第184話
ヒトミさんは懐かしそうにマイコちゃんとの思い出を話してくれた
「アイツは…私の妹みたいなもんだからさ…特別なんだ…ホントは…部下にそんな特別な感情を持ったらダメなんだけどな」
「…マイコちゃんも、尊敬してると思いますよ…だから一緒にいるんだと思います」
「…尊敬か…自分が尊敬されるなんてなぁ思ってなかったねぇ」
ージャリジャリー
タバコを靴で踏み消すヒトミさん
「ナナはどうなんだい?エリの事は尊敬してんのかい?」
「私ですか?…ん〜どうなんでしょうか…」
「まぁ…アイツはアンタの事を可愛がってると思うよ?」
…可愛がってるならデコピンはやめて欲しいわ…
ヒトミさんとの会話も終わりに差し掛かる頃…
ーピクリー
「…………………」
突然、ヒトミさんの顔色が変わる
「どうしました?」
「ナナ……面倒な事になったねぇ」
面倒…?
ーバチィン!!ー
目の前で、突然刀を振るヒトミさん
何かを弾いた様子だ!
「あらら〜弾かれちゃったわ〜」
ースタッ!スタッ!ー
突如私達の前に現れる2人の人物
「フン…そうでなくちゃあ面白くないからね…委員会のガーディアンの隊長様だろう?」
「と…特戦部隊!!」
私達の前に現れたのは、特戦部隊の…確か、ローラとアスカという女達!
ーヒュンヒュンヒュンヒュン!ー
ローラが武器であろう棒を振り回す
「…なんだい?今度はやけに人数が少ないねぇ…」
ヒトミさんが立ち上がる
「んー?ちょうど良いんじゃないかしら〜2対2だしぃ♪」
髪の毛で片目が隠れているローラ
隠れていないもう片方の目が怪しく光る
「ナナ…どうも…やるしかなさそうだ…アンタ、やれるかい?」
「…はい!」
私も、久しぶりに自らの武器の日本刀を手にする
「ローラ、アンタはあのおチビちゃんをやるよ…私はあのガーディアンをやる」
「おっけおっけ♪」
ーヒュン…ヒュン!ー
ローラがまた、棒を軽く振り回す
ーゴキ…ゴキ…!ー
アスカは首の骨を鳴らす…
「おいおい…まさかアンタ、素手で私とやりあおうなんて冗談かますんじゃないだろうね?」
ヒトミさんが不機嫌そうに尋ねる
「フン…アンタはガーディアンでも1、2を争う使い手なんだろう?ちゃあんと使わせてもらうさ」
ージャキ…!ー
アスカの手には…なんだアレは…?
拳から肘にかけて、ごっつい鎧みたいな…甲冑みたいな物が装着されてる
「コイツ…まぁアンタらは知らんだろうけどな」
「簡単にいやぁ、メリケンだろ?」
「メリケンてなあ酷い言い草だ…コイツの名前はバスターナックルだ」
「フン…良いからかかってきなよ?アンタに、格の違いってのを教えてやるさ」
ヒトミさんが、人差し指でクイクイと、来いという仕草をする
「格の違い?それを知るのはアンタだよ…!!」
ージャリ…ー
アスカが飛び掛かる態勢になる…!




