第7話 わたしのおとうとたち(レグルス視点)
今回はルディとアルの兄、レグルス君視点です。ほぼ全部、ひらがななので読みにくいです。
「ルディ、アル。今日はあなた達のお兄さんも連れて来たのよ。・・・・・・ほら、レグルス。あなたの弟たちよ。」
そういって、かあさまがわたしをおしたところのまえには、2りのあかちゃんがいる。わたしは、このこたちがきにいらなかった。
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「レグルス、あなたに弟か妹ができるのよ。」
そういって、うれしそうにわらうのはわたしのだいすきなかあさま。せんせいにじぶんのことは、『わたし』といいなさいといわれたから、じぶんのことをわたしといっている。きょうはとうさまとかあさまといっしょにおちゃをのむひ。これはきぞくとしてひつようなことなんだといわれてから、3かに1かいはしている。ぼくはこのじかんがだいすきだ。
「ほ、本当か。」
とうさまはすっごくうれしそうにかあさまにきいている。
「ええ、本当よ。昨日、お医者様に見てもらったの。」
「だ、大丈夫なのか。気分悪くないか?」
「もう。大丈夫よ、悪阻もひどくないの。」
「そうか。それならいいが・・・・・・。」
とうさまとかあさまはわたしをほうったからしにしてはなしはじめた。なんだかきゅうにさみしくなって、わたしはへやにかえらせてもらった。
それからというものの、とうさまはかあさまにつきっきり、かあさまはかあさまでうまれてくるこのためにいろんなものをつくりはじめてる。おちゃをのむひもだんだんとおざかっていていまでは6かに1かいになってしまった。しつじやめいども、どこかうれしそうにかんじる。わたしはひとり、とりのこされているようにかんじた。
そうしてすごしていくうちにあかちゃんがうまれた。わたしにはおとうとが2りできたそうだ。かあさまがわたしをまえにおして、おとうとたちをみせる。おとうとたちは、とうさまにもかあさまにもわたしにもにていなかった。ひとりはくろかみとむらさきいろのめで、なまえはルディウス。もうひとりははくぎんのかみとあかいめの、アルディス。どちらもうまれたばかりなのにはだがしろくてとてもきれいだ。めがぱっちりとひらいていて、こちらをみているようにかんじた。
「レグルス、君が彼らを守ってあげるんだよ。」
「・・・・・・まもる?」
とうさまがそういって、わたしのあたまをなでる。
「そうよ。この子達はまだ何もできないの。だから、私たちが守ってあげないといけないの。それに、愛してあげるの。赤ちゃんはね、たくさんの愛をもらって育つのよ。」
かあさまがそういって、わたしにわらいかける。わたしはおとうとたちをみる。うまれたばかりのおとうとたちはちいさくて、すぐにこわれてしまいそう。そのときだった。おとうとたちがにっこりとわらったのだ。そのえがおはとてもあいらしくて、きれいで・・・・・・とうとい。
「っ!」
「まあ、何かいいことでもあったのかしら。」
わたしはこのおとうとたちをせいいっぱいまもっていこうとおもった。
「・・・・・・とうさま、かあさま。わたしは、ルディとアルをがんばってまもります!」
「そうか。良かった。レグルス、この子達と仲良くしてくれ。」
「はい!」
わたしはこのひから、ルディとアルのおにいさんになったのだ。
レグルス君は頭がいいですが、まだ4歳なので舌足らずです。