始まりの村 ガーレ村
3話 始まりの村 ガーレ村
村に付き、一番最初に目に付くのは中央の大きな建物だった、その建物を中心に小さな家が囲むように建っていた。
俺達は中央の大きな建物の中に連れて行かれた。
「それじゃ、どうしてろくな装備も持たずにあんな所にいたか聞かせてもらおう」
茶髪の大柄な男からそう言われて、本当の事を話そうとすると先輩が先に言った。
「あぁーちょっと旅をしてたんですよ」
「その格好で武器も持たずにか?」
「えぇ、ちょっとこの村に用があってですね」
「この村に用か・・・だいたい想像ができるが、言ってみろ」
「ギルドにちょっと用があってですね」
「そうか、まぁ、この村に来るのはそのくらいしか無いしな、でもちゃんと武器ぐらい持て」
「いやーちょっと途中で襲われて、武器や何やら全部落としたのですよ」
「ふむ、最近盗賊が出ているみたいだからそいつらか・・・」
先輩が凄いのか、尋問しているこの男が馬鹿なのかわからないが何とか乗り切れそうだ。
「じゃ、出身はどこだ」
「えーと・・・」
無理かも知れない、出身とかこの世界の事を知らないのに答えられる訳が無い。
「ひ、東の方の日本って所です・・・」
「ニホン?そんな国は聞いたこと無いし、ここから東って言っても海しか無いぞ?」
「う、海の先の国です」
先輩に合わせて言ってみたが、たぶん無理だろう、ちゃんと本当の事を言おうかな。
「そうか、海の向こうにまだ国は有るのか、それじゃもういいぞ、お前たちが探しているギルドはここをでて右に行った所にある」
「「ありがとうございます」」
「それじゃ、健闘を祈るよ」
そう言うと出口まで連れて行ってくれた。
「じゃ、また会うことがあったらよろしくな」
「こちらこそよろしくお願いします」
いけた、何故かあんなムチャクチャな説明でよく誤魔化せたと思う。それはおいといて少々気になったことを先輩に聞いてみる。
「先輩、何でギルドがあるってわかったんですか?」
「いや、ここに来たときにチラッとそれっぽいの見かけたし、そこら辺にどう見ても警備兵じゃないのいるじゃん、それでギルドっぽいのが有るのかっと思ったんだよ」
「本当は?」
「適当に言ったら本当にあった」
「ですよね」
当たり前じゃんっと言いたそうな先輩はこう続けた。
「もし無かったら無かったで、記憶が曖昧だからっとか言ってればいいんだよ、大事なのは自分が言った事を信じ込むこと、そうすればちょっとぐらいツッコミくらっても流せる、相手を信じ込ませるなんて後でいいんだよ」
「ムチャクチャですやん」
先輩はどや顔で言うがそれはあんまり参考にならないかも知れない。
「それより、これからどうします?」
「決まってる、ギルドに行ってみる、俺達は金無いんだから少しでも働き口を探さないといけないし、ボールペンとか売ればそこそこの値段行きそうだしね」
「了解です~」
ギルドに着くにはそこまで時間はかからなかった、カウンターと掲示板があり、併設された酒場もあった。先輩は空いているカウンターに行き話始めた、しばらく話していたと思ったら俺を読んでこう言った。
「谷山、ここで新規の登録ができるみたいだよ、名前の所以外は代筆してくれるってさ」
「おぉ、ありがとうございます」
「あと、仕事はクエスト見たいな感じだな、依頼をカウンターで受けて、出発、仲間が欲しいなら掲示板に張り出して、希望者を集めるんでカウンターに提出して出発。まぁ、ファンタジーブレイドとあんまり変わらんね」
「ふむふむ・・・」
「まぁ、後は受付の人に聞いてみたら?交渉して、持ってたボールペン2本で俺達の登録料免除にしてもらったから」
「わかりました、すいませんありがとうございます」
「いいって、おいは終わったからはよ行ってこい」
そう言われたので先輩が話していた受付の所に行ってみる。
「いらっしゃいませ!モリタ様からお話は伺っております、新規登録ですね?」
「そうです」
「それではこちらにお名前をお願いします。」
渡された用紙を見てみると赤く丸された所がありそこに名前を書けっと言うことらしい。取りあえず名前を書き受付さんに渡す。
「えっと、読み方をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「あ、たにやま そうです」
