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ずっとあなたを想ってます〜両親を亡くした公爵令嬢は幼馴染の第二王子に溺愛されます〜  作者: 千翔りさ
3章 知らないままではいられない

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EP.024

「アンもグルだったんですか…」


恨みがましくレオン様を見つめると、向かいに座る彼は呆れたように肩をすくめた。


「言い方が悪い、協力してもらっただけ」


カタカタと石畳の上を進む馬車に揺られながら、王都へと続く街道を進んでいく。

窓の外の風景を横目に、私はレオン様への恨みをブツブツとぶつけていた。


「アルバートも私のこと騙しましたし…」

「あいつは俺に詰められただけ。というか、俺のことを騙そうとするのが百年早い」


得意げな顔に、思わずさらにムッとした顔をしてしまう。


「お兄様は?」

「流石にフラテリーニ商会に行くなんて言ったら卒倒するから言ってない」


なるほど、そう納得したのも束の間。

「俺と二人で王都に出かけるって言っておいた」

「それはそれで良くないのでは!?」


何か変なことでも?と言うように普通に言ってのけるレオン様。

彼によると、アルバートを捕まえて話を聞いたあの日の夜、アルバートはそのままレオン様に尋問され、すべての話を白状させられたらしかった。


(アルバートも教えてくれればよかったのに…)


分かっていれば、こんなこと言い出さなかったのに。

そのため、アンが提出した外出届も当然のようにレオン様のもとまで届き、今日に至ったそうだ。


「もうすぐ着くんだから諦めろ」

「…あ、あと、今日は一応お忍びなんだからレオン"様"は無しな。レオンって呼べ、あと敬語もなし」

「む、無茶言わないでください!」


思わぬ提案にびっくりして身を乗り出しそうになった。


「別に普通に呼べばいいだろ?ほら、どう?」

「む…無理です!」


(アンと行きたかったぁ〜!)


どこか楽しそうなレオン様の声に重なり、少しずつ賑やかな街の声も聞こえてくる。


そんなこんなで着いた王都は、五年前と変わらぬ賑やかさと明るさを保っていたのであった。

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