ゴーレムヨンド
次の街はゴーレムヨンド。
ゴーレムが守護する街とか。
そこにダンジョンは無い。
ゴーレムヨンド行きの護衛依頼はないか依頼ボードを探していた。
すると三件見つかった。
一つは貴族の依頼、一つは商人の依頼、一つは引っ越しの護衛依頼。
と言う訳で引っ越し護衛にした。
なんでそれを選んだか…って直感かな?
特に理由は無い。1人でゴーレムヨンドに引っ越すらしい。
ゴーレム技師のゴレムさんだ。ゴーレムヨンドでゴーレムの腕を振るいたいとか。
夢があるのは好きかな。ともかく共感した。
門前集合。ゴレムさんは既に来ていた。
挨拶を交わしていよいよ出発。地図はギルドで受け取っているので間違いない。
食料も十分。ではよろしくお願いします。
挨拶を交わして一行はゴーレムヨンドに向けて出発した。
「金を置いてゆけ」
門を出て100mって早すぎないか?
門の衛兵がこっち見て笑ってるぞ。衛兵もうちは凄腕って知ってるから笑っているんだろうなぁ。
「もう、しょうがないなぁ」
と盗賊を縛り上げて街道に転がした。
「衛兵さーん。盗賊ここに置いときますねー。」
大きな○を作って返事をしている。
これで大丈夫、さぁ行きましょうか。
ゴーレム技師のゴレムさんは目を白黒。
出しなのちょっとしたハプニングでした。
「お前達は完全に包囲されている。勝ち目はないぞ。ぐはははは。」
「びったんびったん」跳ねる拘束された盗賊「もごもごもご」猿ぐつわで口もきけない。
「おんなを差し出せ、そして男は死ね。」
「びったんびったん」跳ねる拘束された盗賊「もごもごもご」猿ぐつわで口もきけない。
もうこう入れ替わり立ち替わりとは…
こりゃ格子付き台車がいるな。
作るか…
とても大きめの格子台車出来た。
そこへ盗賊全員詰め込んだ。
またまた盗賊御一行様ごあんなーい。
だんだんぎゅうぎゅう詰めになる盗賊。
で、もう一台格子台車が出来た。
盗賊しか出ない街道には護衛必須だよね。
結果的に
格子台車5台を連ねた一行はゴーレムヨンドにはいった。
ギルドゴーレムヨンド支部に着くとゴーレム技師のゴレムさんに完了のサインを貰い別れた。
あと格子台車の盗賊達はそのまま騎士団詰め所行き。お別れ。
いろんな物を漏らしており臭かった。
騎士団からは数が数なだけに色々聞かれた。ほぼ全員鉱山奴隷落ちらしい。
報奨金も貰った。そこでやっとギルドに戻って来て護衛依頼完了報告をした。
ギルドで
盗賊を積んだ格子台車のことは噂になっていた。
5歳児に捕まえられる数じゃねぇとか。
ゴーレムヨンドの冒険者は鼻息が荒いらしい。
仕方が無いので練習場で相手することに無った。
それはそれは沢山の冒険者が飛ばされまくる様子が見れた。
いかつい冒険者かたなしである。
しばらくここいらで冒険者活動する事を伝えた。




