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突入の前に

かなり久しぶりに投稿です。

さて作戦の概要がわかった今、突入する部隊の援護に入ることにする。やることは部隊長の暗殺である。仮面や斬馬刀、俺が敵と推測されるような服装や装備のうち、短剣一本を除いて文の陣にすべて置いてきた。そして黄巾賊の見張りから服装と剣を強奪して黄巾賊に成りすます。もちろん見張りの奴には永遠の眠りについてもらった。

連中は規律がない上に様々な場所から集まった奴等であるため、この程度でも気づかれない。




「クソッ、どうしてこうなった。」

数人を片付け新たな獲物を捜索中に何かを蹴飛ばしたような音とともにこんな声が聞こえてきた。

どうやら酒の匂いがするところを見ると酔った勢いで近くの物に当たっているみたいだ。

「ようやくあいつらを追い出して好き勝手にできると思ったのに、食糧が足りないだ、水が欲しいだの、馬鹿どもの相手している間に呂布だと、勝てる訳あるか、ボケッ、逃げるしかねぇじゃねぇか、クソッ、クソッ、クソッ」

どうやら文の仕事は、かなり良かったみたいだ。そして俺の運も良さそうだ。こんなことを言える人間が、偉くないわけがない。

周辺には誰もいないことを確認しつつ、男の背後に回り込んで、近くに転がっている酒瓶を一つ持って男の頭に叩きつける。

酒瓶が割れるのと同時に崩れ落ちる男、さっきまで荒れていたからなのか、誰かが近づいてくる気配はない。…なら、ついでにサービスをしておこう。

まだまだある酒瓶の一つを地面に置いて、男の頭を持って後頭部を瓶が砕けないぐらいの力で叩きつける。そして、周辺には中身の有り無し関わらず酒瓶をばらまく。これで完了だ。


さて、この現場を見た人間はどう思うだろうか。

周辺は、酒の匂いが充満し酒瓶が散乱している。その場所で後頭部を転がっている酒瓶にぶつけている人間を見て、殺害されたとは考えにくいだろう。

勝手に酔って、ひっくり返って後頭部を打ったアホな人間としか思えないだろう。

その人が偉い人だったら、さて下の人間達は果たしてやる気は出てくるのか、甚だ疑問だ。

さて、突入までもうすぐだ。それまでにどれだけ行えるかは、わかないが俺ができる最善を行うまでだ。それが、文のためになるならば。

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