表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11月の雪  作者: 月兎
1/3

雪の日と雨の日



突然雪が降ってきた


まだ11月なのに


このタイミングで降ってくるなんて


まるで俺の心を見透かされているみたいだ


彼女に振られて


大切な家族だった犬にも先立たれ


俺は今、雪の中傘もささずに


独り公園のベンチで座っていた


俺の体に雪が落ちてくるのと同時に体温で溶けていく


それだけで俺は生きているのだと実感ができた


だけど突然俺の上にだけ


雪が降らなくなって前を見てみると


俺に傘を差し出して立っている少女がいた


その少女は微笑みながら傘を差し出してくれていて


だけど俺はその少女に心当たりがなかった


その子が誰だか分からないような顔をしながら


お礼を言って傘を受け取ったせいか


その少女は少し寂しそうにそして悲しそうに微笑みながら


俺に傘を渡して去って行ってしまった


不思議な子がいるものだと思いながら


ふと傘の柄を見てみると


この傘は俺が去年の冬になくした傘だった


いや、正確には誰かにあげた傘だ


たまたまその日は機嫌が良くて


でも雨が降っていて


そんな中傘もささずに公園のベンチで


膝を抱えながらうずくまってる子がいて


俺は機嫌が良かったから


誰かの為になるのもたまにはいいかな


なんて軽い気持ちで


その子に傘を差し出して立ち去った記憶がある


もしさっきの子がその子だったらまた会いたいな


今ならあの時のその子の気持ちを


理解してあげられるかもしれない


11月なのに外は冷たくて


俺の体も冷たくなってきて


でも心だけは温かさを取り戻して


11月の雪もそう悪いものではないな


なんて思えた







最初は別の話を考えていたのですが、11月に雪が降ったインパクトが強すぎて、急遽変更して雪をテーマにした話を作りました!

2話完結にしようと思っていたのですが、時間があれば3話完結にしようと思っています。

この作品は11月中に完成させるつもりなので、曜日や時間は関係なく投稿していきます!

よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