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『The Giving Tree おおきな木』  作者: 設樂理沙


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23/23

The Giving Tree おおきな木 12-3 (最終話)

12-3.



 まぐろっていう単語も忘れないよう吹き込んでいた。


 一度聞いただけで、元の記憶を忘れない為の手立てを何も

うっていなければ、きっと私は全て忘れていたことだろう。


 幼心にこの男は絶対許さないと誓ったのだ。

 生きて大人になれたなら、そう思って生きてきた。



 森下くんはモテるから結婚しないと言って未だ独身を貫いている。


 この15年間の女性関係のことは知らないし、知る必要もない。

 あの人は独身なのだから。


 だけど母や私たちの前で他の女の影を見せたことは一度もない。

 そういうところが森下くんの美点だと思う。


 結婚してもしなくても私の心の父だし、母ともこの先ずっと

仲良しなら、それでいいと思ってる。


 私は5月5日5才だったあの日を思い出す度に涙するのだ。


 森下くんの腕の中で泣いている母の姿を見て、それまで遊んでいた

私と秀人は急いでふたりに駆け寄った。


 頼れる大きな木に掴まっていつまでも私達は泣いた。


 もし、巨木がいつの日か倒れそうになるような時が来たら

全力でわたしたちは支えるだろう!!!




☆-★-☆ おしまい  ☆-★-☆


この度は(も)最後までお付き合いいただき

ありがとうございした。


 ☆.。.:*  .。.:*☆   。.:*  .。.:*☆☆.。.:



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