ストロングビッグアイスクリーム
ストロングビッグアイスクリームなる、とんでもなく巨大で、とんでもなく贅沢なトッピングを誇る、アイスクリームがある。
田中さんは挑戦するらしい。
「制限時間は2時間、今まで誰も攻略した人はいないんだよ?」
「ふっふっふ、大丈夫。ちゃーんと練習したし!」
「あらら」
「この一週間。朝昼夜、全部アイスクリームで過ごしてきたから」
「あー、あれってそういうことだったのか」
しかし、嫌だからこそ無茶だ。
「お腹冷えて、調子悪かったよね?」
「うぐっ、そ、そうだけど」
「木村さんも佐藤も、僕も心配したよ?」
「う、うぅぅ」
「この上、超大型アイス食べるなんて。僕は反対だね」
「そ、それでもやるもん!約束したもん!」
約束?どういうことさ。
「誰と約束したのさ?」
「・・・・その店の店長さん」
「あらら」
「食べ終わったら何でもたくさん頼んで良いって言うから、あそこのお店のアイス、とっても美味しいの!」
「その店長、制裁だな」
とまぁ、田中さんの決意は固いらしい。
「どうしてもやるの?」
「うん!」
「あらら」
「で、でも私一人じゃ不安だからついてきてくれる?」
「もちろん。飛んでいくよ」
言わないと怖いから、木村さんにことの次第を話した。
「大丈夫かな?」
「大丈夫だろ、田中だぞ?」
「あらら」
「あいつは中学の時に食べ放題の店を何軒も食べ尽くした女だ。アイス程度平気だろ」
「ハングリー過ぎる」
「当然、あたしも行くぞ」
「だよね」
「田中の骨を拾えるのはあたししかいないからな」
「なんと戦うんだよ田中さんは」
言わないと怖いから、佐藤にもことの次第を話した。
「大丈夫かな?」
「ん(不安って本人が言うくらいだから不安ね)」
「あらら」
「ん(でも、何だかんだ完食しそうね)」
「せやな」
「ん(私も見に行くから)」
「だよね」
「ん(セコンドは私が一番適任よ)」
「だから何と戦うんだよ田中さんは!」
最後まで読んでいただきありがとうございます!今回は続き物です。とは言ってもそんなに続き、と意識しないようにするつもりです。
それでは今回はここまで。また次もお会いできるよう頑張ります!




