神聖ハイボール皇国からの訪問者
見難い火傷の子77
神聖ハイボール皇国からの訪問者
ドワーフ王国
ドワーフと並び立つ種族エルフ
その上位種ハイエルフ。
彼らは独自の宗教ハイボール教を信じていた。
決してカクテルの事ではない。
人間がまだサルの姿をしていた2万年前。
その頃からの歴史を持ち、古より由緒正しき宗教である。
神の子ネクラは有る夜、神よって覚醒。
神の敬愛を受けしハイエルフこそ神の子であり、
他の種族はハイエルフの為に存在できる従属種である。
と。
ご神体は神を模した像。
ハイエルフが治める神聖ハイボール皇国。
その教皇がこの度、ドワーフ王国に訪問されるという。
ドワーフ王国は大騒ぎとなった。
従属種であるエルフとダークエルフ属を従えてくると言うのだ。
粗相が遭ってはならじと冒険者王国兵総出で魔物の掃討である。
ゴブリン村もオーク村もオーガ村も掃討され災難で有る。
一方爆炎は焼き肉のタレを仕入れるとて竜人公国に訪れていた。
教皇は王宮で歓待を受けた後、なぜかギルドにも立ち寄ると知らせが届いた。
冒険者は一斉に退散、職員は青ざめるばかり、ギルド長は魂が抜けていた。
ピリピリと神経が逆立つ中
ギルド職員一同教皇オクラ猊下をお迎え
皆跪いている中で、
ギルド長は五体投地していた。
教皇オクラは申された
流離い魔蟻かき揚げが食べたいと。
ま、珍味だからな。カラスミを彷彿とさせるのか…
急遽献上した。教皇オクラ猊下15歳は大変満足して帰られた。
ギルド長一安心で有る。このときどっと崩れ落ちた。
「ただいまー
なにしてるのギルド長?」
爆炎パーティだった。
このやろうと思うギルド長だった。




