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見難い火傷の子  作者: 清風
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自分に乗り移った自分

挿絵(By みてみん)

5歳児なはずだが…それより頭が痛い。

変な記憶が入ってくる感覚がある。

ありとあらゆる記憶が駆け巡る。

ちょっと走馬灯は辞めて、なんか不吉だから。

老人?未来のお前?なにそれ、凄い。

年金暮らし?未来になにが起きるか判っているって事?

世界が違うから出来事に関しては意味が無いって?

なにそれ。駄目じゃん。役立たずじゃん。

一生分の知識があるから役立てろって…

無責任じゃん。何やってんだよ未来の自分。

こうして匠一に突然未来の記憶が宿ったのだった。

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