドックを出るまでだが、ドック確保の都合で艦艇が振り分けられたため改造期間が短くても長居する艦もいる。期間はいずれも一ヶ月ほど余裕を取っている。

 以下は調査後に決定された改造時間である。


二隻同じドック

大和 武蔵    八ヶ月 

 同じ超大型ドックで縦に並べて。大和を先にフィードバックを武蔵に。

 見た目は同じでも大分作りが違うので大丈夫かな。


単独

長門       七ヶ月  そこそこ古いので。


四隻同じドック

金剛       六ヶ月 

榛名       七ヶ月 古いうえに榛名の方が痛んでいた。

扶桑 山城    八ヶ月

 古いうえに榛名の方が痛んでいた。交互にフィードバックできれば良いが。

 扶桑と山城は古いうえに痛んでいて、さらに改造箇所多数で工期長い。


 七百メートル✕九十メートルの超大型ドックは二基しか確保出来なかったので同型艦の戦艦六隻を入れてしまう事になった。長門は単独なのでほどよい大きさのドックを一基占拠。

 ドックの船舶建造予定はあったが幸いなことに空けることが出来た。

 もう少し小さい大型ドックでは巡洋艦や駆逐艦の同型艦を複数並べて同時に工事に入る予定。 


妙高 羽黒 矢矧 能代  六ヶ月

 同型艦二隻ずつゆえ五百メートル✕七十メートルの大型ドックに並べて改造。得られた知見を交互にフィードバック。羽黒と妙高は改造にお時間も。矢矧と能代は付き合わされた。

 工事開始はドックの空きを待ち二ヶ月後に開始。


髙雄 鳥海 摩耶 愛宕  六ヶ月

 同型艦ゆえ五百メートル✕七十メートルの大型ドックに並べて改造。違う部分からバラし始め得られた知見を交互にフィードバック。

 

熊野 鈴谷 最上 島風 時雨  五ヶ月

 船体と中央から前は同じなので同じ五百メートル✕七十メートルの大型ドックに。最上の後部飛行甲板に何やら仕掛ける気でいる。島風と時雨は同型艦が無く一隻なのでここに放り込まれた。

 工事開始はドックの空きを待ち三ヶ月後。


利根 筑摩 満潮 山雲 朝雲 五ヶ月

 同型艦二隻同士なので五百メートル✕七十メートルの大型ドックに纏めて。得られた知見を交互にフィードバック。満潮・山雲・朝雲は同型艦なので空いたスペースに押し込まれた。


早霜 秋霜 岸波 沖波  三ヶ月

朝霜 長波 浜波 藤波  三ヶ月

 同型艦なので同じドックで作業をすることになった。早霜達四隻が出てから朝霜達四隻が作業に入る。


浦風 磯風   三ヶ月

雪風 浜風   三ヶ月

清霜 野分   三ヶ月

 同型艦なので二隻ずつ同じドックで作業をすることになった。後に行くほど工期は短いはずである。 


 機材の習熟は地上で行われるが艦上で操作になれるために、最初にドックから出てくる、早霜・秋霜・岸波・沖波・浦風・磯風の六隻が練習用に使われる。


 

 改造内容であるが、


機関交換

 機関はディーゼルに交換。実はこの世界では艦艇用蒸気タービンは有るが、戦闘艦艇用石油ボイラーが無いのだった。ほとんどがディーゼルとガスタービンである。蒸気タービンは可燃性ガス運搬船と核融合船で使われているだけ。核融合機関は戦艦以上なら装備可能であったがさすがに積まない。ディーゼルは先進のディーゼルで第一遊撃部隊の蒸気タービン機関よりも同じ容積で大馬力かつ加速力も良い。当然ながら燃費も良い。

 発電機も当地製大容量高耐久の物に交換。非常用ディーゼル発電機も交換する。それに伴い艦内電路と配電盤など電気設備は全部交換する。

 ガスタービンが使われないのは帰ってから故障修理が出来そうにないからだった。


水圧ポンプ

 注排水用と水力用を分ける予定。同じ馬力なら小型になる機関で機関室容積に余裕が出来る予定なので。


消火設備

 消火栓の数を大幅に増やす。また水(海水)のみと泡消化剤が出る配管の二系統とした。


スクリュー交換

 当地設計の高効率スクリューと交換。


 舵取り機のモーターを高性能なモーターに交換。ギヤ類も進んだ素材を使う。舵取り機室周辺の防御力も高める。


船体

 外見は変えない。これが改造を請け負うスタッフの矜恃である。元の世界に戻った時に間違えられないようにという気配りもあるが、実際にはこだわっているだけで、古い船体は水線下の形状を変えてしまう。

 装甲板は元の装甲比で二倍程度の性能を持つものに交換。船体外板やサポート材も強靱な物に交換。元のまま残るのはキールと少しの部分。全体の八割前後が交換される。


艦橋

 見た目は同じ。高雄級巡洋艦と扶桑級の艦橋は気に入られたようだ。後は普通だなと。


主砲

 見た目は同じである。内部の弾庫や水圧ポンプを含む給弾機構の改修で大幅に能力が向上する予定。主砲の水冷化はしないので発射速度がとんでもなく早くなることはない。戦艦はカタログ通りの発射速度を発揮できるようになるだけ。戦艦の十五,五センチ副砲も十五センチ副砲も十四センチ副砲も同じ。二十センチ砲も同じである。

