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見難い火傷の子  作者: 清風
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ワイバーン

挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)挿絵(By みてみん)

見難い火傷の子46


ワイバーン


ゴーレムヨンドの西には霊峰が聳え、その麓には竜が住むと言う。

何年かおきにその竜の里から竜が街に降りてくると。

その竜とは翼竜。この世界ではワイバーンと呼ばれている。

味は鶏肉に似ていると言う話だがさらに美味しくした感じだそうだ。

その肉を食べると上手いと言われるコカトリスより更に美味しいと。

これは何としてでも食べなければならない。

この街のゴーレム兵はワイバーン対策でもあるそうだが、

ゴーレムが戦うと食材が傷むのでゴーレム兵が戦い出す前に何としてでも片付けたい。

美味しいは正義。


ワイバーンが里に降りてくる時期はワイバーンの繁殖期でもある。

人里に下りてきて人をたらふく食べて雛を育てる。

一方、食材に食べられては人間も堪った物では無い。

所謂、喰うか喰われるかの戦いだ。

自然の摂理。食への拘り。

ここに戦争反対平和が一番等という発想は欠片も発生しない。

言えばおかしな人扱いされるだろう。

そう、美味しいは正義なのです。


そして轟くワイバーン来襲警報。

爆煙一斉出動、一斉駆除討伐。そして戦いは終った。

それは一瞬の出来事だった。

ゴーレムの存在意義すら脅かす出来事だった。

やがて勝利の焼き肉パーティが始まるのであった。

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