第186話
「おいおい…マジで終わりか?」
アスカが呆れた様に呟く
「…はん…大した事無かったね…所詮は委員会の死神か」
そんな…
ヒトミさんが…!
しかし
「…っててて…!」
ームクリー
ヒトミさんが起き上がる!
「やれやれ…」
ーパンパンッ!ー
ヒトミさんはブレザーの埃を払う
「ほう…起き上がるたぁ大した根性じゃないか?」
「…根性?根性なんて必要あったか今の攻撃」
「…何を?」
アスカの眉間にシワが寄る
「…確かに、アンタは強いさ…テラーの特別な組織の一員でもある」
ーカチッー
ヒトミさんは…まるで休憩する様にタバコを吸い始める
「でも、今の攻撃くらいで最強とか吹いてたら笑われちまうよ?」
タバコをアスカに向けて余裕の表情だ
「な…に?」
明らかに、顔が不機嫌になるアスカ
ーポキ、ポキー
首の骨を鳴らすヒトミさん
「最強なんてなぁ笑わせるよ?結局は隊長の下なんだろうが?」
「なんだと…?」
ーカチンー
野太刀を鞘に収めるヒトミさん
「何の真似だ…!?」
「アンタに武器なんざいらねーって事だよ」
「こ、このやろう……!舐めた真似を…!」
「はん…見せてやるよ…?アンタの言う極みってヤツをな」
ーシュッ!ー
…?
き…消えた!?
ヒトミさんの姿が…!
ーバキィイイイ!!ー
「ウゲォ!!」
突然、ヒトミさんの姿がアスカの目の前に現れ、脇腹に見事なブローが突き刺さる
「ガハッ!!」
ーズダンッ!ー
膝を突くアスカ
「なんだなんだ?まだ一撃だぞ?」
「ウグ…ガハッ!ゲホッゲホッ…!ゲホゲホッ!」
よほど痛いのか、脇腹を押さえ苦しむアスカ
その顔は苦痛に歪んでいる
「な…ば…バカな…!」
「アンタにアレだけ殴らせてやったんだ…覚えてるぜ?全部で17発だ…それまでは死ぬんじゃないよ?」
良く…数えてたな…
「痛くなかったわけじゃねぇんだ…やられた分はキッチリ返すぜ?」
「ぬぐ…!ふざけんなぁ!!」
ーゴンッ!!ー
バスターナックルがヒトミさんの額にヒットする
「……フン、さっきの一撃でフルパワーも出せないか…」
「…!?…な…?」
ヒトミさんはまったく痛くない様子だ
「フンッ!!」
ーズガンッ!ー
「ゲァッ!!」
こ…今度は鼻に頭突き…
ーボタボタッ!!ー
アスカの鼻から大量の鼻血が落ちる
「ゲァガッ!!は…鼻が…!?」
ードカンッ!バキィッ!ズドッ!ー
そこからは…
ヒトミさんの一方的な攻撃だった
アスカも反撃するけど…
まったく歯が立たない様子だった




