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映画もそろそろ終盤。
あたしは昔から酎ハイしか飲めなかったので
きれた酎ハイを買いにコンビニへ向かう事にした。
「ゆう君、りん一人やったら危ないし
コンビニついていってあげたら?」
かなは、こうすけ君狙いか。
分かりやすい。
「そやで、ゆう。
ついていってあげ。」
本当、そろいもそろって分かりやすい。
「ごめん、ゆう君。
ついて来てくれる?」
「いいよ、行こうか。」
マンションを出て二人。
さて、何を話そう…。
…会ってからずっと思っていたが
ゆう君は何だかこうすけ君に遊びに誘われて免許のないこうすけ君に代わり
足みたいな役割っぽく、なんだかあまり乗り気じゃない気がする。
乗り気じゃない奴と話す事なんて全然思い付かないあたしは
ゆう君の後ろを歩き背中を見つめる事しかできなかった。
「なあ、なんかごめんな?」
いきなり振り向かれて少しあたしはびっくりしたのか
「何でもないよ!」
なんて意味の分からない返事をした。
「俺、あんまり話すの苦手やから…。
楽しくないやろ?」
「そんな事ないよ!
正直あたし、18のくせに冷めてるってゆーか…
…なんかあんまりきゃぴきゃぴ?してないでしょ?」
あたしは、少し笑い気味に答えた。
少し続く沈黙。
それは、あたしを不安にさせた。
なんか変な事言ったかな?
「あいつら…。」
「ん?」
「しばらく戻らん方がいいよな?」
ゆう君は少しうつむき気味に聞いてきた。
なんだか恥ずかしそうにも見えた…。
「あー…、そおやね。
多分やってるな。」
「俺、車出すから少しドライブしよっか。」
「うん。」




