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ラフネの造花  作者: 面映唯
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 隣には母さんがいた。正面には白髪のおじさんがいた。白衣を着て白髪で、だから「おじさん白が似合うね」と言ってあげた。するとおじさんは「そうかな、照れるねえ」と毛のない頭を掻いていた。


 そのあと母さんとおじさんは何か話しているようだった。その言葉の意味は難しいことばかりでよくわからなかった。「母さん、何話してるの?」そう疑問を口にすると、母さんだけではなくおじさんもこちらを向いた。その振り向いた直後の表情は、とても深刻そうだった。でもすぐに二人とも微笑んだ。


「大丈夫よ。秋良の将来についてのことよ」


 その日から、深刻そうなとき、笑おうと思った。



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