 矢矧・能代の連装砲と駆逐艦の主砲は大幅に変わる予定。

 砲弾や装薬や信管は当地で新規製造予定。


高角砲

 超高性能化してしまう予定。

 砲弾や装薬や信管は当地で新規製造予定。


機銃

 見てから能力に絶望した。当然超絶高性能な機銃に交換。


各種照準装置

 さすがに主砲方位盤は作らない。製造可能なのだが研究からだと時間が掛かりすぎるとして作らない。測距儀も同様で作らないらしい。レーダーデータを利用する以上のことはしないことにする。

 主砲以外はレーダー連動コンピューター制御の射撃管制装置にする。この教育が一番時間が掛かりそう。 


魚雷

 六十一センチ酸素魚雷には驚いた。この世界では実用化されていない。ただ当地の五百四十ミリ魚雷は性能が遙かに上なので、換装する。軽くなるので良いだろう。音響追尾やプログラム航法も可能だし、最新型ならウェーキホーミングも可能だ。最新版を持たせるかどうかは決まっていない。


電探

 こちらも超高性能化してしまう。


探針議

 ソナーであるが超高性能化してしまう。


対潜兵器

 爆雷はそのままにして、対潜短魚雷を搭載の予定。


見張り用双眼鏡

 当地製高性能品に交換。


探照灯

 小型のものは当地製高性能品に交換。大型のものはそのまま。


艦内食料庫

 高性能な冷蔵庫と冷凍庫に交換。


清水

 強力造水器複数を装備し余裕を持たせる。


医薬品・医療機器

 当地製で問題ないことが判明したので当地製を。教育が大変。


居住施設

 ハンモックだった船は全員にベッド。ベッドだった船のベッドも快適な物に交換。艦内に冷暖房を装備。通路や室内の灯は蛍光灯を作っていないので全てLED灯に。数を増やして明るくする。また、誘導灯も多数設置し、緊急時に備える。風呂がない船には無理して風呂を。風呂も海水風呂ではなく清水風呂とした。洗濯機も大型のものを複数装備。洗剤も当地製とした。水虫タムシの撲滅には衛生と清潔が大切。

 艦内そこら中に懐中電灯と非常用医薬品を設置。乾電池も当地製。


救命ボート

 人数分プラス。一番呆れたのがここ。人数分無かった。






兵器


五百四十ミリ魚雷

正式名称 七八式魚雷

 水中発射も水上発射も可能である。なお転移先の日本海軍艦艇で魚雷発射管を持つ艦は潜水艦だけ。

 最大射程 二十二海里

 速力   四十八ノット 

 炸薬量  二百九十kg  九七式炸薬の七割増し

 音響追尾とプログラム航法も可能な上にウェーキホーミングも出来る。最新型に近い。最新型の八九式だと速力が五十三ノットまで上がった他は細かい改良になっているだけで事実上の主力魚雷。



矢矧・能代の主砲

 半自動装填とし最大毎分九発の発射速度になる。砲弾や装薬の変更で能力は上がる。


駆逐艦の主砲

 五六式十二センチ単装速射砲とした。当地製の少し古いお下がりである。砲身在庫が多数あったのと改造が面倒だったからではないと思いたい。まだ装備している艦もある。

 有効射程   一万七千メートル

 有効射高   一万一千メートル

 発射速度   毎分二十二発

 照準はレーダー連動射撃指揮装置を装備。

 信管は着発、遅延、近接、時間の4種類から選択可能。

 砲塔は有人で可能。発射速度はドラム式給弾ではなく一発一発装填する方法。


高角砲

 六三式八十ミリ単装速射砲とした。当地製の少し古いお下がりである。砲身在庫が多数あったのと改造が面倒だったからではないと思いたい。まだ装備している艦もある。

 有効射程   一万五千メートル

 有効射高   八千メートル

 発射速度   毎分四十発 

 照準はレーダー連動射撃指揮装置を装備。

 信管は着発、遅延、近接、時間の4種類から選択可能。

 砲塔は有人で可能。発射速度はドラム式給弾ではなく一発一発装填する方法。


矢矧・能代の長八センチ高角砲

 長八センチ高角砲連装四基を八十ミリ単装速射砲二基とした。


二十五ミリ機銃

 連装・三連装は撤去し、代わりに当地製機関砲を搭載。当地製の少し古いお下がりである。砲身在庫が多数あったのと改造が面倒だったからではないと思いたい。但し現役兵器である。

 ガウス社製二十五ミリ機関砲を連装砲架で搭載。

 最大射程    八千五百メートル

 最大射高    五千五百メートル

 有効射高    三千五百メートル 

 発射速度    毎分四百発

 照準はレーダー連動射撃指揮装置を装備。 

 給弾はガイドレールの中をリンク式に弾が運ばれる。


 単装機銃

 当地製二十ミリ機関砲に換装。日本海軍艦艇に合わせるため、照準装置などかなりスペックダウンはしたが現役兵器である。

 オードナス社製二十ミリ機関砲。

 発射速度     毎分五百発

 四十発入りドラム給弾

 目視照準



 

 

 

大型ドックは現代でも日本に長さ九百九十メートル幅百メートルクラスがありますから。大和と武蔵を縦に並べても超余裕。他にも高雄級四隻は一纏め。熊野・鈴谷・利根。筑摩も一纏め。妙高・羽黒と矢矧・能代が同じドックに。

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