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閑話~某日試合観戦

この話しはフィクションです(^^)

ZAAL~閑話 某日試合観戦~



<ZAAL(ザール)メンバー>

1年

藤井大和(ふじいやまと)<ヤマト>GK/FPナショトレ

冷静沈着、絶対的なZAALの守護神。テクニックもあり、ZAALではアンカーやセンターバックもする。


山田太郎(やまだたろう)<タロー>GK

ヤマトの影に隠れているが、キーパーとしての素質は十分、激情家。


青木太陽(あおきたいよう)<タイヨウ>FP県トレ

攻撃的ミッドフィルダー、左右両足とも精度の高いキックが持ち味。


池田瑞穂(いけだみずほ)<ミズホ>FP市トレ

主人公。テクニックやアイデアはチーム随一で体の小ささを補っているが発展途上の守備的ミッドフィルダー。


井田弘樹(いだひろき)<ヒロキ>FP市トレ

センターバックでタイキのカバー役に徹しているが1対1には絶対的な自信を持っている。


伊藤次郎(いとうじろう)<ジロー>FPナショトレ

天然サッカー馬鹿。スピード、テクニックは同世代でも抜け出ているがサッカー以外のことをあまり考えていない。オフェンシブなポジションはどこでもこなす。


内村裕也(うちだゆうや)<ユウヤ>FP

堅実な守備をする。足が速くスタミナもあるためサイドバックでの出場が多い。


太田孝雄(おおたたかお)<タカオ>FP

攻守共にバランスがいいが若干器用貧乏な一面もあるミッドフィルダー。


川本大気(かわもとたいき)<タイキ>FP県トレ

ZAALのキャプテン。センターバックでチーム内のまとめ役。年齢に似合わない落ち着きを持つ。


五島良太郎(ごとうりょうたろう)<リョウ>FP市トレ

チーム一のスピードスター。テクニックは他のメンバーに劣るが思いっきりのいいプレイをするフォワード。


常田翼(つねだつばさ)<ツバサ>FP県トレ

オールラウンドプレイヤー。チームではウィングをすることが多いが、県トレではサイドバックをしている。


東條恒彦(とうじょうつねひこ)<ツネ>FP市トレ

爆発的なスピードを誇る。チームでテクニックが一番下手と思っており、常に走りこみスピードと持久力に磨きをかけている。


持田健二(もちだけんじ)<ケンジ>FP

あまり自己主張をしないが、戦況分析力が高く、状況に応じて途中出場が多く戦況を変える力をもつ。


森田正雄(もりたまさお)<マサオ>FP地域トレ

ZAAL影のキャプテン。ミズホと同じぐらいの身長だが、負けず嫌いでひとりで状況を打開するテクニックと戦術アイデアを常に持っている。


2年

佐藤秀太(さとうしゅうた)<シュウタ>FP/GK

ジュニア時代のタイキの先輩。強豪チームに入るも怪我が原因で1年を棒に振りZAALに参加。


山本明弘(やまもとあきひろ)<アッキー>FP

ジュニア時代にマサオとコンビを組み全国大会に出場。生粋の点取り屋だがシュウタと共に怪我のため今年からZAALに参加。



◆◆◆



先日、代表の試合をマサオと見に行った・・・。


ぼくたちサッカーをしている子どもはやはり代表が夢であり目標といいたい。

けれど、少しの期待と多くの残念な気持ちを感じながら試合を見ていた。


攻撃面では相手デフェンダー4人とミッドフィルダー5人があれだけ引いて守っているのにやっていることは同じ事の繰り返し・・・クロスを掘り込むだけならば中学生でも出来る。

単純にクロスでもロング、ショート、高い、低いを使い分ければいいのに同じような弾道ばかり。

考え方を少し変えてパスに特化したとしても縦横のシンプルなものもあるだろう。


加えて、サッカーにはボールを支配しているほうに有利に働くからポゼッションといわれる。

例えばキープしてためを作る。ドリブルで縦に走る。ゴールに切れ込む。やれることはあったと思う。


そこでぼくが一番気にいらなかったのは守りだ。

ぼくはアンカーをやることが多いからそこを見ていたけれど、アンカーはよかった。いや、すごかった。

運動量もゲームコントロールも、そして奪われた後の責任感も・・・不用意なパスで奪われたのは置いておいて・・・。

でも、4-3-3のインサイドハーフ機能していないじゃないか?サイドバックはあんなのでいいのか?

相手が攻めて来れないからいいようなもので、上がるのはいいけれどチームとして連動性がないよな・・・。


前半も終わりに近づいたときにマサオがぼそり・・・

「代表にもなるとみんな大きいね」

ポイントはそこか!

