髪を切る話
そろそろ髪を切ろうかな?
「どう思う田中さん?」
「うーん、そんなに長いの?そのままでも良さそうだよ?」
「あらら」
「あ、それならお坊さんみたいにツルッツルにすれば」
「面白くないから!」
「ぶー、それならリーゼント!」
「次が木村さんだからって!」
やれやれ、とても不安だけど木村さんに聞こう。
「どう思う木村さん?」
「あ?んなもんリーゼン」
「ごめん他を当たる」
「あぁ!?ちょっと待てや!」
「だ、だってリーゼントって!」
「あれ最高に格好いいだろ!?田中も喜ぶぞ!」
「笑いのネタとして喜ばれだけだよ!」
あの二人は当てにならない、佐藤に聞いてみるか。
「どう思う佐藤?」
「ん(リーゼ)」
「お前もか佐藤!?」
「ん(さっき田中さんからLINEが来たの)」
「おのれー!」
ここは男同士、田中さんの弟君に聞いてみよう。
「といわけで、君だけが頼りだ弟君!」
「へぇあ!?わ、わかりました!(お兄さんが僕を頼るなんて!これはワンチャンある!)」
「どうかな?切った方がいい?」
「お兄さんなら、たまにはちょいワル、いえ不良の鏡のような髪型」
「え?」
「それはリーゼント!(姉からLINE送られてきました)」
「君まで!?リーゼントそんなに良いの!?」
結局、良いアドバイスは貰えないまま帰宅。
「はー、どうしようかなー」
「お兄ちゃんどうしたの?」
「おぉ妹よ、実はかくかくしかじか」
「あらら」
「僕にはどんな髪型が良い?」
「お兄ちゃんはいつも短くしてるじゃん、私はそれで良いよ」
「うーん、下手に冒険するよりそっちが良いか」
「もしくはリーゼント」
「もーつっこまない」
最後まで読んでいただきありがとうございます!実は前回で70話という記念的な話数だったのですが、不覚にも忘れてまして(汗、今読んでいただいた皆さんに感謝の言葉を伝えたいと思います!
ありがとうございます!クラスメイトの田中さんは皆さんのお陰で何とか続いてます!、これからも応援していただけると作者冥利につきます!
それではまた次回でお会いできるよう頑張ります!それでは!




