調理実習で浮かれてたけど 1
田中さんとお昼を食べていたら。
「そういえば、明後日の家庭科は調理実習だね」
「オムライス作るんだよね! 楽しみ~!」
「あらら」
「でも先生が言ってたけど、材料は教えてくれなかったわ」
「・・・・え?」
なんか妙な話になってきた。
「材料不明なの?」
「うん。オムライスだから卵とご飯は使うかもだけど」
「うーん」
「あ、きーちゃんクラスじゃあハンバーグにカエルの肉を使ったって聞いたよ?」
「・・・・え!?」
田中さんがまた問題発言を。
「そ、それって本当なの?」
「うん。複雑な顔してるきーちゃん珍しかったならよく覚えてるよ」
「さ、さいですか」
「食用のカエルを使ったんだって。凄いよね、そういうカエルいるんだもの」
「か、かろうじて良心的だね」
木村さんに同情しつつも、僕は戦慄する。
(家庭科の先生ってそんなにゲテモノ好きな人だったか?)
「あの家庭科の先生って、海外を旅行したりして、色んな料理知ってるからそうなるのかもね」
「そ、そうなのなー」
「大丈夫だって! ナメクジでも食べる国があるんだもん! 絶対食べられるって!」
(君は食べたくなるぐらい前向きだなぁ)
おひさしぶりです。今回は独立した話ではなく、次話に続く形をとっています。わかりやすいように、タイトルの隣に数字で順番を示してるので参考にしてください。
家庭科は調理実習が一番の思いででしたね。色々作って、美味しかったり失敗したりしました。でも、どう作ったかはまるで覚えてないんですよね(笑)。覚えてたら、少しは便利だったんですが。まあいいとしましょ。
お話も少しずつ広がりを見せて、どんどん面白くなっていければと思います。それでは。