「でも、あのディフェンスは崩せるというか既に崩れているよね。

アンカーが他の選手・・・たまにダブルボランチ的に下がってくる選手だと真ん中も崩されるよ。

つか、相手攻める気がないから救われているよな~。

それよりサイドバックって何をするためのポジションかわかっているのかな・・・」


~~~


確かにぼくたちも4-3-3を基本にしているし、両サイドバック上がってセンターバックふたりとアンカーの3バックの指示がカツコから出ることもある。

けれども攻撃中、基本はボールのないほうのサイドバックが最終ラインに入り、アンカーが一列前でスペースを埋めながらゲームメイクをする。カツコの受け売りだけど・・・。ジュニアユースで勝ちきれない僕たちが言うことではないけれどね。


あと、カツコやカナコたちコーチ陣がよく言うのは、試合にいい試合とか悪い試合とかないということ。

なぜなら常に戦況が変わるから。

だけど、点を取って初めて勝利に近づく。

だから守備の意識を高く持てとZAALでいわれる。それもフルコートで・・・。


もうひとつ残念だったことはシュートだった。

何本打っても枠に行っていない。キーパーの正面なんて数に入れれない。

ただ打つだけなら公園で壁に向かって蹴っているのと同じだ。

サッカーのゴールって大きいんだよね。

キーパーひとりでは守りきれないからディフェンスとの連携が必要になる。

だから攻撃側はそれを崩すために様々なアイデアを考え、選択しそのディフェンスを崩すところに面白さと重要性があると思う。


~~~


で、試合はというと後半に入ってから初めの選手交代。

交代した選手は嫌いな選手ではない。

逆に憧れている選手だ。

でも、練習やトレーニングマッチでどれだけいいパフォーマンスをしても公式戦は違う。

プレッシャーが別物だ。

それ以前に、いいパフォーマンスなんてここ数年見たことないのに使われるのは何でだろう。

スポンサーや協会枠なんてあるとは思いたくないなぁ・・・。

昔から視野が広い選手とは思わなかったけれど、単純にゴールを目指していた昔のほうがよかった。


結局試合は代表戦という以前に本当に公式戦だったのかというほど試合終了間際には前線に選手がいて、最終ラインからボールを掘り込むというもの。

印象に残ったことは、おにぎりを持っていってよかったということ。

売店に買いに行こうと思ったらすごい人で・・・。


もう代表戦は見なくていいかなといいながら帰途に着いた僕たちだった。



◆◆◆マサオのサッカーノートに書かれていたこと◆◆◆


1列目は何も無いところから生み出すのが仕事だろう!

本来のポジションではない選手もいたけれど、その場所に拘(こだわ)るのではなくて自分で出来ることをしろ!!

監督に何言われたか知らないけれど、ドリブラーがドリブルしないでどうするんだよ。

最終ラインの裏に抜け出るのが得意なのに真ん中でゴチャゴチャしてどうするんだよ。

足遅いのにサイドに開きっぱなしってありえないよ。


~中略~


まあ、最後のほうは選手も変わり少し違いを出せたように見えるけれど、相手も疲れたのにも助けられた。

というより、全員真ん中に横一列になるってありえない。


~省略(罵詈雑言)~


ジュニアの試合でもなかなか見れない。

あそこまで焦るってどういう試合運びを考えていたのか監督も選手も教えて欲しい。


(もうサッカーノートではなくただの愚痴日記だ・・・)


2列目はぼくの主戦場だけどインサイドハーフって馬鹿では出来ない。

たまに例外はジローみたいな本物の馬鹿。

あれだけ運動量があれば文句を言う前に何とかしてしまえる可能性があるけれど、何であそこでパスするか理解できない。


~中略~


だたひとり、ゲームキャプテンのアンカーはすごかった。


~唯一の褒め言葉の後は・・・~


選手を変えて流れを変えればと思ったら後半から選手が変わって出てきたけれど意味わからない。

プロなんだからその状況で投入されて何を求められているのかプレイで見せろ!


~やけくそ発言なので省略~


結果は引き分けでよかったと思う。

普通は最終ライン、特に両サイドバックも上がったままで最終ラインのセンターバックとアンカーの前にあれだけスペース作ったら普通は負ける。

それにボールを持っているときに前空いているのに運ばずに蹴る意味がない。


今のトレンドはキーパーもフィールドプレイヤーだ。

唯一常に全体を見れる位置にいる選手が意味のある声を出していたのか、チームに伝わっていたのか疑問・・・。

サッカーは360度の視野を求められるのに、キーパーは首を振る必要もないポジションなのに残念を通り越した。

センターバックとアンカー3人がライン上げようとしたとき、キーパーが連動しなければ普通は失点する。


~最後は力尽きてトーンダウンで省略~


◆◆◆


あくまでサッカー少年が思ったことですよ。

でも、普段のぼくたちのサッカーノートは、練習の項目と、出来たこと、出来なかったこと、次チャレンジすること、そのために何をしなければならないかを箇条書きにしている。

後は、ピッチ上の全員のポジショニングと自分ならばこのように動くという図だ。

これは自分の成長のために今何が足りていないかを自覚しチャレンジするため。

それと、ゲーム中の個々の選手間の考え方の違いを明確にすることと、より良い選択を出来るように普段から話し合う材料のためだ。


今回のぼくのサッカーノートは、試合中のポイントとなるプレイのボールの動きと自分ならどうするかと考えたときの違いを自分の実力を棚に上げて書いていた・・・。


マサオを少し庇うと、ノートにはポジション取りや動きが細かく書き込まれていたのと、自分ならばこう動かすというマーカーが沢山入っていた。


ZAAL(ぼくたち)もマサオのサッカーノートに無茶苦茶書かれているのかと思うと凹むけれど必要なことだよねと思いたい今日この頃・・・。

サッカーノートって大切だよね。

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