「タニヤマ様ですか、モリタ様もですが変わった名前ですね」
「自分がいたところは普通だったんですけどね。」
「そうなんですか!素敵な名前だと思いますよ」
「ありがとうございます」
そんな事を話していると書き終えたらしく、ギルドの説明を始めてくれた。
「ではこのギルドの説明をさせていただきます。まずここは総合ギルド ガーレ村支部です。総合ギルドと言うのは昔バラバラで活動してた冒険者ギルド、商業ギルドの2つのギルドを統合したギルドです、総合ギルドの登録者は基本的に各ギルドに設置されたカウンターで草むしりからモンスターの討伐まで様々な依頼を受けて貰い、それをこなしてもらいます。言わば何でも屋ですね。基本的に守って貰う規則はギルド内での武器を使用した喧嘩や決闘、攻撃性のある固有能力や魔法の使用は禁止です。受けた依頼は結果はどうであれ報告を行うこと、また依頼を失敗したりキャンセルする場合はその依頼の難易度によって没収金としていくらかお支払いして貰います。また、依頼途中で命を落とされた場合は当ギルドは一切責任はとりませんのでそのつもりでお願いします。」
「わかりました」
「そして総合ギルドではランク制度を採用しております。依頼を受ける際に無理な依頼を受けてお亡くなりになる人を減らすため、ギルドではF~Sまでのランクを付けさせていただいています。最初はFランクから始まり、依頼をこなしていく内にギルド側が問題なしと判断した場合に昇格試験を行い、合格したら次のランクに昇格します。昇格試験を受ける条件には個人のlevelやステータスによる評価は一切いたしません。各自のステータス情報は各ギルドでの本人確認の為の名前、性別以外の情報は一切頂きませんし、ギルドカードにも記入はいたしません。」
「ギルドカードって何ですか?」
「はい、ギルドカードは総合ギルドが発行している身分証見たいなものです、ギルドカードには各自のステータスに干渉し新たにEXPの項目とpointと言う項目を追加します。EXPは次のlevelに上がる為に必要な経験値を表し、pointはレベルアップや特殊なポーションの使用で増え、必要なpointを消費する事により戦闘用スキルなどを習得する事ができます。pointは一人一人増えていく量が違うのでお気をつけください。以上でギルドの説明を終わらせて頂きます」
「ありがとうございました!」
「あ、一つ言い忘れていたことが、pointでのスキル習得は各ギルド内にある水晶の上にカードを置き、覚えたいスキルを選択すれば習得する事ができます」
「なるほど、ありがとうございます」
「それでは、よき冒険者ライフを」
ギルドの説明が終わり先輩の所に行くと大量のお金を持った先輩がいた。
「どうしたんですかそれ?」
「なんか、賭をふっかけられたから乗っただけだよ」
「勝ったんですか?」
「当然、イカサマしようとしてたたけどバレバレだったからちょいと札を隠しただけで終わったよ」
平然と言い放つ先輩にどう反応すればわからなくて、困っていると先輩が
「おーい、いくぞー!」っと呼ばれて付いていくと一軒の宿屋に着いた。
「ここは?」
「受付さんから紹介してもらった、安いけどなかなか良いと評判の宿屋だよ」
「そんな事まで聞いてたんですか!?」
「モチロン、必要だと思ったからね、今日はここで一泊してから明日から依頼探してみようぜー」
「わかりました、そうしましょ、さすがに疲れました」
「だな、じゃ早速いこうぜー」
部屋を借りてから俺は直ぐに眠った・・・
「ふぅ・・・久々に来たけどあんまり変わってなくてよかったわー」
真夜中、男が一人呟いていた。
「さて、こいつは何処まで楽しめてくれるかな」
楽しそうにその顔を歪ませて。
ステータス紹介2(ギルド登録後)
名前:谷山 蒼
性別:男
種族:人
level:1 EXP:0/10 point:0
筋力:16(1)
防御:20(3)
魔力:26(6)
俊敏:24(2)
技量:24(1)
精神:11(1)
特殊スキル
異界の住人:各ステータスにボーナス。levelによってボーナスがアップ。()の中がボーナスの上昇値
固有能力:???
未解放:level5で解放




